以下のニュースを見て疑問に思いました。
http://www.cnn.co.jp/world/35056284.html
抜粋
ウクライナの国営通信によると、同国政府当局者は、これら戦車などはロシア軍の戦術大隊に相当すると述べた。戦車の他、D30榴弾(りゅうだん)砲16基、大型トラック30台なども加わっている。
D-30ってこれですよね?
http://ja.wikipedia.org/wiki/D-30_122mm%E6%A6%B4 …
ロシアでは未だに牽引式自走砲が主力なのでしょうか?
2S3などの自走砲は使えないのでしょうか?
A 回答 (6件)
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No.6
- 回答日時:
質問者さんの意見としては「何も今の時代にけん引式の大砲なんて古臭いのを使わなくても、自走砲のほうが便利なんじゃないか?」ってご意見ですよね?
実は、一番威力のある大砲は今でもけん引式の大砲なんです。
なぜかというと、大砲の威力を増すためには弾を大きくするし、より遠くに飛ばすためには初速が必要です。だから、大きくて重い弾丸をより遠くに飛ばそうと思うと、発射の炸薬を増やすということになります。
そうすると発射の反動や振動も強くなるので、それに耐えるように大砲を作らないといけません。当然大砲を頑丈に作るとなるとそれもまたより一層重くもなるわけです。
大きくて重い大砲を自走砲にしようとすると、それだけ大馬力のエンジンが必要です。大馬力のエンジンを積むなら、ギアもそれなりのものにしなければなりません。
さて、それだけの威力のある大砲がドカンと発射されると、ものすごい振動が自走砲にかかります。エンジンにもものすごい振動が加わるし、ギアにも振動がかかります。当然エンジンやギアから、部品ひとつひとつに至るまでガッチリ作らないといけなくなります。
そうなると、自走砲の自重がどんどん重くなります。その重さに耐えらえるエンジンとギア・・・というふうになると自ずと「限界」がでてきますね。
そうすると、自走砲にはエンジンやギアやその他部品の衝撃に対する耐久性という点での制約が生まれることになります。「あまりバカみたいに威力がある大砲だと故障が連発する。つまり稼働率が悪くなる」ということにもなります。
また、自走砲のほとんどはキャタピラ(無限軌道)ですから、不整地には強いけど、あまり重いやつが舗装道路をバキバキ走ると道路が傷んでしまいます。トラックけん引式なら、トラックにも大砲にもゴムタイヤがついていますから道路が傷まないし、道路移動をするなら自走砲より素早く移動できます。トラックは大砲を発射するときは直接繋がっていませんから、けん引できる馬力があるなら、普通のトラックでもいいわけです。
大部隊を展開すると国際社会に対する刺激が強すぎますから、あまり数を用意するわけにはいかない。そしたらできれば少数精鋭というか、ひとつひとつの性能が高いものを用意したいわけですから、威力のある大砲を用意するのが原則ですよね。
また、自走砲なんてのはリッター数百メートルしか走りませんし、故障率も高いです。トラックはもっと燃費がよくて故障率も少なく、かつ修理も手早くできます。つまり稼働率が高い。数が揃えられないなら、「故障して使えない」ものは少なければ少ないほうがいいわけです。そういう稼働率も重要なのです。
日本の軍事オタクはカタログスペック至上主義で、「補給・運用面」から考える視点がまったくありません。第二次大戦でアメリカ軍が単独の性能はドイツ軍戦車に劣るM4シャーマン戦車を使い続けたのは、他の同じような車両と部品が共通していて生産性や稼働率が高いという運用面のよさという面もあったのです。だからヨーロッパ戦線のアメリカ軍陸上部隊は運用率が非常に高くて、装備の充足率が100%を超える(後から補充を受けたものに加えて壊れたのを修理して使えるようになったものを加えると100%を超えた)部隊も結構あったのです。本来トラックが100台が定数なのに、110台あるみたいなね。
D30の場合122mmということもあり別に自走砲より威力が高いからということはなさそうですね。
現地の道路が痛むから・・・戦車でどこどこ走ってるのに砲兵はだめ?
稼働率が落ちる、うーんこれはないこともなさそうではありますが。
御回答ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
全くの素人意見ですし、今回のロシアの意図は全く知りませんので「牽引式自走砲」に関してだけ述べます。
>ロシアでは未だに牽引式自走砲が主力なのでしょうか?
