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北陸新幹線は東京から金沢まで山を掘り抜いて路線を伸ばしましたが、金沢まで結ぶのであれば米原から金沢まで伸ばした方が建設距離が短くなり、圧倒的にコストが安くなったように思うのですが、なぜあえて長野から山中を掘り抜くようなカネのかかる経路を選択したのでしょうか?
東京→長野→富山→金沢 の距離と、
東京→名古屋→米原→金沢 の距離はほぼ同じで、後者の方がより現実的なルートのように思うのですが。
確かに東海道新幹線はこれ以上本数を増やしにくいのかも知れませんが、であれば名古屋-米原間を複々線にすればよいのです。
更に、そうすれば大阪→金沢直通の新幹線路線の建設も容易にできます。
金沢-長野の間の輸送需要よりは、金沢-名古屋間の輸送需要の方が圧倒的に多いと思うのですが。また、東京からの移動時間もほとんど変わらない。

質問者からの補足コメント

  • おっしゃる通り、東京→名古屋間はリニア中央新幹線が開通すれば複々線にする必要がなくなります。また、東京からは金沢に行くには名古屋で乗り換えればよいのです。東京→金沢直通新幹線は1時間に一本あればよいのではないですか?

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/05/05 14:52
  • 東京-大阪間のリニア中央新幹線が開通すれば、北陸新幹線建設の意義は半減する気がします。

    No.1の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/05/05 15:02
  • おっしゃる通り、東京-名古屋間はリニアができます。
    北陸新幹線は今後、東海道新幹線新幹線の輸送力の半分以上に達することは考えにくいですよ。
    まあ、米原から富山まで新幹線を伸ばすにしても、北陸本線を京都-神戸間の新快速程度に高速化すれば、新たなフル規格新幹線なんて必要ないと思います。京都-神戸間のように本数が多くないですし、北陸本線は新快速以上に高速化できますよ。

    No.3の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/05/05 15:39
  • そもそも、今の人口減の時代、バイパスルートを作る必要はあるのでしょうか?
    東海地震の代替ルートが必要であれば、中央本線、北陸本線という在来線があります。在来線を通る電車の本数は少なく、多少時間はかかりますが輸送力に余裕はたっぷりあります。

    回答者の皆様は在来線を軽視し過ぎている気がします。

    No.6の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/05/05 15:52
  • 新幹線の需要って、これからも増え続けるのでしょうか?
    人口も減っていますし、東海道新幹線以外はもう増えないと思います。またこの区間もリニアができるので、それで充分賄えます。

    No.5の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2015/05/05 16:04

A 回答 (9件)

こんばんは。


他社ではありますが、首都圏の私鉄で電車運転士をしております。

既に報道も成されているのですが、なぜ北陸新幹線は東京側から建設が成されたのか?

◇北陸新幹線は構想から先日の金沢開業まで、およそ50年もの年月が掛かっています。
◇掛かった年月で分かる通り、採算面で考えると、東海道新幹線など他の新幹線と異なり、とても厳しいものでした。
◇今からでは想像付き難いのですが、北陸・上越などの雪深い地域では冬の間は出稼ぎに出なければならなく、生活環境が厳しかったのです。新たな産業創出を求めて、東京へ最速で出られる輸送機関が欲しかった。
◇その地域の実情と、それを踏まえて政治家の動きが、この建設順序になった。

東京に早く出られる輸送機関、そして北陸や上越地方の産業創出、新幹線としては採算ベースに乗りにくかったのですが、
長野オリンピック開催が後を押し、北陸新幹線は、長野⇒金沢⇒福井の順に建設する事になったのです。
上越新幹線の建設経緯と似ているのです。

