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教科書などで肺動脈、肺静脈は赤と青で記されていますが、本当は何色ですか?
その理由はなんですか?
教えてください!

A 回答 (4件)

一応、中学と高校の理科の教師免許を持っています。

動脈を赤く書くのは、実際に赤いのではない、中を流れる血液の色がヘモグロビンを持つ動物は鮮やかな赤ということで、便宜的に赤で現していると解剖の授業で習いました。例外が肺、肺動脈の中の血液の色は暗赤色、酸素が一番少ない状態ですので、実際に中の状態は酸素不足です。逆に、肺で酸素を沢山もらった血液は肺静脈を使って心臓に戻る、それを全身に大動脈から送り出しますのでそれ以降の動脈は新鮮な酸素が多い鮮やかな赤色の血液を入れています。実際に見ると、動脈は壁が厚いので、中身を見ることは普通はできない、イカとかタコのような感じです。

静脈も肺静脈などの太い静脈は色を確認するのが困難、下から強い光を当てると、どうにか青黒く見えることがあります。壁が厚いのは圧力がそれだけ高いので、薄い壁では耐えきれない、大きな動物では内部の色は透けてこないのです。

ところが、ヒキガエルの大型のものなどは解剖すると肺動脈の色、青黒く見えます。肺静脈は麻酔している状態でも呼吸がしっかりしていれば赤く透けている、脈打つ状態も確認できます。私も大学2年の生理学実習で動いているカエルの心臓を見たときは生きている動物の血液の色、それなりの納得と感動を覚えたものです。

胎児の心臓、これは哺乳動物だと臍帯からの血液による換気になりますので、肺動脈も肺静脈も同じ色、肺が換気機能していないからで、親の胎盤内の動脈は鮮やかな赤、胎児の臍静脈は鮮やかな赤、それが心臓に戻り、肺をバイパスしてから大動脈を通じて全身に流れます。その際に、肺動脈から動脈管を通じての短絡路もあり、肺へ負担を掛けないで循環する経路もあります。

http://image.slidesharecdn.com/2-3-130122062905- …
>胎児循環

http://www.slideshare.net/threelotus/2-3-16115663
>循環器系、動脈系

詳しく書いてしまったのですが、大学レベルだと、この程度まで習います。私は心臓の手術を実験を含めて多くしたのですが、動いている心臓はいつ見ても生命を感じますし、肺も正常なものを見るのは安心します。異常な肺や心臓、色が悪いし、汚れた肺などを見るといかにタバコが怖いかも思い知ります。喫煙家の人に、正常なものと比較して見せるとショック療法として役立ちそうですが、あまりに刺激が強すぎる、日本では許されない映像に属するみたいですので、言葉だけでエピソードの紹介に留めます。

肺動脈、青い色で書く解釈もある、同様に、肺静脈、酸素がイッパイの意味で赤く書くこともあるのはこれで理解できたでしょうか。

単に動脈を赤で書くのは見て覚えやすい、理解しやすい、解剖的な名前名称を覚えるため、同様に静脈は紺色に書くのが習慣、神経を黄色にすることもありますが、神経も実際には黄色でなく白っぽいものです。
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理由が気になったんでちょっと調べてみたけど、これくらいしか見つからなかった!


http://homepage2.nifty.com/anthrop/color_of_vess …
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色は動画の通りです。

なぜその色なのかの理由は自分には分からないです。
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動脈にしろ静脈にしろ, 本当は白 (っぽい色) だと思うよ.

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