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スピリチャルといわれる歌とゴスペルといわれる歌を聞いても、区別ができません。
両者の差は何でしょうか?

A 回答 (1件)

奴隷たちが作り出したスピリチュアルというジャンルを、南北戦争以後、ジュビリー・シンガーズ(Fisk Jubilee Singers)というグループが世界に認めさせ、黒人側も大変な努力を払いながら、芸術的なアート・ソングとして深めていった歴史があります。



そもそもスピリチュアルを歌ってたのは、奴隷を中心とした、いわゆる一般大衆の黒人であったが、スピリチュアルがどんどん芸術的に高められていった結果、大衆にとってはもう、自分たちの等身大の感情表現に合わないことになってきてしまった。そこで自分たちの表現として最適なものとして聖書に基づいてのゴスペル、ということになっていきました。
黒人教会の中でも、1910年代あたりまでは、ゴスペルなど、教会では歌わせないという感じでした。それがジャズやラグタイム、ブルースなどと一緒に時代の流れで発展し、多くの人々に浸透していきました。いわゆるジャズ・エイジとなり、20年代にはもうゴスペルが黒人教会で歌われるようになっていたのです。

近代アメリカにおいてゴスペルは、それぞれの時代、持っている文化で、マッチしたスタイル、表現の仕方で歌われています。しかし、スピリチュアルを熱心に歌っていた奴隷たちのように、「まことの自由、平安」を求める叫びと、「善きおとずれ」に出会った喜び、希望の告白が変わらず豊かに流れているのです。時代、文化は違ってもゴスペルこれはまさに救い主へのラブソングというものなのです。

http://music.geocities.jp/g3c_k2/spritual1.html
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございました。
両者の歴史的な経過がわかりました。共に、心の奥底に響く・訴えるように感じます。心が洗われ・豊かになるように聞こえます。

お礼日時:2015/08/28 19:26

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