東海道新幹線のバイパスルートというのは、むしろ後付けの理由になります。
実際、走る区間の経路や所要時間から見て、とても代替経路にはなりえません。

そして、対東京が第一、そして地域の生活環境の改善が建設の意味の中に入っているので、
大阪からの建設では無く、名古屋分岐でも無いのです。
山をくりぬく経路になったのも、北陸を糸魚川⇒富山⇒金沢と走る経路になったのも、上記背景からになるのです。
採算面で不安要素があるから、福井~大阪の経路が未だ決まらないのです。

米原経由だと、米原⇔新大阪を複々線にするなどしなければなりません。
リニア中央新幹線が出来たとしても、今の東海道新幹線の列車運行本数が半分になる訳でも無いので、何かしらの設備改造が必要になります。
米原経由の利点と言われている建設費の削減は、口にするほどの額にはなりません。

湖西線を改造するなり、併走する経路の場合、風の影響の懸念があります。
もちろん、湖西線をどうするかの問題も。
ミニ新幹線にして湖西線を改軌しても、最高速度が時速260キロで走れる訳では無く、速達性に難が出てしまいます。
小浜経由だと、地域の産業活性化の利点はあり、経路的にも良く、輸送力も良いのですが、全くの新路線なので建設費の問題があります。

北陸新幹線の採算面で厳しい路線なのは、上記の大阪までの経路が未定という点でハッキリ見えているのです。

このように、東京との繋がりを持つという目的と、北陸・上越地域の生活環境改善が、この経路での建設順序だったのです。
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>北陸新幹線は東京から金沢まで山を掘り抜いて路線を伸ばしましたが、金沢まで結ぶのであれば米原から金沢まで伸ばした方が建設距離が短くなり、圧倒的にコストが安くなったように思うのですが、なぜあえて長野から山中を掘り抜くようなカネのかかる経路を選択したのでしょうか?



誰のために新幹線を作るか、という考え方がちょっと偏っているように思います。まあ、距離計算を間違えていらっしゃるためにこのような疑問を持たれたのかもしれませんが、東京の人が金沢に行きたいというよりは、金沢の人が東京へ行きたい、という要望に対しては米原回りではなく長野回りが現実的でしょう。また、他の方も回答されていますが、富山の方がよりその要望は大きいでしょう。

>東海地震の代替ルートが必要であれば、中央本線、北陸本線という在来線があります。在来線を通る電車の本数は少なく、多少時間はかかりますが輸送力に余裕はたっぷりあります。

単に線路がつながっているだけですよ。車両限界、単線区間の存在なども考慮しないと。現時点で輸送力に余裕があることは事実でしょうが、にしても東海道新幹線の輸送需要はとても受け止められないでしょう。

>人口も減っていますし、東海道新幹線以外はもう増えないと思います。またこの区間もリニアができるので、それで充分賄えます。

人口が減っていること自体、需給バランスにどれほど影響があるかは何とも言えないでしょう。たとえば東海道新幹線の場合、速いことと本数が多いこと自体が価値になっている面もあり、そこに需要が発生しているとも考えられます。開業当時の人口と輸送力を現在と比べてみても、決して比例関係ではありません。

私も仕事で東海道新幹線は利用しますが、新幹線駅で直前に切符を買えばすぐに乗れる、というのはすごく魅力的でありがたいです。逆に、在来線特急利用のときは満席になるといやなので数日前には必ず切符を入手します。

金沢→富山→東京という需要が高まれば、供給側も容量を増やす、それが価値となり新たな需要につながる、という循環もないわけではないと思います。
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JR東海を絡ませたくなかったのでは?


米原経由だとJR東海使うし、乗り換えも必要だし。
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勘違いをしているようですが、そもそも北陸新幹線は金沢が終点ではありません。


当初は東京を起点とし松本、立山連峰を貫通し富山、金沢を経由して大阪に至るルートで、北陸新幹線の構想が発表され将来逼迫する東海道新幹線の代替交通機関を目的としていたからです。
その後立山連峰ルートから現在のルートに変更されましたが、敦賀より先はルートがはっきりしていません。これは、東海道新幹線に乗り入れる為の問題をクリアしなければならない、米原ルートの場合二重系統は完全に構築できない。こんなことで遅れています。
様々な遅れでリニアの構想が早くなってしまったかもしれません。

補足にリニアが開通すれば意義が半減すると書かれていますが、東海地震の代替ルートとしての意味もあるので、半減するとは言えません。
この回答への補足あり
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>東京→金沢直通新幹線は1時間に一本あればよいのではないですか?


