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「債券アンコンストレインド運用」というものの説明書を読んでいます。
しかし、なんだかよくわかりません。

例えばこんな説明文があります。

ロング・バイアス型「金利上昇に対してはデュレーションを抑制しリスク回避を目指す(ショートの主な目的はリスクヘッジ)」
ロング・ショート型「金利上昇に対してはデュレーションをショートしリターン源泉とする(ショートの主な目的はリターン追求)」

ロング・バイアス型の説明の「デュレーションを抑制する」というのは、デュレーションを短くしておくという意味なのだろうと解釈しております(もしも違ったら指摘して下さい。)

わからないのはロング・ショート型の方で「デュレーションをショートする」という部分です。早い話デュレーションを空売りするということだと思うのですが、デュレーションの空売りと言う概念が私には理解できません。
デュレーションとは「金利感応度」又は「債券の回収期間」という理解であります。
デュレーションが長ければ長いほど、金利上昇時の価格下落リスクは高いということは、なんとなくわかっています。
しかし、デュレーションを空売りするとは、どういう概念なのでしょうか?
また、これは「債券を空売りする」という概念と同じと考えてよろしいのでしょうか?
どうにもイメージできないので、馬鹿にもわかるように具体的な例を挙げてご説明頂けると助かります。
よろしくお願いします。

質問者からの補足コメント

  • 教えていただいた資料、読みました。
    正直私には難しく、最後の方は理解不能でした。
    でも「債券投資では変動要素はクーポンの再運用と売却価格の2つしかない」これは理解できます。
    また「デュレーションと投資期間が同じなら金利の影響を受けない」これも何となく理解できます。しかしやはり「ショートするとはデュレーションを投資期間よりも短くすること」の意味がわかりません。ちなみにその次に書いて頂いた「再投資効果が価格変動の効果よりも大きくなるので金利が上昇すればポートフォリオの価値が上がる」という点は今回の資料を読んで理解できました。
    恐らく私には完璧に理解することは難しいのだろうとは思いますが「ショートするとはデュレーションを投資期間よりも短くすること。」という部分の意味を例を出しながらご説明頂くことは可能でしょうか?本当に勝手を言ってすみませんが、教えて頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。

    No.2の回答に寄せられた補足コメントです。 補足日時:2016/06/24 22:48

A 回答 (4件)

>1年後に金利が上昇した場合、どうしてリターンが増やせるのでしょうか?これは単純に「仮に10年債を保持し続けていた場合には、金利低下による債券価格の値下がりによる損失が出たが、1年債に乗り換えていたので損失が出ずに済んだ」という意味なのでしょうか?



1年債券の償還後に投資期間は8年残っていますね。償還後に利回りの高い債券に投資です。
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この回答へのお礼

なるほど、そういうことですね。
理解いたしました。
ここまで何度も何度も理解の悪い私にお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
心から感謝しております。
当たり前すぎることですが、ベストアンサーに選ばせていただきます。
ここまでご丁寧に教えて頂けましたので、本当はもっと他のお礼ができるのであれば、したいところなのですが…。
何もできないので、せめてxs200様に幸運が舞い降りることをお祈りさせてください。

何度も申し上げますが、本当にありがとうございました。
おかげで理解をすることができ、大変助かりました。
またお世話になるときがあるかもしれませんが、どうおよろしくお願いいたします。
ありがとうございました!

お礼日時:2016/06/26 21:46

ものすごく単純化してしまいます。



投資期間10年で10年のゼロクーポン債を買ったとします。
満期まで持てば途中での金利に関係なく利回りは確定しています。
デュレーション=投資期間です。

金利が上がると予測し、2年後に1年満期のゼロクーポン債に乗り換えたとします。
デュレーション=1年です。投資期間は8年残っています。
1年後には償還されるので残りの期間の再投資をしなければいけませんが、1年後の金利は現時点ではわかりません。
思惑通りに金利が上がっていればリターンは増やせますが、マイナス金利になっていたらどうでしょう。ロング・ショート型はリターンを増やすためにリスクを増やすことになります。
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この回答へのお礼

ご親切に何度もご回答くださり、ありがとうございます。
わかりやすい例をお示しいただいたお蔭で、ようやく理解することができました。
ここで言う「投資期間」という言葉の意味が、これまでの私にはわかっていなかったことが、今回のご説明のおかげで理解できました。
ありがとうございました。

ただ、すみませんが、一点理解できない点がございます。
1年後にマイナス金利になっていたら、債券価格は上昇するので「10年のゼロクーポン債を保持し続けていた方がお得だったのに…」という点は理解できます。
しかし、「思惑通りに金利が上がっていればリターンは増やせますが」とありますが、1年満期のゼロクーポン債を保持している状態で1年後に金利が上昇した場合、どうしてリターンが増やせるのでしょうか?これは単純に「仮に10年債を保持し続けていた場合には、金利低下による債券価格の値下がりによる損失が出たが、1年債に乗り換えていたので損失が出ずに済んだ」という意味なのでしょうか?

理解が悪くて本当にすみません。
お会いしたこともない私なんぞのために、xs200様の貴重なお時間を割くことを度々お願いすることに、本当に恐縮しております。
ただ、ここまできたら完全に理解したいので、もう一度ご説明をお願いしてもよろしいでしょうか?
図々しいことは承知しておりますが、お時間があるときにでも、どうかよろしくお願いします。

お礼日時:2016/06/25 16:02

デュレーションと投資期間が同じなら金利の影響を受けないことは理解できますか? 債券投資では変動要素はクーポンの再運用と売却価格の2つしかありません。

それぞれが長期と短期でどう影響するかです。
こちらにデュレーションの基礎があります。すぐに読み終わるので一読ください。
http://www.sigmabase.co.jp/useful/dura/index.html
この回答への補足あり
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
いま、教えていただいたリンク先を一生懸命に読んでいるところです。
読み終えて、頭を整理したうえで、理解できたかどうかを改めてご報告させて頂きます。
(たぶん、また「教えて下さい」とお願いすることになると思いますが…。)

いずれにせよ、時間を置いて、xs200様にまたこのページを見に来て頂けたら幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。

お礼日時:2016/06/23 17:26

債券アンコンストレインド運用では基本はロングだけ。


抑制するとはコントロールするということ。
金利の変動を受けないように短期の債券や長期の変動金利の債券をふやす。ロングバイアスということは長期の方に片寄らせるということ。
ショートするとはデュレーションを投資期間よりも短くすること。再投資効果が価格変動の効果よりも大きくなるので金利が上昇すればポートフォリオの価値が上がる。
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この回答へのお礼

ご回答いただきありがとうございます。
ただ、すみません、よく理解できないところがありますので、一点補足でご説明願えますでしょうか?
>ショートするとはデュレーションを投資期間よりも短くすること。
この部分の意味がわかりません。
投資期間よりも短くするとは、具体的にどういうイメージになるのか、大変お手数で恐縮ですが、例を挙げてご説明頂けますでしょうか?
大変勝手なことを言って申し訳ありませんが、どうかよろしくお願いいたします。

お礼日時:2016/06/21 13:27

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