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日銀総裁の黒田氏はリフレ派と以前解説されていました。
しかし黒田氏は消費税増税を強く推進しています。
黒田氏のようなリフレ派と呼ばれながらこの時期に消費税増税を強く推進している論者ってどういう理屈で消費税増税を推進し、どういう論理でデフレが脱却可能と考えているのですか?

A 回答 (8件)

いわゆるリフレ派と呼ばれる人には大きく分けて2種類います。


一つは金融財政パッケージ政策論者、もう一つは金融政策万能論者です。

金融財政パッケージ政策論者は、強力に金融緩和を行い同時に財政でそれをサポートして経済を正常化せよという論者です。金融緩和をただ続けても銀行に資金がダブつくだけで、銀行から外へ資金が流れないことが現在のデフレ不況の最大の問題であるとときます。この問題の克服が最優先でそのために積極財政政策で公共事業を始めあらゆる手段で景気換気を行うべきと考えます。
また野放図な規制緩和は不要なバブルを作るだけでこれらの政策の多くは更に不平等を高めるだけとし、これまで進められた規制緩和を見直し経済の構造改革が必要、といった傾向の問題指摘をしています。

主な論者は、ジョセフ・スティグリッツ、ポール・クルーグマン、リチャード・クー、三橋貴明 等々


もう一方の金融政策万能論者は、強力な金融緩和と規制緩和により経済は回復するという論者です。金融政策を続けてさえいれば自ずと市場は回復し、景気回復と共にデフレ問題も解消すると主張します。そのため政府はその役割を最小化してさえいればよく、小さな政府を推進し、民営化と規制緩和を進めてさえいれば、自然と市場原理によって経済は正常化すると唱えます。
以前は小さな政府推進の観点から緊縮財政を強く推進していましたが、昨今は財政再建には声を上げず、積極財政政策は一過性のものでしかなくカンフル剤であるとの論で積極財政政策批判に留まっています。

主な論者は、アラン・グリーンスパン、カーメン・ラインハート、竹中平蔵、浜田宏一 等々


黒田氏は後者に近いのでは。というより財務省を始め日本のエコノミストとかはほとんど後者で、そうでないと過去の言動との整合性も取れなくメンツも保てないでしょう。
安部総理は何も分かっていない裸の大将といったところ。アベノミクスという名前が先行してしまいましたが、中身はこれまでの政権同様で何も変わっていなく、今では野田内閣と全く同じ内容の政策を世に訴えています。
まぁ要するに官僚の言うとおりやっているということで。
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No.2です。


黒田日銀総裁は東大出身で大蔵省の役人だったのですよ。増税に反対するわけないないでしょ。そんなことも分らないのですか。彼は二つの看板を使い分けている賢い役人です。
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>当時アベノミクスという言葉が今以上に持て囃され、その中の第一の矢と称した話の中で黒田氏がリフレ派として紹介されている記事を何度も目にしました。



日銀総裁人事では岩田規久男さんを推すリフレ派が多かったと思います。岩田さんはリフレ派の経済学者なので当然と言えば当然なんでしょうが。
日銀総裁候補だった頃の黒田東彦さんはよく判らない評価というか、少なくても黒田さんがリフレ派だという話はなかったです。
黒田さんを日銀総裁にというような期待も無かったはずです。

アジア開発銀行総裁時代に中国寄りだった悪評がありますが、日本軽視の海外に対して強い日本をアピールしていたという逸話もあります。
ただし、元財務官僚という事で、海外向けと国内向けで主張を使い分けてた可能性がありますが。

黒田総裁は日銀総裁に就任した直後の国会答弁にて、安倍政権の金融緩和政策に準ずる物価上昇を目標に掲げていますので、そういった発言などを基に黒田総裁をリフレ派とする報道がもしかしたらあったかもしれません。

黒田総裁がリフレ政策を支持しているかどうかは正直なところ判りませんが、黒田総裁自身がリフレ派を自称した事はなかったと思います。
また、リフレ派の経済学者や経済評論家が黒田総裁の事をリフレ派と言っている事もなかったと思います。
ただし、反リフレ派だという話も訊きませんので、金融緩和に対して特別ポリシーを持っている人ではないのではないのかもしれませんね。

新自由主義者と忌み嫌われてる竹中平蔵さんも金融緩和や財政再建を支持しています。
リフレ派と袂を分かつ事になった三橋貴明さんや藤井聡さんも金融緩和を全否定なんてはしていないはずです。
つまり、リフレ派じゃなくても金融緩和は支持できるという事です。

