A 回答 (18件中1~10件)
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No.1
- 回答日時:
量子論的な世界像に於いて、有限な存在性は認識される事で派生している。
換言すれば、宇宙は脳内の現象に過ぎない。
「心が何でできているのか?」を問う前に、『できている』=存在とは何かを知るべきだ。
そこに於いて、心=自我仮説(記憶=過去=時間の流れ)と存在=空間仮説(予測=未来=空間の広がり)の、相補分化(不確定性原理の相補性)の実態が明らかとなる。
先生のご説はある程度存じておりますが その自画仮説、空間仮説 が仮説の域を出ないような気がするのですが
先生は自信があるのでしょうねえ。何とか仮説を突破して頂きたいと思う限りです。
No.2
- 回答日時:
あくまで個人的な理解の範囲で失礼します。
人間心理をフロイト流に分類すると、
・本能
・自我
・超自我
となります。
本能は快不快原則に基づく心理の動きで、動物的であると同時に生命維持に必須のものとも言えるでしょう。
しばらくの間、育ててくれる大人(主に親)を自分と同一視し、その区別がつきづらいのですが、やがて、彼(彼女)は自分とは別の存在であることに気づくことで自我が芽生える。
基本的に、幼児は大人から「躾」を受けます。
つまり、本能を抑圧する力が加えられるわけで、このことによって、やって良いことと良くないことの区別を覚えていく。
このように本能に抑圧的に働く心理作用が超自我。
これがやがて善悪に基づく判断を可能にしていくわけですが、甘やかされっぱなしで育つと本能を押さえる力が未熟なままなわけですから、わがままになるのは当然のことと言えます。
ただ、超自我自体に善悪の判断が備わっているわけではない。単に本能の抑圧機能に過ぎない、ということ。
本能と言っても、先述いたしましたように生命維持のために必須の要素も多く含まれているわけで、超自我が過剰に発揮されると、いわゆる自己犠牲的行動も招来することになります。
つまり、必要な本能までも抑圧してしまわないとは限らないということです。
いずれにせよ、本能と超自我の駆け引きが人間にとっての宿命と言えるでしょう。
とはいえ、我々人間が生きるということは、瞬間的選択の連続を意味しているわけで、本能、超自我、どちらの顔を立てるのか、常に決定せざるを得ない状況が常時発生していることになります。
このように、社会に対して「この我」をどのように表明していくのか、を決定するのが自我の役割。
心理とは、本質的に脳内の化学作用が神経細胞に与える影響の現出と言って良いと思います。
本能を司るのは主に大脳辺縁系(視床下部など)、超自我は前頭連合野という部位が関係していると言われています。
お尋ねの自我は、こうした本能と超自我の調整役なのですが、脳科学的には、超自我と同じ前頭連合野で、こうした制御作業が行なわれていると捉えられているようです。
前頭連合野は、大脳皮質のほぼ30%を占めているそうですが、この部位の発達が遅れたり、この部位に器質的損傷を受けたり、認知症になったりすると、おっしゃるように人間の尊厳が失われる傾向が強まるとされています。
飽くまでも心理学的、生物学的な解釈ということですね。
私はその神経の反応の「性質」が実は精神の元となる質だと考えています
またそう考えないと 自我とか霊とか言ってもサイエンスとはなかなか結びつきにくい
そう思うわけであります。
No.3
- 回答日時:
以前にもお話ししたかと思いますが、『精神』というとその使い方によって様々なとらえ方が出来てしまいます。
>我思う故に我在り と言う様に 存在していると考えられます
ならばその存在とは何者か?
