人間が作ったものは、どうして「人工のもの」として、環境に悪いだの、悪く言われることが多いのですか?
例えば、アリは、土に穴を掘りますよね。
私たちが知らないだけで、アリが土に穴を掘ることで、他の生物たちの生態系に影響しているかもしれませんよね。たぶん、全くどんな生物にも、全く影響しないことはないんじゃないかと思ってます。このとき、アリが土に穴を掘ることは、私たちから見ると自然の一部で、それによって他の生物たちになんらかの影響が出たとしても、それは弱肉強食で、自然淘汰されても、これが自然の流れだから仕方がないなと感じると思います。
話を人間に戻します。
人間も動物です。人間の作るものも、どんなに科学的なものであれ、自然界にもともとないものをつくったとしても、私は自然のものと同じだと思えて仕方がありません。
人間には知能があり、いろんな物事を抽象化して考える能力がとても優れているので、いろんなものが作れてしまいますが、コンピュータにしたって、自然界の一部と思っています。
自然界に、もともとある生態系に悪いといいますが、これらを破壊するのは、人間に限ったことではなく、自然界でよく起こることだと思います。
人間が関わると、自然が自然でなくなるとは思いません。
ここでふと脳裏をよぎるのは、生態系などに影響するから、二酸化炭素の排出を抑えようと考え、それを実行することも、人間の知能ゆえのものでしょうが、自然の範疇だろうと思います。
要は、人間が関わると自然界に悪いと捉えるのではなく、良い悪いは、置いておいて、このような変化をもたらすけれども、その変化をそのまま見過ごすのか、そのまま見過ごさないのかではないでしょうか?
そのまま見過ごすかどうかを決めるのに、どうしても判断基準がいるので、良い悪いで暫定的に判断しようとしているのだと思いますが、自然界のことを、人間にとって良い悪いで決められてしまって、自然界がかわいそうに思えるときもあります。
だって、二酸化炭素が増えて温暖化が進み海面が上昇することで、今まで以上に繁栄する生き物もいるでしょうから。
No.9ベストアンサー
- 回答日時:
No.6です。
”この回答へのお礼”ありがとうございます。また、No.7も見ました。ご意見は分かります。同意する人もいるでしょう。でも、現在の人間が介入した自然はやはり不自然である、と考えます。それは、繰り返しになりますが、数があまりにも多いからです。もし地球の表面積が今の5倍、あるいはそれ以上あればまた違うかもしれませんが。
他の動物、例えばライオンのような大型肉食獣が仮に100億になってしまったとします。そうなると、エサとなる草食動物が激減し、大型肉食獣は大幅に減少、絶滅寸前になるかもしてません。その結果、反動で草食動物が激増、エサとなる植物が壊滅状態となり、大量の糞と合わせて人間以上に環境への影響があるかもしれません。でも、これはあり得ないでしょう。ここに至る前に個体数の抑制が働きます。
ですが、人間には個体数の抑制がいまだに働いていません。やはり、不自然な状態と考えます。人口を10億以下に減らす? これは無理でしょうね。結果として、環境負荷を低減する方向になるのだと思います。
No.10
- 回答日時:
わかりやすく説明します。
地球上に数十億人といる人間という動物は、自然界の掟を破り、環境の修復能力を遥かに超えた、環境破壊、有害物質の排出を行うからでしょう。
たとえば、森林、河川に手を加え、資源を大量消費すれば、その影響は広範囲に及びます。
石油から作った、合成品(食品添加物、洗剤、医薬など)などが体内に入ることを前提として、人間はつくられていません。
これを続けていれば、資源の枯渇、温暖化、抗生物質の効かない細菌の出現など、人工のものを作り続けた代償を払うことになります。
No.8
- 回答日時:
#7の者です。
>本当の意味での環境の破壊は、無いと思ってます
それは、そこに加えられる作為に対する生態系の動的
バランスが保たれている範囲においてです。
CO2の増加=温暖化なら、それに適応した新たな種が
生まれますが、人間が短期的利益のために、核戦争で
生物を絶滅させても「環境破壊はない」と言えますか?
そこまでいかなくても、公害や放射能汚染で毒をばら
まく事で、生物の生存可能性を狭めておいて、それに
適応した貧相な生態系に委縮した場合も、「破壊して
いない」と言えますか?