>黒田氏自身は財政再建優先派の人で、当初の安部総理サイドの第一の矢としての強い圧力から、ただそれに従っただけというのが黒田氏ということなのでしょうかね、、、。

安倍政権と黒田日銀の親和性が高いのは判りますよね。それが安倍政権の経済政策によるものか、安倍政権そのものによるのかは判りませんが。
主導権を握っているのが安倍政権だというのも何となく見えてくるかと。

となると、一つの仮説が成り立ちます。

安倍政権が消費税10%を止めるなら凍結法案を出さないといけませんが、消費税10%は既定路線です。
黒田日銀総裁が消費税増税を推奨するのは、消費税10%をやるであろうを安倍政権の援護射撃をしているんじゃないかという仮説です。

因みに消費税増税で財政再建しませんよ。消費税増税で財政再建ができるならここまで増税に反対しませんよw
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銀総裁の黒田氏はリフレ派と以前解説されていました。


しかし黒田氏は消費税増税を強く推進しています。

★回答


リフレ派だから消費税増税を推進しないわけではない

日銀総裁の黒田氏はリフレ派経済学者というわけではない 黒田氏は財務省出
副総裁の岩田先生はリフレ派と思うけど・・・・・

通貨外交の黒田とか言われる実務派でないの・・・・・・ちがうんじゃないの

リフレ派と言われる 自民党政治家 山本幸三氏は 増税よりだった発言である
ただし財務省出である


黒田氏のようなリフレ派と呼ばれながらこの時期に消費税増税を強く推進している論者ではない と思える

報道がそのように 脚色してるだけ

※消費税にかぎらず増税しないで 日本国債の信認を悪化させ 暴落した場合は
金融政策によりコントロール不能であると説明している
ただしそのようなリスクはきわめて低いと言ってる

※景気低迷の場合は金融政策によりコントロール可能であると  仕組みを解説している


それを着色するのは 日経をはじめとする くず報道である。
黒田氏は消費税増税を強く推進 なら
視聴率アップするだろ 話がおもしろくなるからね
それとも増税したいのかね・・・・WWW
しくみはここ↓
http://livedoor.blogimg.jp/hardthink/imgs/7/4/74 …


どだい日銀は消費税の執行をするのに 基本的に関与しない仕組みだろ


LIVE! 黒田東彦 日銀総裁会見 まるごと配信
http://channel.nikkei.co.jp/business/140904nitig …
ここ 全部自分で見ると そう思えるけど 見たらいかがですか?
日経CMBCの無料配信


・・・・・・・・・・・・・おわり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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>、、、黒田氏がリフレ派として紹介されている記事を何度も目にしました。

あれは何だったのでしょうかね。

いや、黒田氏がリフレ派というのは間違いないと思います。いまでもあらゆる手段を使って、2%インフレを達成すると言ってますし、2014年はじめには1.3%のインフレを達成しています。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%92%E7%94%B0 … これは驚くべき黒田さんの一人勝ちです。

しかし、リフレ理論と言うのは、景気回復を達成する1手段にすぎないのです。景気回復ができなければ、リフレ理論は役立たずの理論でしかありません。

アメリカのバーナンキとオバマ政権のように、リフレ理論とともに増税を我慢するということができないと、本来の最終目的である景気回復は望めないということです。ここがアメリカとの決定的な差です。
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想像でしかないが、黒田総裁が“そう”せざるを得ないような状況が出来上がってるのかな。



黒田東彦さんがリフレ派の経済学者や評論家に特別支持されていたという記憶がないので、そもそも黒田総裁はリフレ派ではないと捉えた方がすっきりするかもね。

この回答への補足

安部総理就任当時だったと思いますが、当時アベノミクスという言葉が今以上に持て囃され、その中の第一の矢と称した話の中で黒田氏がリフレ派として紹介されている記事を何度も目にしました。
あれは何だったのでしょうかね。黒田氏自身は財政再建優先派の人で、当初の安部総理サイドの第一の矢としての強い圧力から、ただそれに従っただけというのが黒田氏ということなのでしょうかね、、、。
??