・『生命(個々の、哲学的意味での、、、)』
仏教では“心(しん)〈または、心法〉”とも言います。これは単に人間の思いを現わす心(こころ)とは意味が違い、身体的・肉体的なものを現わす“色(しき)〈色法〉”に対する言葉として用いられます。
また、この心法には宿業・十界互倶・九識が存在すると言われています。そして、その心法に関連・または関係して肉体や意識、はたまたその生命(衆生)の生きる世界や環境までが存在すると言われています。
全ては偶然に起きるのではなく、身の回りに起きる事は全て心法に関連して必然的に起きているのです。
・『生命』と一言で言ってしまうと、科学的・医学的にとらえると、人間の命というとらえ方になってしまい、宗教によっては話が矛盾するため、私は『哲学的“生命”』と言ったり、『念心』と言いかえたりしています。
・ただ単に人間世界の上で『精神』と一言で言ってしまうと、九識論の内の六識までしか盛り込まれずに、精神と言ってしまう事もあるようです。しかし、重要なのは六識以深にある第七識:末那識、第八識:阿頼耶識、第九識:阿摩羅識であり、その中でも阿摩羅識は仏性を含んだ無変の真理であり最重要なものであるとされています。
>何で出来ているのか
・宿業+経験×縁
>これが分からなければ人間の尊厳も守れないのではないかと思います。
・生命の存在については、既に仏教により説かれています。
これを『信じる』、『信じない』というのは正にその人に依ります。
この生命についての『科学的証明』は成されていません。
しかし、その人の生命状態というものは、『生命』というものを仏教的にとらえ、勉強し興味深く見つめて行くことで見えてくる物なのです。
≪参考用語≫
・十界互倶
・一念三千
・九識論
・色心不二
・依正不二
こんなところから勉強してみてください。
私はその心法と言うのは性質の法だと考えている訳であります
これが理解されないと、人間とは何かは分らないままに闇雲な戦いが繰り広げられる
目に見えない性質の世界を想像し理解して頂きたいのです。
仏教は勉強したかったけど 頭のいい人があんなに沢山坊主になって
それでも悟れんとか言っているので 僕には無理だと思っています
勉強になりました ありがとうございます。
NO.2の人にも感謝のマークをつけるのを忘れました すみませんm(_ _)m
No.4
- 回答日時:
この世は二面で出来ている、と思いませんか。
表があれば必ず裏があるように、形あるものが有るという事は形のないものが有る、と思えます。
精神って“有ります”よね。
すべての人が意識出来ていると思います。
有るけど形はない、と。
今は、物質と違って形はないけど確かに“有る”もの。
それが精神。
と、云うしかありません。
haruさん流に云えば、“存在”します。
haruさんは存在するものは性質だ、と云いますがそこのところを私は存在するものには三つの要素がある、と見ます。
物質の世界に、体積・重量・温度が考えられるように、精神の世界は意志・感情・理性という要素あるいは働きがあると。
性質と云う言葉にこだわるなら、その精神の性質には意志・感情・理性という三つの要素、働きがあると云えます。
☆ 存在に価値あり。主張に意義あり。継続に力あり。
我々は浜の真砂の一粒にも満たない“存在”ではあるけれど、その砂浜の一部分を担っているのですから。
ご立派なお答えでありがとうございます。
精神の性質の意志・感情・理性をもっと分析すると主に脳内で反応している性質 つまりは電磁の性質やホルモンの性質
伝達物質の性質に行き着く訳です。
性質が物質の単なる属性と思われてる内は精神の独立の意味がわからないでしょう
魂や他者の心との平等も分かりにくいのではないかと思います。
私は非常にお腹が痛くて感謝文も書きにくい有様ですが
この事を分かって頂きたく思います。性質は真理に従う、一つの元だ。
No.5
- 回答日時:
自我が何かは、現代科学でもよく解っていません。
脳細胞が織りなすネットの産物だ、というのが
最も有力な仮説です。
ならばその存在とは何者か?何で出来ているのか
↑
脳細胞ですから、タンパク質から出来て
います。
ノーベル賞受賞者の「利根川進」教授は、
物質を離れた精神とか魂は存在しないと
明言しています。
これが分からなければ人間の尊厳も守れないのではないかと思います。
↑
ん、なものわからなくても、人間の尊厳は
守れます。
守れ、守るべき、という規範を構築すれば
守れます。
No.6
- 回答日時:
★ これが分からなければ人間の尊厳も守れないのではないかと
思います。
☆ おそらくそうではなく すでに生まれて来てからこのかた
何がしかのこととして みづから〔の身と心〕をまもり ほかの
人をもなるべく同じようにとうとび生きて来たという経験にかん
がみて 《人間の尊厳》といったことを言ったりさらには説いた
りする人が出て来るのだろうなぁと思う。というだけのことでは
ないか?