地球上の生態系の物質循環の本質は、日光によって励起
された化合物の合成(光合成=植物)と分解(消化=動物)
の連鎖反応です。
植物が成長(光合成)するためには、日光と水だけでなく
二酸化炭素や窒素などの化合反応の材料が必要であり、
動物抜きの分解(紫外線による分解や大気中の酸素による
酸化)より動物による能動的摂食と消化(燃焼)による、
高速の分解の方が有効(早い物質循環=増殖&進化)なのです。
進化とは、強い種の選択だと考えがちだが、生態系の物質
循環の本質は、地球に降り注ぐ日光エネルギーが地表に
滞留し、輻射により再び宇宙に還って行くプロセスであり、
その進化とは地表の熱容量の増大=生態系としての多様化
(物質循環量と速度の増大)だと言えるのです。
環境破壊には、「今生きている生命の適応している環境の
変化」と「生命の生存可能性を狭める環境破壊」の2種類
があります。
詳しいご説明ありがとうございます。
生物を絶滅させても「環境破壊はない」と言えますか?
ないと言えると思います。もちろん、寂しい感じはしますし、私も望んでいませんが。なぜなら、一度生物がいなくなってしまう環境も、一つの環境だと捉えることもできるのではないかと思うからです。環境という言葉をどう定義づけするかにもよると思いますが、人間に破壊された環境も一つの環境だと思うのです。
ただ、私は、人間は知能を持っているので、その知能を生かして、守っていける生態系は守っていけたほうがいいと思いますし、破壊的なことはできうる限り避けて、現状を維持したり、今よりさらに生態系のバランスが人間の視点から見て、良くなっていけたらいいなと感じる価値観を持っています。
話の焦点をもう一度整理しますと、人間の繁栄で例えば生態系などが崩れたり気候などが変動したり、土に帰らない物を人間は作ったりしますが、何がどう転んでも、そこに人間がどのように関わろうと、究極的には、すべては自然の成り行きの産物だと思うのです。良いか悪いかは、人間の尺度なのでひとまず置いておいて、今ある環境が破壊されてできた世界も一つの環境だと思うので、そういう意味で、私は、本当の意味での環境の破壊はないのではないかと思うのです。
どうでしょうか?
テーマにお付き合いくださり、ありがとうございます。
No.7
- 回答日時:
自然は、物質循環によって成り立っています。
人類以外の生物は、長期的なビジョンによって環境を改変したりせず、環境による自然淘汰によって変化していくので、環境破壊はできません(一時期にできても自滅する)。
ところが人類は、工業化や経済性といった短期的な「目先の損得」を判断基準としたため、生態系のバランスや物質循環を阻害するようになったのです。
でも、人間が生態系のバランスを崩したり、物質循環を阻害していると感じても、たまたま人間がそう感じているだけで、本当の意味での環境の破壊にはならないように思うのです
私は本当の意味での環境の破壊は、無いと思ってます
何がどうなろうと、そこに人間がどう関わろうと、それがすべて「本物の自然」なんだろうと思っています
No.6
- 回答日時:
一つには、人間の数があまりにも多すぎるからです。
100億にとどきそうな勢いです。人間が狩猟と採集でのみ生きてゆくなら、自然と数が抑えられます。おそらく1千万にも届かないのではないでしょうか? ひょっとしたら100万にも届かないかもしれません。これくらいなら大した影響もないと思います。
もうひとつ、人間による変化が非常に急速なことです。温暖化、と言われていますがもっと暖かい時代もあったようです。ですが、その変化は緩やかです。人間の工業化による気温の上昇は、産業革命に始まったといわれています。200年少々で急減期の温度が上昇しています。今まで自然の変化に比べて早すぎます。これがどのような影響をもたらすか、わかりません。
これらのことが警戒される理由でしょう。
警戒するのは人間ですよね?
