No.1
- 回答日時:
音名は、完全に何ヘルツの音と高さが決まっていますよね。
階名は音階を表すときに必要です。例えば、ハ長調できらきら星をやると、CCGGAAGですよね。これを階名を使っていうと、ドドソソララソですね。では次に移調してト長調でやると、GGDDEEDですよね。これが音名です。で、それでも旋律は同じですから、歌うときは(たとえばソルフェージュ式にやれば)ドドソソララソとなります。つまり、移調したときにメロディーが同じだよということが、階名をつかうとわかります。
No.2
- 回答日時:
子供の頃、音楽教室に行ってまして、通算、何人かの先生に習いました。
また、友人で音楽系の大学を出て、音楽家、ミュージシャンになってるやつが何人かいます。
その人達と今まで音楽関係の会話したり話を聞いたりした中で、階名の概念で喋ったことが、はっきり言って、ただの一度もありません。
全部、音名で喋っています。
ただ、階名に近い喋り方をした例外の経験としては、下記が一つあります。
それは、ブラスバンドの管楽器奏者と実際演奏する旋律等について喋ったときです。
ホルンはF、アルトサックスはE♭、ソプラノサックス・テナーサックスはB♭、トロンボーンもB♭が、その楽器にとっての「ド」になります。それらは、楽譜も、その「階名」になっているので、音名そのままで読めません。
このとき、絶対音感のある人は、かえって頭がごちゃごちゃになります。私もそうです。(笑)
ところが、トロンボーンと同様にB管の金管楽器でも、楽譜が音名表記そのままなのは、いくつもあります。これが古来からの音楽の習慣の不思議なところです。
この回答への補足
回答ありがとうございました。
ひとつ分かりにくいところがあったので教えて下さい。
(>楽譜もその「階名」になっている・・・という部分です)
楽譜のうち全ての奏者が一緒にみる総譜(スコア)というのは、音部記号より高低が分かれていても基本的には共通の五線譜により演奏しているというふうに私は理解していた(その意味では全員が「音名」という共通の尺度で曲を解釈していると思っていた)のですが、そのような理解は間違っているでしょうか?
No.3
- 回答日時:
こんばんは
あまり理論的なことは分かりませんが、
>階名を使ってコミュニケーションする時ってどういう時なのでしょうか?
オーケストラや吹奏楽などでの合奏にはとても便利ですよ。トランペットやサックス・クラリネットなどは楽譜に書かれているドレミファソラシドとピアノのドレミファソラシドと違いがあります。
それは各楽器に基準となる音があるからです。例えば、トランペットの楽譜のドの音は実際では(ピアノで弾く場合)シ♭になります。
アルトサックスではド=ミ♭になります。
他にもホルンはファを基準音に、テナーサックスではシ♭を基準にしていたり楽器によって様々です。またドが基準の楽器もたくさんあります。鉄琴や木琴、フルートなどです。
ここまで説明した時点で、ド=シ♭?ド=ファ???と頭が混乱してきますよね。
合奏で指揮者が見る楽譜は普通のドレミファソラシド(Cの音階)で書かれています。楽譜の書き方が異なる楽器に指示を出すときに「そこのソが…」と言ってしまうと、基準の音が違う楽器の人は混乱してしまいます。
ここで便利なのが違った音の呼び方です。よくドイツ音名を使います。実際の音をドイツ音名で読み、個々の楽譜を階名で読めば分かりやすくなります。
同じ調性の楽器同士が練習するの場合はドレミファで読み、合奏などで異なる調性の楽器と練習する場合は
実際の音をドイツ音名などで読めばコミュニケーションが取り合えます。
ごめんなさい…。上手にまとめられませんでした。
この回答への補足
回答ありがとうございました。
楽器により「基準となる音」「調性」が違うということを知らなかったがゆえに生じた疑問であることがまず第一に判りました。
音名をドイツ音名で、階名をドレミ・・で、と区別してしゃべることによりコミュニケーション上の混乱を避けるというのも「なるほど~」と思いました。
ただ、いろいろな楽器に係る「基準となる音」というのがどういうことなのか?
もう一歩分からなかったので教えて下さい。
これは、例えば、その楽器の一番低い音のことなのでしょうか?
ホルンはファが基準音であるというのは、ホルンという楽器のどういう特性なのでしょうか?
(基準音というのは、すべての楽器が440ヘルツだというふうに勘違いしていました)
また、「調性」という場合の「調」とは、ハ調、イ調のようなキーのことでしょうか?
