為替予約の銀行のメリット

為替予約についてご質問です。

輸入業者と為替予約を締結した時、銀行はどのように収益を上げているのでしょうか。

例えば、１０年の為替予約を結び、先物レートが７５円で、１０年間のレートが１００円で変わらないとします。
その場合、銀行は、１ドルにつき、－２５円損してしまうと思います。

なぜ、収益をあげることができるのでしょうか？

No.1 回答者： TooManyBugs 回答日時： 2014/08/04 00:59

無闇に銀行が引き受けるわけではありません。

どこかに１０年後にドル買いの予約をした人がいるのですから確実に売買手数料が入ります。

No.2 回答者： kyohayakin 回答日時： 2014/08/19 19:52

売買差益が基本と思われます。

仮に質問者さんが輸入業者として、10年後のドルを希望している場合、銀行は銀行間市場で10年後のドルを買い（フォワードの買い）、輸入業者である質問者さんに売ります（フォワードの売り）。この差額が銀行の収益になります。

銀行が輸入予約に対して確実に収益を上げる方法として、直物（スポット）と為替スワップを組み合わせることもあります。

銀行間市場で直物を買う（この場合、ドル買い/円売り）と同時に、直物のドル売り/10年後のドル買いという為替スワップを組むのです。つまり、銀行にしてみれば、上記のフォワードの買いと同じ効果です。

なお、この為替スワップこそが、FXにおけるスワップポイントの正体です。