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千と千尋の神隠し見て思ったのですが、なんでハクはそんなに千尋を守ろうとするんですか?

川で溺れた千尋を助けたから?

A 回答 (1件)

「なぜなのか」は当然本人(ハク)からしてみれば理由や意図があるのでしょうが、フィクションや創作物というものは「作者が全て答えを設定している」ものではありませんし、そうすべきでもありませんので、「作者も含め、誰もわからないこともたくさんある」ということはよく理解した方がいいですね。

宮崎駿も「なぜハクは千尋を守ろうとするのか」に関しては考えていない可能性は充分ありますよ。
その上で。


ハクは「琥珀川」であった時に、人間の女の子である千尋を助けています。その理由はわかりませんので、疑問に思うならまずはそこからということになります。湯婆婆と契約してもハクはハクですから、異世界に迷い込んだ「人間の女の子」を助けようとしたのも、同じような理由からでしょうね。

それはもしかしたら「神」だからという単純な理由かもしれません。日本の神は古来から人間を助けたり悪さしたり罰したり・・神々にもそれぞれ個性や背景があるので、ハクも「そういう神だった」としか言えないのかもしれません。ただ、おしら様や川の神等、油屋に来て千尋と交わった神の多くが、人間である千尋に友好的であったことからも、神が人間を助けるというのはあの世界ではそう珍しくないのかもしれませんね。
あるいは、りんや釜爺も千尋に友好的でしたので、神様も千尋の「人を見た(人間性を評価した)」だけなのかもしれません。
あるいは、釜爺はしきりに「愛だよ」と言っていましたが、あながちそれも遠からずだと思います。ハクは「琥珀川」であった時に、人間の娘を気に入ってしまった。この説に関しては、唯一作品中で触れられている(つまり宮崎駿が意識している)ネタなので、一番信憑性はあるのかもしれません。実際、ヨーロッパの神話や日本の神話・昔話の中では、神、人間、動物、妖怪・怪物・・等といった種族を越えて結ばれる話は珍しくないです。
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