それとも長調、短調のようなスケールのことでしょうか?
今のところ前者と理解していますが、ピアノの黒鍵白鍵と配列の異なる別の鍵盤楽器があるとしたら後者のイメージなのかなぁ~
と頭が混乱してしまいました。
No.4
- 回答日時:
直接的な演奏のコミュニケーションに関しては階名は必要とはあまり思いませんが、
音楽の構造(?)を考える場合には必要です。
ハ長調でのドの音、ト長調でのソの音(階名でド)は同じ役割、同じ意味で、調の主音です。
この場合は全て同じ名前で呼んだほうが便利でしょう。
そうすれば、全ての調について同じように考えられますから。
#2の回答でオーケストラで便利とありますが、私の少ない経験では移調楽器の場合はたいてい奏者が自分で対処してましたね。
オケやバンドによるんでしょうね。
回答ありがとうございました。
なるほど音楽の構造を理解するためですか。
そう言われると納得できます。
どちらも同じ呼称を用いるからややこしくなるのかもしれませんね。
例えば、1(いち)の音、2(に)の音、、、などニュートラルな表現を使う方があらぬ混乱を招かないのかなぁ~などど素朴に思いました。
No.5
- 回答日時:
階名読みは,歌の世界で一般的です。
特に全員のレベル(音楽的素養)があまり高くないコーラスグループ等では,音名読みを使っていたら,
大混乱を起こします。
また,♯1,4さんが言っておられる様に,メロディーの流れを表現するときも,階名のほうがわかりやす
くてよいと思います。
器楽の世界では,いちいち変換するのが面倒なので,音名読みをします。
みなさん,いろいろと難しくおっしゃっておられますが,
こういう表現がわかりやすくて良いのではないでしょうか。
No.6
- 回答日時:
#2です。
>楽譜のうち全ての奏者が一緒にみる総譜(スコア)というのは、音部記号より高低が分かれていても基本的には共通の五線譜により演奏しているというふうに私は理解していた(その意味では全員が「音名」という共通の尺度で曲を解釈していると思っていた)のですが、そのような理解は間違っているでしょうか?
んー、何と言いますか、間違ってるとも間違ってないとも言えます。
世の中には、どちらの場合もあるということです。
例えばハ長調の曲のスコアだとすると、調号(楽譜の左端の#や♭)は無いものなのですが、ブラバンのトロンボーンのパートの部分の楽譜は、ニ長調(#が2つ)になります。
それで、音名で言うところのドレミファソラシドを、トロンボーン式に「レミ#ファソラシ#ドレ」と言う人もいるし、音名で「ドレミファソラシド」という人も、両方、現にいるんです。
前者は、学生のブラスバンド部のトロンボーン担当の大半がそうです。
トロンボーンのドやソは、腕を全くスライドさせない基底状態の時に出せる、いわゆる特別な音なので、楽譜そのまま読んだほうが自然で、演奏方法を覚えやすいんですね。
後者は、絶対音感のある人(音楽の道の人)に多いのではないかと思います。要するに、楽譜に書いてあるのはレミ#ファなのに、読むときに音名に翻訳しているような感じです。
後者の理由は、私は、よくわかります。
絶対音感があると、440Hzが「ラ」と、頭脳の中で確固たる決まりがある感じなので、それを「シ」と言葉で喋ると、非常に違和感があるのです。
本題とずれるかもしれませんが、また他の例をちょっと。
縦笛では、ソプラノリコーダーもアルトリコーダーを比較すると、全部指を押さえたときが、ドとファになりますね。ですから、アルトリコーダーのファを改名で「ド」と呼んだほうが、指使いは早く覚えられそうですね。だけど、アルトリコーダーの楽譜は音名そのままですね。
トロンボーンと全く同じ音程の楽器でユーフォニアムっていうのがあるんですが、ユーフォニアムの場合も、楽譜はトロンボーンと違って、音名そのままです。
No.7
- 回答日時:
子どもに指導したときは
音名は変わらないのも、動かない物
階名は順番の言い方、動く物
ドはスタート位置が変わると教えました。
ドは1番目、レは2番目~を表すなどと。
いろいろな調、移調楽器の説明がつながると
思ったからです。
和音の学習でも
ド(1音、根音)ミ(3音)ソ(5音)と
学習しますので、階名が順番につながる
考えで無理なくつながると思います。
バンドで経験したことを思い出しますと・・・
フルスコア(各楽器のパート譜をそのまままとめたもの)を見て指示するときは、それぞれの楽器の調を
気にすることなく記譜の階名で言いました。
演奏者は自分の楽譜通りですから
わかりやすいです。