補足日時:2014/09/05 23:38
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リフレ派のデフレ脱却と消費税増税はもともと関係が無いのです。

同時に起きているので混同しているのです。リフレ派は異次元の金融緩和で経済を活発にさせようとしているのです。

消費税増税はあくまで税収不足を補おうとする税制の問題です。消費税増税などて経済が良くなったことは過去にはないのです。増税は経済の足を引っ張るのはわかっているのだが、団塊世代が年金を貰い始める高齢化社会を維持するためにやむなく必要な税金なのです。

リフレ派のブリーンである浜田先生は経済のためには増税をやめるように言っているぐらいです。若い人達にはそれで良いが、高齢者はそれでは困るのです。消費税増税法案が民主党の野田内閣の時に3党合意で成立したので話がややこしいのです。

その時の自民党総裁であった谷垣さんの方が増税論者でした。菅さんが消費税を急に言い出して、直ぐに引っ込めましたが、民主党であっても消費税増税せねばならないとの判断だったのです。

この回答への補足

> リフレ派のデフレ脱却と消費税増税はもともと関係が無
> いのです。同時に起きているので混同しているのです。
> リフレ派は異次元の金融緩和で経済を活発
> にさせようとしているのです。

そうでしょうか?
リフレ派と呼ばれる人たちは口をそろえて消費税増税に反対し、財政再建派とされる人たちは口をそろえて消費税増税に賛成しています。
その中で黒田氏が極めて例外的なので興味を持ちました。
また増税と景気が関係ないと言っているような脳天気な人はいないと思います。


> 消費税増税はあくまで税収不足を補おうとする税制の問題
> です。消費税増税などて経済が良くなったことは過去
> にはないのです。増税は経済の足を引っ張
> るのはわかっているのだが、団塊世代が年金を貰い始める
> 高齢化社会を維持するためにやむなく必要な税金なのです。

97年に消費税を増税した結果景気を悪化させ税収を減らしています。増税したのに税収減です。増税したのに税収減で税収不足が補えるはずありません。
リフレ派と呼ばれる人の話では多くの場合、景気を問題視し、増税のタイミングを問題視していたと思います。
これはリフレ派と呼ばれる人たちでも消費税増税自体に反対している人は少数派で、リフレ派と呼ばれる人の多くの主張が 増税しても増収にならず経済状況を悪化させることへの批判だと思います。
黒田氏のようなリフレ派と呼ばれながらこの時期に消費税増税を強く推進している論者ってどういう理屈で消費税増税を推進し、どういう論理でデフレが脱却可能と考えているのか、それが知りたいです。就任直前でもその手がかりになるインタビュー記事などはないものでしょうか。

> リフレ派のブリーンである浜田先生は経済のためには増税
> をやめるように言っているぐらいです。若い人達にはそれで
> 良いが、高齢者はそれでは困るのです。消費税増税法案が
> 民主党の野田内閣の時に3党合意で成立したので話
> がややこしいのです。

高齢者のための政策とよく言われますが、その多くが高齢者を持つ若い世代のための政策になっており、それがないと一番困るのは富裕層以外の若い人になるだけなのでは。
なんか昨今の「若い人のための政策」との主張で、ろくに若い人たちのためになる政策がほとんどないことが気になります。たいていは富裕層優遇すれば若者にチャンスが増えるという根拠不明の謎の政策ばかりです。


> その時の自民党総裁であった谷垣さんの方が増税論者でした
> 。菅さんが消費税を急に言い出して、直ぐに引っ込
> めましたが、民主党であっても消費税増税
> せねばならないとの判断だったのです。

野田元総理が 選挙時に路上で消費税反対を訴え当選し、総理大臣になったとたん消費税増税を命がけでやると言い出した件ですね。安部総理も全く同じ感じですね。

補足日時:2014/09/05 23:38
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私も、同様な疑問を持っていました。

結局、リフレ派と呼ばれながらこの時期に消費税増税を強く推進するというのは、自己矛盾しており、そこが彼の限界なのだと思います。

表向きの理由は、国の信任と貨幣の安定、裏の理由は、彼が財務省出身であるということに起因していると思います。国の信任といったって、消費税があがれば、歳入は減るのですから、めちゃくちゃな話です。

しかし、白川前総裁よりはよほど、マシなのですが。そういえば、リフレ派で、消費税増税反対の岩田規久男現副総裁の主張もほとんど聞こえてきませんね。国の経済をコントロールすべきトップレベルがこの調子では、アメリカとは差がつくばかりです。

また、消費税増税の決定は日銀が基本的には管轄する領域ではないので、それによって経済に重大なマイナスの結果となっても責任逃れができるかもしれません。

この回答への補足

安部総理就任当時だったと思いますが、当時アベノミクスという言葉が今以上に持て囃され、その中の第一の矢と称した話の中で黒田氏がリフレ派として紹介されている記事を何度も目にしました。
あれは何だったのでしょうかね。黒田氏自身は財政再建優先派の人で、当初の安部総理サイドの第一の矢としての強い圧力から、ただそれに従っただけというのが黒田氏ということなのでしょうかね、、、。

補足日時:2014/09/05 23:39
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