大型商業施設のフードエリアというと、いわゆるデパ地下か、レストラン街やフードコートのようなものをイメージする方が多いと思う。しかし「LUCUA FOOD HALL」はそのどれとも違う、「次世代型の新しい食のエリア」というコンセプトを掲げている。
今回、オープンに先駆けた内覧会に参加することができ、その魅力をたっぷり堪能してきた。そのレポートをお届けしたいと思う。
■買い物ついでに軽く食べていくような使い方も
「LUCUA FOOD HALL」のある「LUCUA osaka」の地下2階まではJR大阪駅から徒歩数分。改札を出て駅構内を通り、すぐにアクセスすることができる。
「LUCUA FOOD HALL」にたどり着くとまず出迎えてくれるのが、チョコレートバーコーナーに設置された高さ約2.6メートルもあるという巨大なチョコレートファウンテンタワー(冒頭の画像)だ。そのタワーの足元ではイタリアの老舗チョコレートブランド「Venchi(ヴェンキ)」のチョコレートが量り売りで販売されている。
また、そのすぐそばでは濃厚なチョコレートジェラートを販売しており、チョコ好きにはたまらない一角になっている。
さらに進んでいくと、ピザ生地を豪快に空中に投げ飛ばすパフォーマンスを見ることができたり、自家製パスタ工房で作る生パスタを食べられるエリアが。
4種類のショートパスタを使い、ボロネーゼ、ポモドーロ、えびカレー、サーモンマッシュルームクリームの4種類からお好みのソースを選ぶことができるのだが、これが1カップなんと500円。ワンコインでいただけるのである。試食させてもらったが、バラエティに富んだ食感と濃厚な小麦の風味を楽しむことができた。
マルシェとレストランの融合がコンセプトの「LUCUA FOOD HALL」だけあって、例えば、色鮮やかなフルーツや、見た目からして新鮮な野菜が売られているコーナーもある。
また、その脇には好きな野菜をカップに積めて購入することができるサラダバーが。こちらも500円。ワンコインなのが嬉しい。
また、美味しそうなお肉がずらっと並ぶ精肉コーナーでは、お肉をただ買えるだけでなく、なんと併設されたBBQスペースでそのまま焼いて食べることもできるのだ。肉以外の野菜や魚介類などを焼いて食べたければ、「LUCUA FOOD HALL」内で自由に買い物をして持ち込めるという。
このように、ショッピングとイートインスペースでの食事が垣根なく自然につながっているところが「LUCUA FOOD HALL」の一番の魅力だろう。
■鮮魚コーナーでは本マグロの解体ショーも
鮮魚コーナーでは、中とろにぎりが1貫108円からというリーズナブルな価格で販売されているほか、コーナー奥の「魚と海鮮鮨酒場」で握りたてのお寿司を食べることもできる。1日に5回、本マグロの解体ショーも行われるそうで、活気あふれるエリアだ。
お寿司を試食させていただいたのだが、これがもう、口の中でとろけていくような美味しさだった。
もちろん、スイーツやベーカリーコーナーも充実。「乙女の隠れ家」がコンセプトだというイートインスペースでパンケーキなどを食べられる。
ベーカリーコーナーでは、「アラゴスタ」というナポリ生まれの新感覚シュークリームを販売していた。「チェリー」味を試食させてもらったところ、外はサクサクで中からジュワーッとクリームがあふれ出す絶品だった。
広い敷地内には、買って来たものを手軽に食べられるイートインスペースも用意されており、あちこちのお店で買い集めたもので自分好みのランチやディナーを楽しむこともできそうだ。また、「スターバックス コーヒー」をはじめ、14の飲食店も出店しているので、そこで食事を楽しむこともできる。営業時間は10時から23時と長く、状況にあわせて柔軟な使い方ができそうだなと感じた。
さらに詳しい情報については「LUCUA FOOD HALL」の公式サイトをチェックしてみて欲しい。なお、「教えて!goo」「おススメのフードコート、フードエリア、イートインを教えて!」という質問について回答を募集中だ。
●「LUCUA FOOD HALL」