混乱がありそうなときは
「実音では~」という言い方でしたね。
トロンボーンのようにB♭調なのに楽譜がCの時は
あらかじめ普段どんな読み方をするのか確かめておきます。
バンドによっては実音で読む人もいるし
1音上の音で(階名読み)読む約束をしている
場合があるので。後者は子どものバンドが多いです。
また楽器の音の高低があっても
和音の構成はバランスを考える必要が
あるので、階名読みと実音での指示を
うまく活用します。
コンデンス・スコア(各楽器のパートを
実音で表したスコア)があれば
同じ音を出している楽器がどんな楽器か
わかりますので、
移調楽器の演奏者は慣れてくると
実音と階名の読み方を場合によって
使い分けるようです。
もちろん指揮者はすべてわかると思います。
ピアノと違って管楽器、弦楽器は
実音がEでも、それが階名の「ミ」(3音)にあたる
場合と「シ」(7音・導音)に当たる場合では
微妙に音の高さを変えます。
和音の第3音に当たる場合なども、(長調の和音
短調の和音でなども)ピッチを低めにするとか
高めにするとか加減があるので、そんなときは
階名で考えるなど、その時その時でわかりやすい
方法で考えますね。
回答ありがとうございました。
経験が深まるといろいろな使い分けが生じて来て、どちらも同じように重要なのだなということがよく分かりました。
あまり楽器に詳しくないので教えて下さい。
なぜ楽器に調というのがあるのでしょうか?
楽器の調って何でしょうか?
(漠然とした質問ですみません)
♯3さんの説明にもありましたが、
基準となる音が違う、調性が違う、移調楽器・・・という記述が出てくると、今一歩理解が不十分です。
なので、説明頂いた内容も推測しながら拝見しているため、40%ぐらいの理解度です。
No.8
- 回答日時:
7です。
楽器の運指上のはじめ
基準になる音を「ド」は
階名で言う1番はじめの音と考えてください。
木管楽器はその階名の「ド」
トランペットなどのピストン3本
を押す組み合わせで音を出す金管は
どこもおさない運指、「0」ゼロを
「ド」と言います。
トロンボーンなどは「1」ポジションで
スライドを全然動かさないで
もっとも自分に近くするポジションです。
管楽器は階名でいう「ド」を
楽器の運指上のはじめの音「ド」
として出すと
実音がCになる物
(フルート、ピッコロ、オーボエ、ファゴット)
実音がB♭になる物
(クラリネット、トランペット等金管楽器
ソプラノ・テナーサキソフォンなど)
実音がFになる物
(ホルン)
実音がE♭になるもの
(アルトホルン、アルト・バリトンサキソォンなど)
のようにいろいろ違うのです。
これらを「移調楽器」といいます。
これらは現在までの楽器の発達や工法の歴史から
なったこのようになったようです。
クラリネットはこのほかに特別「ド」が「A」
「E♭」になるものもありますし、
トランペットはドが「C」「D」「E♭」などありますが、曲の指定がない限りは上記のB♭管が
普通使われます。
ですから、バンドやオーケストラで全員が
同じ音を出す場合
楽譜の記譜上は調が違います。
たとえばC調(ハ長調)の場合は
C管はそのままですが
B♭管では「ド」は実音のB♭ですから
記譜上は「レ」にする必要があります。
なので記譜上は2度あげた調
D調(ニ長調)になります
このように
E♭なら記譜上は「ラ」です。
3度下げますので、A調(イ長調)
やっかいなのは
トロンボーンとフレンチホルンです。
トロンボーンはB♭管ですが
楽譜は原調つまりC管、実音で書かれています。
だから読替が難しいようです。
フレンチホルンは
F管なのに記譜上はB♭調だったと思います。
記譜上の「ド」は実音のB♭
ホルンの「ファ」
なので、4度高く読む必要があるようです。
(金管はあまり詳しくないので、もし間違っていたら
どなかた訂正お願いします。)
これらの楽器は読譜も大事なテクニックなんですね。
そういうこともあり吹奏楽では
B♭調の都合もあって
♭のつく調の編曲が多いようですね。
オーケストラの曲は
演奏するのは上級者が多いし、調の特徴を生かして
作曲家が創作するわけですから
いろいろな調があります。
その楽器によって調を変えて記譜するのも
作曲家の仕事でしたから(今はアレンジャーというか
編曲者がいますので)
楽器の特性を十分に理解して仕事する必要が
あったと思います。
もし機会がありましたら
オーケストラのフル・スコアを見てみると
いろいろな調があるのがわかるでしょう。
楽器店などにもあるようですので
