寂しいです。それしか考えられなくて、何事も集中できません。

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質問者：けーすー
質問日時：2017/10/01 16:38
回答数：3件

寂しいです。
それしか考えられなくて、何事も集中できません。

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No.3

回答者： ippouji
回答日時：2017/10/03 00:38

なぜ寂しいのか、それは世界観がそうさせているのです。

既に出来上がった世界、つまり、宇宙とか地球とか日本とかいう世界があってそこに生まれ生存している、そして自分ならざるものに取り囲まれていると考える。孤独で孤立している、空虚で寂しい心境に陥ることなります。

確かに宇宙の中に生まれてきたのは確かですが、逆の発想、世界観も持ち得るのです。
あなたは現に生きておられるのです。生きているということは自分の周りに世界が展開していてそれを時々刻々体験しているということです。その世界はあなた独自の世界です。あなたしか体験できない世界です。
あなたはその世界の中心にいるのです。その世界の今あなたが体験しているものはあなたのものなんです。

たとえば、隣の家の庭にきれいな花が咲いているとする。普通その花はその家のものという考えが先にたつのですが、今、その花はあなたが体験しているのです。その花の美しさはあなたのものなのです。花はその家のものだといいません。

あらゆるものはあなたが体験してそのようにあるのです。

私は自己生命図というの描きました。私の世界観です。
自己の生命は一つ、その世界も一つであるはずのものですが、心の働きよりその様相が異なり、３つに分けました。
真実というのはたった一つの實物です。
たとえば富士山を例に取りましょう。實物としての富士山が存在しているはずです。しかし、その富士山を直接体験しているわけではないでしょうから、今富士山があるのかないのかどのような状態のなのか分かりません。真実は知りようがないのです。

知ろうとすればそこへ行って五感を働かせて実際に体験するしかありません。それが現実です。
現実に体験し、真実からの光や音の情報を取り入れて、頭の中にイメージとして取り込みます。
イメージとして取り込んだものを私は事実だとしているのです。

この事実しては富士山は勿論日月星辰森羅万象、あなたの体験した世界があなたの中に取り込まれいつでもそれをイメージとして呼び出すことができます。

その事実を元に真実を生きているのです。
真実は知りえません。知ったものは事実になってしまっているのです。

何処に赴こうとも自分の世界の中なのです。自己切りの自己なのです。あらゆるものと皆繋がりをもっているのです。そう考えますと、寂しくはありません。

禅ではそんな世界ぐるみの自己を「尽十方界真実人体」といいます。
「行き先に　我が家ありけり　かたつむり」です。

共生山一法寺というブログをやっていますから、関心を持たれれば覗きにきてください。