>東京-大阪間のリニア中央新幹線が開通すれば、北陸新幹線建設の意義は半減する気がします。

それは、違うと思います。
東海道新幹線が開通するまでの東京⇔大阪の昼間輸送力は「こだま」2往復。比叡と東海の乗り継ぎで数往復でした。
勿論、経済成長期であった事もありますが、それ以上に、新幹線は新たな需要を作り出します。これが経済効果です。

ちなみに、リニア中央新幹線は、新幹線の輸送力には敵いません。
これからも増え続ける需要の一翼を担うものです。

つぎに、米原⇔京都間に中間駅がないので、輸送力の隘路になっているかのごとき回答もありますが、東海道新幹線は、列車の種別に関係なく同じ速度で走る平行ダイヤ。
輸送力の障害となるのは、先行のこだま・ひかりの減速により後続列車との間隔が詰まる事です。
それがなければ、3分間隔で運転できます。

2015/05/05 15:02





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元々の計画が、東京→軽井沢が最優先路線になっていた為でしょう。

(運営収支及び、旅客数としてはこの区間が一番優先されました)
これが、一番最初に早期着工が決まりました。
その後、長野オリンピックが決まり、北陸新幹線は長野までの開業での建設が決定しました。
運営上は、長野行新幹線として開業しましたが、一貫して路線名称は北陸新幹線です。
長野よりの延伸に関しては、なかなか決定されませんでした。
今回、白山車両基地までの区間が開業したわけですが、金沢までの旅客数は、他の新幹線ほどの需要は見込めません。(最終的に大阪まで延伸すれば、それなりの需要は期待出来ます)
北陸新幹線に関しては、国鉄がJRに移行してから建設されているので、JR各社の思惑もあります。
東京→米原→金沢の場合は、JR東海・JR西日本の営業となりますが、JR東海としては東海道新幹線だけで充分収益が得られますし、将来の東海道新幹線高架の補修などを考えると得策では無いと判断していたのでは無いでしょうか?(整備新幹線計画も決定していましたから、最初から候補として考えていなかったのが事実でしょう)
元々、軽井沢までの建設が決まっていた以上、米原からの分岐は発想として無かったと言うのが正しいのかもしれません。
田中角栄の日本列島改造論の時には、まだ国鉄も健在でしたので、全国新幹線計画も策定されていました。
質問文に書かれているルートと似たようなものは、北陸・中京新幹線とされていました。(名古屋→岐阜羽島→敦賀)
この段階ですでに、北陸新幹線は、東京→高崎→長野→富山→金沢→福井→大阪で計画されています。(当初開業予定は、昭和54年)
その後、国鉄の分割民営化などにより、計画はしばらく凍結されました。
当時の計画路線で、開業しているのは、東海道・山陽、東北・上越、北陸、九州の6路線で、北海道新幹線(新青森→新函館)が開業予定です。
奥羽、羽越は、JR東日本により山形、秋田新幹線として在来線改良により部分的に開業しています。(整備新幹線では無く、ミニ新幹線として営業)
現在計画されている路線としては、JR東海のリニア新幹線(中央新幹線)、九州新幹線長崎ルート(長崎新幹線)です。(北陸新幹線の敦賀延伸、北海道新幹線の新函館→札幌なども視野には入るでしょう)
新幹線に関しては、現在はそれほど緊迫した需要は無いし、整備された場合は併行在来線のJRからの経営分離の問題もあります。
また、ルートの自治体の費用分担の問題もありますから、政治的な思惑が優先されやすい事情があります。
また、運営主体となるJR各社としても、収益性が悪ければ、お荷物を背負わされるのと同じ事です。
建設しても、運営する会社が無いとなれば、建設の意味が無いわけです。
北陸新幹線にしても、敦賀延伸以後ですら、まだ計画が決まらないわけです。
総合的に、米原→金沢と言うルートは検討自体がなされなかったと言う事でしょう。
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まず、北陸地方の経済の中心は富山市。


