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古文の質問です
大納言殿のまゐり給へるなりけり
は謙譲と尊敬が使われてると思うのですが、これば誰から誰に対する敬意ですか?
ちなみに枕草子の文です

A 回答 (2件)

「大納言殿」(尊敬語ー名詞)、「参る」(謙譲語ー動詞)、「給ふ」(尊敬語ー補助動詞)


この言葉の書き手(=話し手=清少納言)からの敬意を表しています。誰に対する敬意かというと、
 「大納言殿」(中宮定子様の兄に当たる人であり、大納言という地位にあるから当然敬意を持ってそう呼びます。)・「参る」(宮中に参上するという意味の言葉で、謙譲語ですが、宮中に行くときは常に使います。一般的には「帝」への敬意ですが、この場合は「中宮」のところへ参ったので「中宮」に対する直接的な敬意です。なお、大納言は中宮の兄なのですが、たとえ兄妹であっても、帝の后である中宮のほうが格が上なので「大納言殿」が「中宮」のもとに参上したと考えるのです)大納言に「謙譲語」を使いましたが、それとは別に、大納言に敬意を表すのに、すでに「(大納言)殿」という尊敬語を使っていますが、更に「給ふ」という尊敬の補助動詞を使いました。その結果「謙譲語」と「尊敬語」を続けて使いましたが、この時代にはよくあった使い方です。
 さて、敬意の対象者は「中宮」「大納言」でしたが、誰の敬意なのかというと、(既に言ったように)書き手の「清少納言」の敬意です。
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No.1です。

引用した別質問は参考にならないようです。むしろその次の「未然形」と「連用形」の違いについての質問が参考になるかと思います。
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