プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

今、2級の勉強をしています。
1級に行くと会計学と原価計算が加わるから大変と聞きますが、商業簿記と会計学、工業簿記と原価計算はどう違うのでしょうか?
2級の工業簿記では原価の計算もするので特に工業簿記と原価計算の違いがわかりません。
本屋で1級のテキストを立ち読みしても違いがわかりませんでした。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

まず、簿記と会計学の違いですが、簡単に言うと簿記は現在の制度上での帳簿の記入や決算書類の作成がメインであり、


2級までと同じ作業としての簿記と考えていいと思います。

会計学ですが、これは現在の会計制度上の処理の方法の理論的な背景です。このため現在の制度上、なぜそのような会計処理をするのかということを学ぶことにくわえて、現在の会計制度上でカバーされていない部分について(今までに無いような新しい取引形態など)、どのような会計処理を行うことが妥当かを考えるものです。
そのため、会計学は簿記を理論的に支えるとともに、新しい簿記を創造するものと思います。(1級レベルでは創造の部分はでません。)

工業簿記と原価計算の違いは、内容にほとんど違いが無いように見えますが、工業簿記は製造に関する勘定記入がメインです。
そのため、原価の振替作業のように思います。

対して原価計算ですが、これは工業簿記で振替られていく製品原価に関する部分を掘り下げたものです。
そのため、製品の原価を集計して、製品原価を算定するものと考えてください。
また、管理会計的なもの(意思決定の判断材料としての原価情報)も原価計算に含まれます。

1級レベルでは、たまに変だと感じる問題がでますが、苦手科目での足切りに注意すれば、暗記で取れるレベルだと思います。余裕をもって取りたいのであれば、会計学と原価計算の学習内容のレベルをあげれば、変な問題でも対処できるようになります。がんばってください。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
違いがわかってきました。
簿記より会計学のほうが楽しそうだなと思います。

お礼日時:2004/09/23 12:37

1.商業簿記


商品売買業(例えば卸売店、小売店など)、つまり完成している商品を仕入れて販売する会社を対象とした簿記です。商業簿記は「商品の仕入→商品の販売」の帳簿記録が行われ、最終的に「損益計算書」や「貸借対照表」などの財務諸表を作成します。

2.会計学
企業等の経済活動を測定し、その企業の財政状態や経営成績を表す財務諸表作成する際の理論や裏づけを学問するものです。

具体的には下記のような項目を学びます。
会計制度(財務会計、制度会計、商法会計・証券取引法会計、税務会計…等)、企業会計原則、一般原則(真実性、正規の簿記、資本・損益、明瞭性、継続性、保守主義、単一性、重要性)、費用・収益の認識と測定(実現主義、発生主義、費用収益対応原則…)、損益項目(営業収益、営業費用、営業外損益、特別損益、当期未処分利益増減項目)、資産項目(資産の本質・分類、循環基準、1年基準、資産評価基準、取得原価主義、時価主義…)、負債会計(定義・分類、引当金…)、資本会計(意義・分類、資本金、法定準備金…)等

3.工業簿記
工業簿記は,材料を仕入れ,それを加工して製品を製造し,その製品を販売する製造業を対象にした簿記でです。商業簿記との大きな違いは製造活動も記録することです。工業簿記は「材料等を仕入→製品の製造→製品の販売」を記録するものであり、 商業簿記にはない製造活動の記録・計算が行われるため、「製造原価報告書」という新たな財務諸表が作成されることになります。

4.原価計算
簿記とは、その名の通り、「帳簿に記録」することをいいます。工業簿記とは上記の説明にもありますが、製造業で用いられる簿記のことをいいます。原価計算とは製品を製造するために原価がいくらかかったのかの計算をいいます。イメージとしては、「取引から記録イ(工業簿記)→製品製造(原価計算)→財務諸表作成(工業簿記)」という手続きのうちの1つと考えると宜しいかと思います。工業簿記との関係は、製造活動を記録(工業簿記)するためには,原価計算からのデータが欠かせないという関係があります。

もっと簡単に説明すると、工業簿記を採用している製造業では、製品を製造しているので材料や人件費がいくらかかったのかという「記録」だけしても製品の原価は分らないの役にたちません。その「記録」に基づき「原価」を「計算」することが必要となってきます。それが「原価計算」です。

長々とした説明になってしまいましたが、上記がご質問内容の「商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算」の違いになります。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/09/23 12:57

想像されているような違いはないと思います


簿記は体で覚えますが、会計は頭で覚えます
工簿と原計の違いは、もっとあやふや
日商の1級程度なら、とにかく反復練習さえしておけば、特別頭を使わなくてもどうにかなると思います
元々簿記はそれほど頭を使う学問ではないように思えます
逆に、物凄く体を使う学問です
考えているようではダメ
回答は時間との戦いです
丸暗記と反復練習
これを気が狂わない程度に延々と繰り返しておけば、誰でもとりあえずは何とかなると思われます

書き方は過激でしたが、むか~~~し簿記クラブで叩き込まれ、それで全国大会行けた体験からして、そんな感じが今もしています
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。
やっぱりあまり差はないんですね。

お礼日時:2004/09/23 06:25

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!