自然におのづから・そしてその自然本性の自覚として意識や意志
においても ひとを互いにとうとぶ。ということをおこなってい
る。というふうに見るべきではないか?
順序がぎゃくだと考えます。
★ 精神とは何か? 何で出来ているか?
☆ 《精神》とは そのようにいま 精神とは何か? と問い求
めているその主体です。《わたし》のことであり それとしての
《存在〔者〕》です。
ひとは時間的存在として生まれて来ますから 時間過程を従えて
いるようなかたちで 身と心にはその《記憶》がはたらいていま
す。
世界を知覚しこれを認識するという《知解》が やはり人にはは
たらきます。これが 記憶におさめられるのですが おさまって
いた記憶の中から 資料を選び出してさらに世界認識を深めたり
あらためたりするハタラキも 知解です。
その――わが主観としての――正解を求めるのは 知解としての
いくつかの解つまり選択肢からえらぶというハタラキであり こ
れは 意志です。
ひとは 身と心とから成る自然本性として生まれて来ますが そ
の《心》というのが 《精神》であり この精神には いま見て
来た《記憶と知解と意志》との三つのハタラキがあります。
《何で出来ているか》というのは ハタラキがそのように分かれ
ていることのほかには 《身》としての神経組織を基礎としてい
るものでしょう。
★ 精神というのは自我あってのものだろうと思います
☆ 《自我》は きわめてあいまいな用語です。
社会の荒波に呑まれないようなつよいわが意志のチカラがあると
いう場合にも 自我が確立されたと言ったりします。
あるいは みんなの思いが決まって来ているときに独りだけわが
意志をなお通そうとする強さにも 強い自我と言ったりします。
《自我の軌跡》を文学は扱うと言ったりしますが これは何のこ
とはなく 《わたし》のことです。
そもそも 《エゴー》にしても《イッヒ》にしても 《われが》
という一人称代名詞です。これをわざわざ《われ》のほかに
《自我》という言葉で表わした。だけのことでもあります。
《ダス・イッヒ》と言う場合にも ただ《わたしなるもの》とい
うふうに表わしているだけなのに 何か《われ》とは別の概念と
してのごとく 《自我》と言いたがる。困ったものだと考えます。
よって
★ 精神というのは自我あってのものだろうと思います
☆ という命題(判断)は 意味をなしません。自同律です。
★ 我思う故に我在り と言う様に 存在していると考えられま
す
☆ デカルトの命題には おおきな誤解があります。
デカルト本人は 決して《記憶・知解・意志をおさめた精神》あ
るいは《思考》は 知解のことですからその知解〔の主体〕のこ
とを言ったのではありません。
早い話としては 非経験的な《霊》のことをこの《考えるわれ》
という表現で――つまり 誤解されても仕方のないかたちで――
言ったようなのです。
くわしくは 次を参照してください。:
【Q:デカルトの「我思う故に我あり」は間違ってないと肯
定出来る方はいますか?】その回答№5
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/9157259.html?pg=1&i …
☆ それが証拠に あとからは 《それが考える。 Es denkt. 》
という理解が生まれそういう命題として現われました。《それが
(エス)》は 不幸にも《ムイシキ〔のハタラキ〕》のことだと
さらに誤解されてしまいましたが デカルトの心づもりとしては
《神の霊》のことだったようです。
要するに《コギト》は おおきな誤解のもとに《考えるわれ》が
《わが存在》であるというウワサとしてあたかも世界に定着して
しまったようです。
★ ならばその存在とは何者か? 何で出来ているのか
☆ すでに説明したと思います。
★ これが分からなければ人間の尊厳も守れないのではないかと
思います。
☆ そんなことはありません。
ひとは おのづから《おのれを・そしてほかの人を その意志な
る心を踏みにじらないようにと とうとぶ》ものです。そしてそ
れとあたかも同時に この――ウソというへそ曲がりから起きて
来た――意志の踏みにじりという暴力行為をもあたまに思い浮か
べたりさらにはそのおこないにも及ぶという現実があるというだ
けのことです。
わが身とわが心とをとうとび その生まれ来たナゾについて思い
をめぐらし きよらかなおそれを抱くひとは おのづから人間の
尊厳を知っています。
精神とは・存在とは何ぞやについて知らなくとも 自然の生き方
が成ります。
知ったひとは そのオシへをあたかも刀を振り回すかのごとく説
きまくり説きからかす。だけに終わりがちです。
No.7
- 回答日時:
なぜ「存在」を先入化するのですか?
