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 先日、ベンチャーリンクが第三者割当増資を好感し、連騰していましたが、そもそもこれは何を意味しているのか、どういうメリットがあるか、そして何の目的でするかが良くわからないです。是非教えてください。

A 回答 (1件)

まず増資ですが、荒っぽく言いますと、株券を作って誰かに買ってもらう行為です。


株券を作るのはタダみたいな金額ですから、増資をするとその分の金額が会社に入ります。

第三者割当増資というのは、ある特定の人に増資で作った株を買ってもらうことです。

会社にとってのメリットは、会社にお金が入ってくることです。しかもこのお金は利子がつかず、返す必要もないので、会社の財務が痛みません。
株主さえ納得してくれるのでしたら、こんなおいしい話はありません。

では株主にとっては、というと、これは微妙なところです。メリット・デメリット両方あります。
デメリットは、一株あたりの価値が下がることです。

分かりやすくするため、極端な例を言いますと、例えば私はA社の株を100%持っていたとします。A社が増資をして、私が持っているのと同じ株数を発行したとします。
すると、私のA社の持分は半分になってしまいます。

例えば、会社が配当のために用意している資金が同じだとすると、配当金は増資した分だけ目減りします。

メリットは、増資によって会社の財務が安定したり、増資で得た資金を使ってビジネスを拡大できたりする場合に発生します。
つぶれそうな会社が増資をして、運転資金その他を得ることができれば、つぶれなくて済むかもしれません。そうすれば、今までつぶれることを見込んで安値になっていた株は株価が上昇します。

また、ベンチャーリンクのように成長が見込まれる会社の場合は、増資で得た資金で事業をさらに拡大させることが見込まれます。目先は株主価値が減っても、一気に会社が成長できれば、株主は成長分の収益を得ることができます。
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。 
 とてもわかりやすかったです。最近、結構これをしている会社多いですよね。景気回復とともに、今後の攻めの姿勢への現れでしょうか。株主には少し複雑な気もしますが。
 参考になりました。

お礼日時:2004/07/20 13:56

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