多くの企業は、金沢ではなく富山に支店を置いています。

つぎに、米原⇔名古屋を複々線と仰いますが、名古屋⇔東京はどうするのですか?
リニア中央新幹線が開通すれば、線路容量に空きが出るとでも言いたいのでしょうか?
リニア中央新幹線の輸送力は、最大でも現状の東海道新幹線の半分以下。

もともと、長野行新幹線はミニ新幹線として計画。その後、冬季オリンピック長野開催誘致に向け北陸新幹線の一部として、フル規格新幹線に格上げされた経緯があります。

ただ、個人的に言わせて貰うなら、長野と北陸の経済的繋がりは希薄。
ルートとしては、直江津とガーラ湯沢を直線的に繋ぐルートが最短で越後湯沢駅の手直し工事も不要。
そのためにも、北越急行ほくほく線を現状より南寄りにスーパー特急線として建設しておけばと悔やまれます。

いずれにしろ、在来線ほくほく線経由より、新幹線の方が距離的に遠回りになる長野経由は政治的判断とは言え納得しかねます。
この回答への補足あり
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何をおっしゃっているんですか?


北陸新幹線は、上越新幹線高崎から分岐し、長野・富山・金沢・福井を通り東海道新幹線に合流する路線です。
1997年に長野までが、2015年までに金沢までが部分開業している状態に過ぎません。

なお、東海道新幹線との合流について、敦賀以西のルートが未決定です。
http://www.kyoto-np.co.jp/politics/article/20150 …
米原ルートは何が問題かと言えば、これ以上本数を増やせないことです。
増やしにくいんじゃないんです。増やせないんです。
米原―京都は東海道新幹線の駅間では最長で、この間、こだまの待避ができません。
栗東に駅を作って輸送力を確保する計画もご破算になってしまいました。
もっとも、中央リニア新幹線の建設で、東海道新幹線の需要は減るでしょう。
中央リニア新幹線が大阪まで延伸すれば、敦賀以西の米原ルートが可能となります。

また、現状で、東京からの直通を米原経由にする場合、名古屋―米原を複々線にしてもなんの解決にもなりません。
東京―名古屋も同様にこれ以上本数を増やせないところまで来ているのです。
それにJR東海の都合ではありますが、東海道新幹線を走る車両は普通車1123席、
グリーン車200席で座席配置まで全く同じ。
座席配置を同じにすることで、ダイヤが乱れても旅客の座席の変更の手間無く車両運用をすることが出来ます。
これがもとで1324席だったJR西日本500系新幹線車両は東海道新幹線を追い出されたのです。
対して、現在の北陸新幹線のE7系・W7系は934席、
それまでの在来線列車より輸送力が大きく上がっていますが、その分空席が目立っているようです。
需要もないのに1323席の列車を直通させるわけにも行きません。
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>東京→長野→富山→金沢 の距離と、


>東京→名古屋→米原→金沢 の距離はほぼ同じで、後者の方がより現実的なルートのように思うのですが。

そうでしょうか?
距離としては北陸新幹線での東京ー金沢と東海道新幹線の東京ー米原がほぼ同じだと思います。
もう一度距離を調べてみてください。

名古屋ー金沢間の新幹線があれば便利だとは思いますが、東京と大阪(京都)を結ぶ路線の複数化ということで、北陸新幹線は意味があるのだと思います。
この回答への補足あり
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