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ここ数年来、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲ニ長調OP.61が演奏会で取り上げられる頻度が極端に少なくなってきたと思うのは私だけでしょうか・・・?

かつてはブラームス、メンデルスゾーン、チャイコフスキー等と並び、往年の巨匠と呼ばれるヴァイオリニストたちが演奏会やレコード、CD録音にこぞって取り上げていた王者的な名曲。

しかし、今日(こんにち)ではたまにしか演奏会のプログラムにも載りません。
たしかに、オーケストラと競い合うような技巧的な曲ではなく(ソロはオーケストラのオブリガート的な存在とも)、彼の他の中期の作品群の例にもれず、音楽の流れや精神性に重点をおいた曲(第一楽章、第二楽章)。しいて言えば、第三楽章のロンド形式でオケとの競い合いや最終部の盛り上がりには圧倒されますが。

つまり、ヴァイオリン協奏曲という技巧的で華やかな曲のみが今のスピード時代?にマッチし、新進や中堅のヴァイオリニストたちも聴衆に人気のある曲をあえて選んで演奏会で取り上げている・・・
往年の巨匠の時代はすでに終わり、それと共にこうした曲は敬遠される傾向にあると解釈すべきなのでしょうか・・・

A 回答 (3件)

No.1です。



 他の回答者さんの回答を利用させていただいて恐縮ですが、#2さんのようにおっしゃる評論家・聴衆が多いことが、ベートーヴェンなどの「定番曲」を回避するようになっている最大の要因かと思います。
(演奏家、興行主の両方にとって)

 #2さんのように、ご本人がご自分で感じてそうお考えなのは仕方がありませんが、一般人は、批評家や他人の評価などを気にせずに、もっと虚心坦懐に聴けばよいのにと思います。
 私は、最近の中堅・若手演奏家の演奏もかなり良いと思っています。(というか、往年の巨匠たちの演奏はCD上でしか聴けないので、実際の「ナマ」がどうだったかを知りません)
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ベートーベンのヴァイオリン協奏曲、その様な事がおありでしたか。

私はもう10年以上演奏会に足を運んでいません。最近の演奏家には、興味が無いからです。器楽にせよオーケストラにせよ、まるでシンセサイザーの様な無機的な音。寒気がしますし悲しくなります。演奏技術は精巧な機械の様に向上しました。先日も、FMで若手のヴァイオリニストがバッハの無伴奏組曲を弾いていましたが、信じられ無い様な精巧な技術とともに、ヴァイオリン―そう私達が知っている様な-の音色とは思われ無い、シンセサイザーの様な音でした。非常に悲しくなりました。フルートのペーター グラーフが、我々はサーカスをやっているのでは無い、と発言しているのを読み、あのグラーフまでもがこの様な事を言う時代なのだな、と思いました。                                                    ああ、申し訳ありません、回答になっていませんね。そうですね、往年の巨匠の時代はすでに終わり、それと共にこうした曲は敬遠される傾向にある、のだと思います。長々と申し訳ありませんでした。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに最近の演奏家は何れも完璧なテクニックでややもすると無機的・無個性な音で面白みに欠け、どれも同じに聴こえてしまいます。
巨匠の時代では、数小節聴くだけで誰の音か分かるほど個性豊かな演奏でした。月並みな言葉ですがやはり時代の流れでしょうかね。

お礼日時:2016/09/13 14:33

おそらく、クラシック・コンサートの主な客層が「リタイア世代、シルバー世代」になってきているので、「すでに聞き飽きている」感が強いと思われているからではないでしょうか。


 しかも、若い世代の聴衆を引き付けるには若干地味。
 メンデルスゾーンも同じ憂き目でしょうか。
 そういえば、モーツァルトも、ほとんどコンサートでは取り上げられません。

 チャイコフスキーは若手奏者の売り出しに適しているので根強い人気があり、ブラームスは「独墺系の本格派」として比較的演奏機会は多いと思います。

 最近目立つのは、ショスタコーヴィチ、プロコフィエフ、バルトークといった「非独墺」「近現代もの」でしょうか。

 全体として、「演奏効果の高いもの」「過去の巨匠たちがやりつくしたものとは違う演奏ができそうなもの」「話題性のあるもの」などを狙っているのだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

確かに、リタイア世代、シルバー世代にとってベートーヴェンは往年の巨匠が演奏してこそ相応しい風格のある曲になるのだという一種の神話?が根付いているのかも知れません。
一方、今の若い世代には、長くて地味という印象かも?ですね。
メンコンは比較的演奏会でも多く取り上げられているようですが、やはりチャイコやブラームスなどが圧倒的に人気があるようです。あと、シベリウスやブルッフなども。また、プロコやバルトーク、ショスタコーヴィッチなどもよく演奏会で聴きますね。貴重なご意見に感謝します。

お礼日時:2016/09/07 10:58

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