全ての世界は、脳の中の現象に過ぎない可能性は無視するの
ですか?
全ての存在は、量子的不確定性=確率波動性に基づいており、
無限に詰め込むと存在確率の山が平らになり、無と等しく
なります。
この「絶対無=不確定性無限」において、その無限の闇に
認識体の仮定断面の運動を想定すれば相対的に無の風は光に
なり、認識体はその光(量子相互作用パターン)の向うに
自己の補完(相補的不確定性)としての宇宙を認識するのです。
そこにおいて過去と未来は、現在(認識可能性=感受表面)
からの相補分化として得られ、その積層(記憶=時間の流れ
= 宇宙膨張=物体収縮=プランク定数hの収束の時系列化)に
おいて、時間軸は仮想的に派生しているのです。
「仮想的」というのは、本質的に超弦(量子性=光速)に
還元されるものを階層現象表面的に(いい加減に)捉える
事で、非光速性が生じ、それによって「無(=不確定性無限)
の潜在としての認識可能性(感受表面=量子相互作用=光速
=現在)からの自我仮説(時間の流れ=記憶=過去=超光速)と
空間仮説(空間の広がり=予測=未来=光速下)の相補分化」は
可能になっているのです。
認識の不完全さによる階層現象表面的な定性化による非光速
性の派生は、その本質における無への還元を理解できない事
により、その外部に世界を空想します。
無とは分からない事が、有なのです。
No.9
- 回答日時:
#2です。
>私はその神経の反応の「性質」が実は精神の元となる質だと考えています
またそう考えないと 自我とか霊とか言ってもサイエンスとはなかなか結びつきにくい
:
なるほど。
ただ、「性質」よりは、「作用」のほうが適しているかもしれません。
・本能
・自我
・超自我
は、脳の神経細胞間で遣り取りされる化学物質が引き起こす電気信号による作用に付けられた名前であり、科学的な存在です。
なぜ、そのような作用が発生するのか、という点に関しては未知の領域ということは言えると思います。
作用と性質では性質の方が広く概念を包含すると思います。
つまりもっと多くの場合に説明がつく。
作用も性質の特徴の一つです。相互作用ということになるでしょう。
No.10
- 回答日時:
私は、仏教思想を一応知っています。
しかし、正直言って、キチンと勉強したわけでもなく、
分かっているとは思っていません。
ちょっと、本腰を入れて勉強を始めるところです。
>人間の尊厳を守れない
そうなると思います。
科学は、現象のみ追っていて、根源を追求することを
忘れたように見えます。
だから、科学を信奉する現代社会は、「迷走」せざる
を得ない。結果として、人間の尊厳は守られていない
と思います。
今、私自身の限界を感じています。知識を身に着け、
思考力を鍛えなければ、壁は容易には破れないと。
ニャンポコリン先生が限界を感じてるなら、僕はもっと壁に当たっています。
希望を失いかけています。
論にはある程度の手応えはあったのですが それを理解する人が少ない
ゴミの様な私に出来るのは 自分だけの信念として生きていく事なのだろうかと思い始めています。
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