人間を中心に見たときの環境破壊、人間にとって(それは感覚的なものも含めて)理想的な環境、そこからズレると環境破壊だとなるのは、私はずれた考えだと思います
ズレているけれど、人間が考えるから、人間にとってどうかとか、人間が他の生物を見てどうか、を基準にするしかないから、仕方なく、大勢の賛同が得られる例えばこういうことを環境破壊ということにしようって流れで、あたかも人間が地球を守っているかのごとく環境保護という聞こえのいいフレーズを使っているように思えます
追及すると、このテーマの話はそんなところに行き着くと思うのです
No.5
- 回答日時:
3です。
わたしは、子供の頃から、「人間も動物の一種だよね」とよく思ったことを思い出しました。
4さんもおっしゃるように、人間は特殊なもの的な考え方を耳にするたびに、「人間も動物や植物のように、生物の一種でしかないのに・・」と子供ながらによく思いました。ですが、周りの人間は、特に大人は、誰も真剣にそんな話を聞いてはくれませんでした。
人間は特別だという、とても主観的な見方をしているんだと思いました。
主観的な見方の強い人、俯瞰的な見方の強い人って、ほぼ生まれながらにいると思います。
どちらも大事であり、できるだけ両立できる方法を探り出すのが、もっとも平和的だなと今は思います。
ちょっと哲学的方面にそれたと思いますが、参考になりましたら幸いです。
No.4
- 回答日時:
逆説的にいえば「人間を『特殊なもの』と思っている」のかもしれない. つまり
環境が生物に影響を与えている
というのは当然として, 逆に
人間が環境に影響を与えている
ことを「人間は環境に影響を及ぼす『特殊な (あるいは特異な) 生物』である」と認識しているのかもしれない.
実際には (ある意味) 全ての生物が環境に影響を与えているわけだし, その最たるものが
シアノバクテリアによる酸素の発生
なんだけど... ねぇ.
No.3
- 回答日時:
人間も自然の一部ですよね。
人間の自業自得で住めない環境になっても、地球そのものにとっては、一つの変化にすぎないかもしれません。地震災害なども、地球にとっては、ちょっとあくびした程度なのかも。
絶対的な善悪ではなく、人間界においての善悪にすぎないですよね。
人間にとって都合の悪い環境になるのを防ごうとするのもまた自然の流れですね。
あんまり詳しくないですが、二元論?ていうのかな。善悪でものをかんがえるのは。
善悪の考え方だと、誰もが、自分こそが正義、と思って、戦いになりやすいですよね。
善悪を超えたものの考え方もあります。一元論ていうのかな。
しょせん、何をしてもお釈迦様の手のひらの上、的な。
ですよねぇ!
もし仮に核戦争が起きて人類が絶滅し、放射線で生物が根絶やしになっても、これも自然の流れですよね。
そんな簡単に片付けられるものではない!と怒られそうですが、私はとても簡単な問題だと思ってます。
No.2
- 回答日時:
まず、良く言われている環境保護って言葉は、自然を保護するって意味じゃないですよ。
あくまで、人間が生息する為の環境を保護しましょうという、人類保護の為の運動なんです。
自然というのを、成り行きで変化する環境と考えれば、地球が温暖化しようが、二酸化炭素が増えようが、それは自然なわけです。
実際問題、地球が今の環境であるのは、地球の歴史の中では特殊な状態なんですよ。
ただ、人間は弱い生物ですから、地球の空気の変化とか、気温変動、オゾン層や電離層での宇宙線の反射がなくなれば、生きていけません。(多分、ゴキブリなどの歴史の長い生物は生き残れるはずです)
ですから、あくまで、現在の環境が無いと、人類が絶滅するので、環境を保護しようとしているだけなんですよ。
地球のどこが熱帯になろうが、温暖化しようが、自然にとっては何の関係もありません。
ただ、適応できない生物が絶滅するだけですよ。
自然を保護するのではなくて、人類が生息するための環境を保護しましょうというご意見、ストレートでわかりやすいです。
ありがとうございます。
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人間は他の生物より環境を破壊する特別な存在ではなく、人間がその知能ゆえに作り出すものや、それによって起こる地球上のすべての変化は、他の動植物によって影響されるものと、本質的には何も変わらず、人間だけが特別悪く思われなくてもいいと思うのです。
人間が関わり、何がどうなっても、すべて自然の産物だと思うのです。環境の破壊された世界も、環境が破壊された環境という一つの世界で、そういう世界もありうると思うのです。
良いか悪いかは、当然、私はそんな世界は望んでいません。どちらかと問われれば、悪い世界だと感じます。不適切な世界だと感じます。
確かに、破壊する環境の種類は人間でないとできないだろうなというものもありますが。種類が違うだけで、究極的には、環境を変化させているという点については、他の動植物と同じだと思うのです。
環境という言葉は、生物があって初めて意味をなす言葉なので、生物が一切いない地球を一つの環境と考えることができるというのは、環境という言葉を、姿という言葉にすり替えているようで、拡大させすぎの感覚はしますが。すいません。