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七七段で「草の庵」というあだ名が清少納言に付けられたのは、どのような意味が込められているのですが?
200文字程度でお答えお願いします

A 回答 (2件)

頭中将斎信が清少納言を誤解していた頃、雨の夜使いの者を寄越して文を渡し、「今すぐ返事を頂きたい」と言うので開けて見ると、「蘭省の花の時錦帳の下」と書き、末の句はいかに、と書いてある。


勿論知っているが、そのまま女が漢字で書いても見苦しいと思い、急かされるままに、とっさに手元の火鉢の消し炭で「草の庵を誰が尋ねてくださるでしょうか」と返した。
翌朝、旧知の源中将が訪ねてきて言うには、殿上人達も感心するばかりで、皆で一晩中考えても誰も彼女の文に上の句を付けられず、清少納言の機知と才気に感心するばかりだったという。
殿上人達は皆、自分の扇に「草の庵」の彼女の返しを書き、帝までがよく知っていらっしゃるようだった。

注)枕草子の底本により、77段だったり69段だったりします。
白氏文集の有名な漢詩を巡るやり取りですが、清少納言が当時の女性としては珍しく白楽天の漢詩を知っているだけで無く、漢詩の続きを即座に翻案して、和歌の下の句に変えて、仲たがいしている頭中将に、それとなく「上の句をどうぞ・・・(でも会いにきてくださるわけではないのでしょう?)」という風情で返事をした機知や才気と、漢詩の趣旨を汲んでとっさに「消し炭」で(私は草の庵で雨に濡れています・・)と書いた優れた感性に、殿上人はみな感心したのでしょう。

詳しくはご自分で原文を読んでみてください。文庫本等で現代語訳付きのものが色々と出版されています。200字より少し長くなってごめんなさい。
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手許の岩波・小学館の全集のいずれにも七七段にそういう話題は載っていませんでした。

どこの出版社のものをお使いなのでしょうか?
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