幼稚園時代「何組」でしたか?

実存主義に興味をもち、勉強したいとおもうのですが、何からはじめたらよいでしょうか。実存主義者に限らずその理解に必要ならかまいません。おすすめの本があれば教えてください。

A 回答 (5件)

カミュの作品あたりから、入っていっては、いかがでしょうか?「異邦人」あたりを先に読んで、その後に、実存主義でまとめた本を読むと分かりやすいです。


日本の作家では、太宰治も(人間失格)いいですね~。
私個人は、キルケゴールが好きなんですけど、宗教色が強いので、最初からは、厳しいですね・・。

つきつめて勉強でないのなら、作品からで、いいと思います。
実存主義は、自分の在り方についての哲学です。いろいろ読んでも、最後は、自分の意見ですので・・・。
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この回答へのお礼

非常に具体的なお答えありがとうございました。私もキルケゴールの「死に至る病」を高校3年の時読もうとして宗教色の強さから挫折しました。実は私は医学生(一年生)でありまして、死について深く考えるとともに生の実感について深く考えてきました。そして、これからも学びつづけたいのです。ついでですが、もしそんな私におすすめの本がありましたら御手数ですがおしえてくださいまし。いろいろありがとうございました。

お礼日時:2001/06/28 23:31

たしかに何も考えてない状態から実存主義ってなんだろうとはじめるならカミユもいいですね。

ただ、ひとそれぞれですが...なぜ実存主義に興味があるのかで変わってくるでしょう。すでに認識とはなんだろうあたりから始まるならブーバー、ハイデッガーもいいし、ひとはなぜこんなに孤独なんだろうという疑問からならやはりキルケゴールとニーチェです。キルケゴールが神にのみ絶対の愛を求められると願ってついに信じられず「神よあなたを信じさせて下さい」と祈りに綴っているのは非常に興味深いし、逆にニーチェは神は死んだと言い切れる強い人間が必要だと言いながら結局自分もいわゆる超人になりきれず孤独に死んでいったところが興味深い。(ふたたび)まったくひとそれぞれなんですが、太宰とかサルトルとかは実存主義というよりニヒリストというほうが合っているような気がします。...というようなことも含めて自分の価値観を醸成していくことがすなわち哲学だと思います。そして、多分その本質のほとんどはアリストテレスがすでに問題提起して、かつそれなりにみずから回答していると思われます。ちなみに study philosophy と philosophize は根本的に異なっていて、実存主義の基本は後者だと考えています。
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 実存主義の基本的な考えは、個人の偶然の死に対する不条理への反抗、といった趣があります。

私がここに今たった一人で存在し、そして、不意に死ぬ、といった青春の慟哭と極めて似通った雰囲気の中で愛されるべき思想ででもあるかのようです。事実、そのような雰囲気の中で、近代化を急ぐ日本人に愛されてきた考え方です。
 勿論、多くの方が名前をあげる、キェルケゴールとかサルトルとかハイデガーとか、そういった人たちは、こういった解釈を退けますが、背景には、やがて訪れることが予想される<自己の死>とどのように直面すべきか、といった問題から入り込めば理解の幅が広がるような気がします。
 そういった意味でお勧めは、近代における自我の確立が、この思想の背景で、その上で、個は社会とどのように対立していくのか、という問題に変化していく、と考え、私は、夏目漱石の小説、江藤淳の評論(成熟と喪失、作家は行動するなど)
そして、岩波新書の松波信三郎の「実存主義」あたりへ広げていっては、と思います。
 実存主義の中でも、私はサルトルが好きで良く読んだのですが、その理由は、ハイデガーが<自分の死>から推理小説のように<良心>を呼び出して意外にもろい
面を見せたのに反し、サルトルは<私の死>は単なる即物化(即時存在)現象で、何も意味はない、と論破したからです。ああ、これで「私が死んでも、何の問題もない」と安心したのを覚えています。
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こんにちは。



 実存主義とは関係が無いのですが、医師が書いた、生と死について深く考えさせてくれる本をご紹介します。ちなにみ数名の医学部の学生さんに原書を紹介し、興味をもって読んでくれたようでした。

  Love, Medicine & Miracles, by Dr. Bernie S. Siegel

 翻訳もたしか出ているのではないかと思いますので、あたってみてください。簡単に言えば、病気だけに注意をそそいできたあるエリート米国医師が、あるとき病気ではなく病気にかかった人間に目を向けるべきだと気づき、開眼していく話(実話)です。生死についても考えさせられることが多い本でした。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。一年以上も前のことでしたので非常に驚いています。私は今年医学部二年生になりました。そして解剖実習をはじめとする本格的な医学教育の中、医学生として、将来医師になるのだなぁと実感しています。今は夏休みなのでせっかくだから原著で読んでみようかとおもいます。本当にありがとうございました。

他にもおすすめの著書がありましたらおしえてください。
 

お礼日時:2002/08/09 15:14

実存主義と言う場合、その『実存』とは『命その者の働き』と言う意味に解釈出来ます。

その者を『仏性』とお釈迦様は名をつけられました。キリスト教では『神』に当たります。

今の医学では『精神を病む』『神経症』『自律神経失調症』の原因は未だ解明されていないと云う事を、フランクルの著作したものの中で呼んだ事が在ります。

ですが、もう昔に神や仏の証明をした人が存在します。その研究結果でノーベル賞が授与されています。ウイキペデアから紹介したいと思います。

”ロジャースペリー 分離脳
ノーベル賞受賞者
受賞年:1981年
受賞部門:ノーベル生理学・医学賞
受賞理由:大脳半球の機能分化に関する研究

ノーベル賞の受賞理由となった業績として分離脳研究がある。てんかん治療の目的で半球間の信号伝達を行っている脳梁を切断した患者に、片方の脳半球に依存することが知られている作業を行ってもらい、二つの脳半球が『それぞれ独立した意識』を持っていることを実証した。”


この『二つの脳半球が『それぞれ独立した意識』を持っていることを実証した。”』と言うところがみそになっています。

今の医学では『精神を病む』『神経症』『自律神経失調症』の原因は未だ解明されていないと云う事を、この二つの意識の研究をする中で、解明していただきたいと思います。

そうしてその『実存』を昔から弟子に教えてきたものが在ります。今ではインドでも中国でも廃れてしまって、無くなってしまったと『鈴木大拙博士』は書いています。

『禅』の中の、悟ると言う現実の中に右脳の意識『仏性』が隠されています。言葉のない意識からの言葉が『禅問答』です。鈴木大拙博士の書いたものを読んで下さい、博士は若い時に見性しています。

博士の言葉には、急所を付いた、分った人からのことばを読む事が出来ます。人間の心と身体と精神の在り方を、広く学んで頂きたいと思います。

フランクル博士も、それらの原因は『識られざる神』と言う風に書いています。フランクル博士の著書も読む事をお勧めしたいと思います。読後感は二人とも同じような感じになってしまう事です。
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