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渋谷駅周辺の発展について地理学的視点から説明せよ
この問題に頭を抱えております…ヒントとなるような意見でも良いので、
どなたかアドバイスいただけませんか?(´・_・`)

A 回答 (6件)

駅周辺の地理学的な要因だけでは説明は難しいかと思います。


渋谷駅周辺はすり鉢の底のような地形で、繁華街として人を呼び集めるような地形ではありません。
周辺の発達にともなって発達した街です

大正時代の忠犬八公の話でもおわかりの通り単なる郊外の街でした。
東急電鉄の鉄道網も東京の都市開発に必要な砂利を多摩川から輸送するための鉄道でした。
田園都市線の前身の玉電もジャリ電と呼ばれていました。
東急鉄道が注目されるようになったのは大正時代に渋沢栄一が始めた近代的な高級住宅街の建設が嚆矢です

田園調布 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/田園調布

渋谷が街として急激に発展するのは昭和60年(1985年)以降のことです。
それまでは、新宿や池袋などとは比較にはならない、単なるターミナル周辺の乗り換え客が利用するだけの街でした。
歴史的にも、主街道であったことはなく、江戸時代の天保期に出版されて江戸名所図絵でも、現在の宮益坂から遥か道玄坂の向うに多摩川が見渡せるような土地でした。
道玄坂という名称も室町時代に道玄という追い剥ぎが出没したことに由来しています。
この点は古くから宿場町として栄えていた新宿とは歴史的な地理学的条件が違います。
池袋は律令時代の武蔵の国府と下総の国府を結ぶ街道の中間に設けられた中継地(豊島駅)がもととなっています。
宮益村という寒村があっただけで、現在の渋谷駅付近はわずかばかりの田圃が広がっているだけでした。
第二次世界大戦後も青山学院を中心とする学園都市でした。
現在の246号線も地方道扱いでした。
昭和39年(1964年)の東京オリンピック以降国道1号線の渋滞を回避する抜け道としての利用が広がり国道としての整備が始まりました。

国道246号 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/国道246号

急激に繁華街として開けてきたのは、東急電鉄の宅地開発事業に伴う、ターミナル駅としての後背地の拡大が寄与しています。
特に、現在の田園都市線の延長と多摩ニュータウン計画の実施により、神奈川県側の田園都市線沿線の宅地化が進み渋谷駅の後背地の人口が急激に増加したことが最大の要因です。
田園都市線の沿線は水利が悪く神奈川県のチベットと呼ばれる地域でした。
詳しくは下記サイトをご参照ください。

東急田園都市線 - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/東急田園都市線

多摩ニュータウン - Wikipedia
ja.wikipedia.org/wiki/多摩ニュータウン

特に、この多摩ニュータウンへ入居した人達の子供達が成長して渋谷の街を利用し始めたことが影響を及ぼしています。
学校の課題もこの辺の状況を調べさせることが主眼ではないのでしょうか。
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渋谷駅周辺が収められた江戸時代等の絵図、明治以降の地形図の変遷で、各時期の土地利用の特徴、その変化(変化がない箇所を含め)を記述するのも面白いように思えます。

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渋谷の谷は山の手大地を渋谷川が侵食した谷です。



全国規模ならお伊勢参り、関東地方では大山信仰。江戸時代最大の観光&信仰スポットの大山(現神奈川県伊勢原市)へ参詣する「大山街道(現246号)」が渋谷を通っていました。
逆にいえば渋谷は江戸、大山間の沿線上にあった。
そして低地で田んぼがあったためそこに集落があった。

次に品川-赤羽間に山手線の前身ができることになり、あそこら辺では渋谷川の脇を通した。

さらに玉川線や銀座線などの基点になり発展していった。
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『地理学的視点とは何か説明せよと問われた場合に・・・ Yahoo!知恵袋』


(⇒http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
授業の課題であれば、授業内に何かしらのヒントが提示されていたと思います。私は『地理学』はド素人ですが、少し書いてみようかと思います。

渋谷は地名の通り周辺よりも低い土地になっています。そのため、雨水や川の水が集まりやすいわけです。つまり上下水道が通る前は、必然的に水の利を得やすい地形だった訳です。そのため、農業が発達しやすい地形だったのではないかと考えます。東京西側は「武蔵野台地」が広がっていて、台地上では水が得にくいため、今は西武線の駅名にもなっている“玉川上水”等の「江戸の六上水」が開発された一因がこれなのではないかと思います(Wikipediaでは江戸が湿地帯であり、海水が混じって良水が得られないため、と書かれています)。

大手書店で渋谷付近の地形図を得られないでしょうか?それで等高線をたどってみれば、なおさら高低差が分かると思います。インターネットでさがしてもいいですが、地形図も持っておいた方が良いと思います。

後は、『渋谷 - Wikipedia』にも書かれていますが、交通の結節点としての発展が大きいのではないでしょうか。東急田園都市線、東急東横線の存在が大きいのではないかと思います(京王井の頭線は吉祥寺~渋谷間なので効果が限定的?)。山手線、他社線への乗り入れも見過ごせないのではないかと思います。東急田園都市線は半蔵門線と直通運転をしていましたが、半蔵門線が水天宮前から延伸し東武線の北千住で接続することで、東武~東京メトロ半蔵門線~東急田園都市線のラインができました。今では両方向から乗客を得ることができます。
東急東横線も日比谷線との直通運転を長らく実施していましたが、最近では副都心線の開業で西武・東武線との繋がりができ、乗客の移動も変化したのではないでしょうか。
「国道246号」は直上に首都高速3号渋谷線があり、これは東名高速道路に通じています。国道1号や国道15号と並ぶ大動脈とWikipediaに書いてあり、実際そうであると思います。新宿駅の目の前を走る国道20号も中央自動車道と並走しますから、道路について調べてみても面白いのではないかと思います。

文化はファッションの中心地です。原宿、表参道、下北沢、これらの地域とのかかわりもありそうですね。
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渋谷と言えば、渋谷川!渋谷駅周辺では暗渠になっていますが・・・


明治以降の渋谷川の変化を調べればおもしろいのでは。

後、何故東京メトロの銀座線渋谷駅が、3Fなのか?とか。

NHKの「ブラタモリ」でも取り上げていましたね。
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渋谷という地形をじっくり観察すればいろいろな発想が出るはずです。

特定の答えというものはないので、自分自身がどう思うか色々な視点で考えてみてください。
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