音楽を学ばれているのでしたらよい経験に
なると思います。
ト音記号、へ音記号のほかに
このような調が違いますし、
ハ音記号(中音記号)もチェロなどに出て
くると、楽譜をよむのもかなりテクニック
必要なことがおわかりになると思います。
こう考えると
階名読みと実音(ドイツ名が多いですが)
が使い分けられる必要があるのですね。
ご参考になりましたでしょうか。
とても上手な説明ありがとうございました。
お子さんに教えられた経験もあってか、非常にわかりやすかったです。
音部記号だけでなく調も違うのですね。
(#2の方に対してした質問は、その点が分かっていなかったためにしてしまった質問であることも分かりました)
見たことがありませんでしたが、今度オーケストラのスコアを見てみます。
楽器の特性を教えてもらったことで、他の方の説明との関連も頭の中でつながってきました。
No.9
- 回答日時:
すみません、7です。
間違って「投稿する」を
押してしまいまた。
以下の部分、助詞が変ですね。
>実音がCになる物
は
>実音のCになる物
です。
その下も「実音の~」です。
この回答への補足
訂正ありがとうございます。
お手数でなければご指導ください。
以下の質問は家族から受けた質問ですが、
私自身上手く説明できませんでした。
こういう質問をする人に対してどのように説明すれば良いでしょうか?
(本人いわく「長調」とか「短調」とかいうのが、全くちんぷんかんぷんな状態)
「長調と短調の区別が良く理解できない。
長音階は基準音から3番目と4番目の間と7番目と8番目が半音、
短音階は…2番目と3番目…5番目と6番目が半音、
以上の様にして暗記する以外にないのか?
何か他の理論でもあれば解りやすく教えてほしい。」
No.10
- 回答日時:
長調と短調の区別というと
具体的にどういう点でしょうか。
たとえば
1 自分が実際に演奏する楽譜を見て、
「~長調、~短調」と判別すること
2 曲を聴いて、「長調、短調」と判別すること
3 楽典の問題などの楽譜を見て
「~長調、~短調」と判別すること
4 短調の成り立ち(音階の構成とか
同名調、平行調など)
など、もし詳しくわかるようであれば
補足してくただければと思います。
このカテゴリーの966634番に
「長調と短調」の質問がありましたので
まずご覧ください。
参考URL:http://okweb.jp/kotaeru.php3?q=966634
この回答への補足
お返事ありがとうございます。
2と4が近いと思います。
というのは、まず2に関連する本人の発言としては、
「だいたい曲に“暗い”とか“明るい”とかいう感じが本当にあるのか?-自分にはよく判らない」と言っています。
(こう言われてしまうと言われた方は困ります)
また「曲に“暗い”とか“明るい”とかいう違いがあるのであれば、それはリズムの違いではないか」とも言っています。
4については、本人は本を読んだ結果、
「長音階は基準音から3番目と4番目の間と7番目と8番目が半音、短音階は…2番目と3番目…5番目と6番目が半音」と書いてあることをそのまま暗記するだけで終わってしまい、そこから先に発展しないようなのです。
(活字から知識ばかりを得ようとして、実際の音で確認しない事がそれ以上理解が進まない原因かな?-と家族の私は推測してます)
いずれにしても本人は「ちんぷんかんぷんだ」と言っているので、そういった意味では1も2も3も4もすべてが疑問になってしまうのだと思います。
質問している家族も質問されている私もここまで来ると「何が解らないのか解らない」というのが、実際正直なところです。
「例えば、日本語だって51ある音がバラバラに組み合わされている訳ではなく、言葉としてコミュニケーションするためには、文法に基き構成されてはじめて意味を成すように、
単なる「音」ではなく「音楽」として感じる音のつながり:曲というのは、(例えば周波数で)分析してみるとある一定の規則性(パターン・・・よく使われる音とほとんど使われない音、全く使われない音)があって、そのパターンの種類が「音階(長調や短調その他)」なのでは!?」
といった私なりを解釈を説明してみるのですが、
譬えが悪いのか、それがまたかえって混乱させてしまうようです。
ますます混乱するような説明でスミマセン。
過去のご経験から、何をどう説明してもなかなか理解してくれないお子さんなどいらっしゃいませんでしたでしょうか?
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