はい。たぶんそうです。
何せ、「未だに」と思うでしょうが、日本だって「未だに」特科の主力は牽引式(FH70)です。
(ここで言う主力とは、主力戦力と言う意味です。勿論、特科の先鋭主力部隊は、99式自走です。ただし、100数両しかないので、主力戦力とは到底呼べません。)
日本ですらそうなのだから、日本のGDPの三分の一しかないロシアだって、たぶんそうでしょう。
(軍事費は、それでも日本より多いが。というか日本が少なすぎるだけと言う話。軍事費はGDP2%が先進国基準。)
牽引式の方が、輸送に適していて、離島やインフラ整備が進んでいない土地の輸送には適しているとかもあるでしょうが、コストの問題が大きいと思います。今は「牽引式自走砲」の名の通り、エンジンと車輪が付いていて、自走可能なので、昔ほど使いにくい兵器じゃなくなっているのも大きいでしょうが。
>2S3などの自走砲は使えないのでしょうか?
たぶん、ロシアだって日本の99式自走の同程度の兵器は保有しているでしょう。それを今回出さなかった理由は知りません。なので、あくまでも「野戦火力支援の主力戦力は牽引式である」と言う説明だけにとどめます。
No.4
- 回答日時:
jkpawapuroさん、こんにちは。
そうですね。しかしながら、師団規模には程遠い数量でしょう。おそらく、一個旅団規模と思います。これでは積極的な攻勢は仕掛けられませんね。因みに空挺部隊もトラックを持っていますよ。装甲車も乗っていますからね。
詳細は下記のURLを参照ください。
ロシア空挺部隊
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%82%B7% …
No.3
- 回答日時:
戦車や自走砲などの装甲車両を大量に輸送すると、無人偵察機や偵察衛星から撮影されて、越境攻撃の動かぬ証拠にされるからでしょう。
旧式兵器であれば、軍事支援の範囲になり、大きな理由付けにはなりません。戦車、自走砲、多連装ロケットランチャーなどの主力兵器を投入すれば、ウクライナ軍を壊滅出来るでしょうが、ロシアとウクライナが開戦する結果になり、背後にいるNATOとの直接衝突の危険を伴い、第三次世界大戦の引き金を引く結果になります。
米国との裏取引で強力な地上戦用兵器を投入出来ないだけです。米国がロシア批判をしてもNATOの軍事介入が出来ないのと同じ理由です。
うーん今回の場合戦車32両ですしもろに各国にばれてますよ。わずかな対空ミサイル車両でさえ筒抜けだったので、さすがに戦車32両も派遣すればばれることはロシアも把握してるはずと思いますが。御回答ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
現在のロシアには「最新兵器」を開発する能力が冷戦時代の
1/10程度しか無く、そこへ全予算を投入しています。
当然地上戦用の兵器は冷戦最後期から全く進歩していない、
同じ事は米国にも言える、米国は「血を流すのは他人」と
ある意味「自閉症」に陥り「機械化戦争」以外は爆撃も
「絨毯爆撃」など出来ず「物量作戦」など出来ない、
ある意味当然で地対空ミサイルが進歩したからB52など
ミサイルの餌だ、だから莫大な爆撃機能は既に無い。
米露とも「真面目にやる気など無い」プーチンだって、主力
は温存して、消耗戦は地域住民に押し付けている。
双方とも現地住民は「好い迷惑」だが、武器は進歩したが
やっていることは先の大戦から全く進歩していない。
だから兵器は先に述べたように冷戦終了直前の「大量生産」
の「安物」で充分だ、米国なんか本当は「戦術核」を使いたいが
議会はそんなの使ったら、世界経済も、極右以外の国民も
激怒するから、毎度ご苦労様な海兵隊とCIAの暗殺要員
で「御茶を濁す」だから紛争は何時まで経っても終わらない。
No.1
- 回答日時:
jkpawapuroさん、こんばんは。
どうやら、大量に生産されていることと軽量で取り扱いが簡単でロシアの空挺部隊用の火砲として使用されているようです。つまり、航空機やヘリコプターなどで輸送でき、今すぐにでも展開ができる火砲なので重宝がられて使用されているのでしょう。むしろ自走砲を展開するということは戦車や多連装ロケットなど本格的な戦闘を予想しているといえます。
自走砲は燃料やエンジンやキャタピラなどのメンテナンスが必要ですからね。
詳細は下記のURLを参照ください。
D-30
http://ja.wikipedia.org/wiki/D-30_122mm%E6%A6%B4 …
この回答への補足
御回答ありがとうございます。ただ今回の場合戦車32両・トラック30台とともに派遣されているので、メンテナンス要員も一緒に派遣されてるはずなんですよね。
補足日時:2014/11/24 08:56お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
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