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簿記3級の勉強を始めたばかりです。

貸借対照表で、資産=負債+純資産となることを学びました。
資産とは、売ればお金になるもので、商品や会社の土地建物。「お金の使い道」という解釈です。
負債とは、借金やいずれ支払いが必要なもの。
純資産とは、3級では資本のことで、会社を始めるに当たり出したお金と、その後の利益。
負債+純資産とは、「お金の出どころ」という解釈です。

会社を始めた当初の時点を考えた時、
資産には【商品】ともともと持っていた【土地建物】が含まれるとします。
純資産にも、もともと持っていた【お金】が含まれます。
負債は【借入金】とします。

この時点で、
もともと持っていた【土地建物】と【お金】が、
資産=負債+純資産の両辺に現れます。
【商品】+【土地建物】=【借入金】+【お金】となります。
このとき、
【土地建物】と【お金】それぞれの大きさに関係はないのに、
等号が成り立つのはなぜですか?

資産は「お金の使い道」ですが、この場合の【土地建物】はもともと所有していたものなのでこの解釈に当てはまらないなと考え、どう理解しようかと思案しています。

書類作成のために等号を成り立たせるというような実務上の理由ではなく、
原理的な理由・考え方を教えてください。

A 回答 (3件)

詳しくお話しすると簿記や会計学の講義になってしまうので、必要な部分をごく簡単にお話しますね。




すでに「お金の使い道」「お金の出どころ」という言葉をお使いになっていますが、まさにその通りで、貸方の資本+負債の使い道、内訳が借方の資産なのです。質問者さんは元々持っていたお金、会社設立時に出したお金をひと言に「お金」とおっしゃっていますが、簿記においてはその「お金」を資本(金額、概念)と、現預金(資産)に区別しなくてはならないので、今後はそういう風に捉えるようにしてみてください。純資産(資本)の部分は現預金ではなく、お金に換算した元手の金額だと思えばつじつまが合ってくると思います。

>【土地建物】と【お金】それぞれの大きさに関係はないのに、等号が成り立つのはなぜですか?
金額が異なる、土地建物を借方(左)に、元々持っていた現金を貸方に計上しても=が成り立つのはおかしいと。
いえいえ、「現金」は資産なので借方ですね。そうすると、土地建物も現金も借方に来ます。そのトータルの金額が、元手、元入金、資本であり、それが「土地建物」「現金」という資産の形で手元にある、と解釈してください。

>【土地建物】はもともと所有していたものなのでこの解釈に当てはまらない
では逆に、現預金しか持っていなくて、現預金だけを元入れして、その現預金で土地建物を買ったならご理解いただけますでしょうか?どうしても資本金というと現預金をイメージするかもしれませんが、元々持っていたものを事業に組み入れる行為も元入れ(資本計上)で、土地建物を借方に資産として計上するとともに、資本として貸方にもその金額を計上するのでその土地建物に関してだけ見ればイコールが成り立ちますし、「使い道」というと理解しにくいですが、元手とした金額がどういう形で手元にあるか、その内訳と解釈すると合点がゆくと思います。借方、貸方の両方にゲタを履かすイメージです。

手書きの図を添付してみます。なんとなくお分かりいただけるでしょうか?
「貸借対照表で資産=負債+純資産となる理由」の回答画像3

この回答への補足

takashi hさん。詳しい回答をありがとうございます。

>元々持っていたものを事業に組み入れる行為も元入れ(資本計上)で、土地建物を借方に資産として計上するとともに、資本として貸方にもその金額を計上するのでその土地建物に関してだけ見ればイコールが成り立ちます

>借方、貸方の両方にゲタを履かすイメージです。


もともと持っていた【土地建物】も、現金換算して資本に計上するから両辺に現れるということですね。
用語をつかいズバリ答えて下さりありがとうございました。図もわかりやすかったです。

補足日時:2014/08/07 14:17
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まずは、単純なモデルで考えたほうがいいと思います。



株式会社設立で、株発行と引き替えに出資してもらった「資本金」(株主からの出資金であり、借金ではない)が、「純資産」です。

それでは足りない分を、株とは関係ない借金でまかなったのが「負債」。

それらの「純資産」と「負債」で、会社の事務所や工場などを準備して残っているのが「資産」です。

ご質問の「商品」が会社設立時からあるものならば、純資産の中に入るとともに、資産としても残るので、両辺にあって当然なのです。現金についても、純資産として入っているものが、現在も「現金預金」などの資産として両辺にあることもおかしくないのです。

この回答への補足

trytobeさん。回答ありがとうございます。

>ご質問の「商品」が会社設立時からあるものならば、純資産の中に入るとともに、資産としても残るので、両辺にあって当然なのです。

ご指摘から敷衍すると、
質問で想定していた【土地建物】が設立当初からある場合、
それは資産であるとともに純資産であり、両辺に現れるということですね。

わかりました。
ありがとうございました。

補足日時:2014/08/07 13:57
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>【商品】+【土地建物】=【借入金】+【お金】となります。



全て現金換算で計算します。

1)会社設立で現金10000円を出資した。
現金10000円/資本金10000円
2)商品を5000円買った。
商品5000円/現金5000円
3)倉庫を用意した。
建物2000円/現金2000円
4)銀行から5000円借りた。
現金5000円/借入金5000円

以上を左右合計/差し引きすると
現金8000円/資本金10000円
商品5000円/借入金5000円
建物2000円/

となります。
左右とも15000円で釣り合っていますね。

この回答への補足

maiko0318さん。
素早く回答して下さりありがとうございます。

1)当初の右辺資本金10000円は、まずそのまま左辺資産となるということですね。

2)資本金から5000円支払い商品を購入。
左辺資産が商品5000円と現金5000円になる。
右辺変わらず。

3)資本金から2000円支払い倉庫を購入。
左辺資産が商品5000円と建物2000円と現金3000円となる。
右辺変わらず。

4)銀行から5000円借りる。
左辺資産が商品5000円と建物2000円と現金8000円となる。
右辺は資本金10000円と借入金5000円となる。
それぞれ合計すると等号が成り立つ。

整理してわかりました。
◎「資本金」は当初そのまま「資産」となる。
◎「借入金」も同額を「資産」に計上する。
ありがとうございました。

ただ、今回の質問の趣旨としては、
「倉庫」をもともと持っていた場合を想定しています。
上記の学びから考えると、その場合、
「倉庫」は純資産ではないですが、
現金換算して左辺資産に計上し、右辺にも計上するのでしょうか?
その場合右辺はどんな費目?になるのでしょう?

補足日時:2014/08/07 13:50
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