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現在、健康志向で、エゴマの油、種などに含まれるα―オレイン酸などのオメガ3の不飽和脂肪酸が注目されるようになりました。
このオメガ3やオメガ6不飽和脂肪酸について、三点程確認のためにお聞きしたく思います。

最初に、DHAとEPAと同じオメガ3不飽和脂肪酸に分類されるα―オレイン酸について、お聞きします。α―オレイン酸はDHAの前駆体と言う話ですが、本当なのでしょうか?
体内に入ると、α―オレイン酸からDHAに変化すると言う事でしょうか?

二番目の質問をさせて下さい。
不飽和脂肪酸は、大きく分けて、DHAやEPA、そしてα―オレイン酸などのオメガ3、ごま油、サラダ油などのオメガ6、オリーブオイルなどのオメガ9の三つに分類されると聞きます。
また細胞膜の構成成分として、オメガ3やオメガ6があげられるとも聞きます。この事は本当でしょうしょうか?
また体の中では合成できず、食事等による摂取でしか得られないとも聞きます。
これらの事は本当なのでしょうか?

三番目の質問をさせて下さい。
二番目の質問とも関連しますが、オリーブオイルは、オメガ9と言う不飽和酸に分類されていますが、オメガ9に分類される不飽和酸は、細胞膜を構成する成分にはなっていないのでしょうか?

A 回答 (1件)

答えづらいですね…。



まず1行目の
>エゴマの油、種などに含まれるα―オレイン酸などのオメガ3
これは「αーオレイン酸」ではなく、「αーリノレン酸」ですね?

オレイン酸はオリーブオイルに平均して7割ほど含まれるオメガ9系の脂肪酸です。
エゴマ油や亜麻仁油に多く含まれ、この2年ほど注目を浴びているオメガ3がαーリノレン酸です。

>DHAの前駆体と言う話ですが、本当なのでしょうか?
これはどの程度のどういう情報をお尋ねされているのでしょうか?

Wikipediaで恐縮ですが、αーリノレン酸の生理についての項目をご覧ください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%CE%91-%E3%83%AA%E …
ざっと要約すると、複数の経路のいずれかでαーリノレン酸は体内でEPAやDHAに変換されます。
ただし
>α-リノレン酸からEPAやDHAに変換される割合は10-15%程度である。
そうです。

>不飽和脂肪酸は、大きく分けて、DHAやEPA、そしてα―オレイン酸などのオメガ3、ごま油、サラダ油などのオメガ6、オリーブオイルなどのオメガ9の三つに分類されると聞きます。
ものすごくイライラさせられる分類の仕方ですね…。
まず何を基準に分類するのかにもよるかと思いますが、一般的に不飽和脂肪酸を分類する場合、一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸の二つの分けられるのが一般的かと思います。

質問者さんは単語を覚え間違えていらっしゃるだけでなく、分類の仕方がごちゃごちゃになっているのが非常に気になります。
「ごま油」「オリーブ油」は脂肪酸の種類ではありません。植物油の一種類です。基本的にはゴマの種やオリーブといった単一の原料で作った油です。
「サラダ油」は一般的には複数の植物油をブレンドした調合油をさします。菜種油や大豆油、ヒマワリ油、綿実油などを2種類以上をブレンドしたものです。

いずれにしても油脂中には複数の脂肪酸が含まれています。10種類以上の脂肪酸を含むことは珍しくありません。一種類の食材に一種類の脂肪酸しか含まれていないと言うことはまずありません。
たとえばオリーブ油だと平均してオレイン酸約75%、パルミチン酸約12%、リノール酸約7%、リノレン酸約0・5%…といったふうです。
これを脂肪酸の組成といいます。
従って、質問者さんが書いたような「DHAやEPA、そしてα―オレイン酸などのオメガ3、ごま油、サラダ油などのオメガ6、オリーブオイルなどのオメガ9」という表現は問題があります。
例えばごま油やサラダ油にはオメガ3もオメガ6、オメガ9、また飽和脂肪酸も含まれています。

厳しい言い方で申し訳ないのですが、人にものをお尋ねになる際には基本的な用語の意味と概念は正確に把握していただきたいです。でないと聞かれたほうは何を聞かれているのかすら把握しづらいし、答えても答えた通り理解してもらえるのか不安になります。

上のオリーブ油の脂肪酸組成を書きましたので、3番目のご質問に先に回答します。
>オメガ9に分類される不飽和酸は、細胞膜を構成する成分にはなっていないのでしょうか?
なっています。

質問2について。
>また細胞膜の構成成分として、オメガ3やオメガ6があげられるとも聞きます。この事は本当でしょうしょうか?
事実です。ただし上に書いたように、この2種類だけでもありません。

>また体の中では合成できず、食事等による摂取でしか得られないとも聞きます。
これも事実です。
人が体内で必要としているのにも関わらず、ほかの成分を変換したり合成したり、生産したりできないために食事から摂取しなくてはならない栄養素を「必須〇〇」と呼びます。
たとえば食事から摂取しないといけないアミノ酸は「必須アミノ酸」と呼び、人間は現在9種類があります。
食事から摂取しないといけない脂肪酸は「必須脂肪酸」です。
人間にとっての必須脂肪酸はオメガ3とオメガ6です。
オメガ9が必須脂肪酸でない理由は、飽和脂肪酸の一種から変換が可能なためです。この飽和脂肪酸の一種は、人間が口にする食材に広く含まれるため、不足することがまずありません。

なぜ細胞膜にだけこだわるのかよくわかりませんが、脂肪酸の働きは細胞膜にだけあるものではありません。
また、オメガ3が脚光を浴びたのは、3と6のバランスが重要であるにも関わらず現代人は6のほうを摂取しすぎており、3がなかなか摂れないからです。
油脂全体の摂取基準もありますので、ご自身の食事から摂取すべき望ましい摂取量を超えることがないようになさってくださいね。
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この回答へのお礼

Yusuraさん、回答ありがとうございます。
またエゴマの油に含まれているのは、「αーオレイン酸」ではなく、
「αーリノレン酸」と言う事で、この段階で、間違っていますね。
その他、私自身の理解度の低さを露呈してしまったようですね。
細かい点まで、ご説明頂き、間違ったままの理解でなく、訂正して
頂き、大変勉強になりました。

お礼日時:2017/06/23 10:57

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