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「初恋」   北原白秋
薄らあかりにあかあかと
踊るその子はただひとり。
薄らあかりに涙して
消ゆるその子もただひとり。
薄らあかりに、おもいでに、
踊るそのひと、そのひとり。

ここで質問なんですけど、北原白秋はこの「初恋」の詩で何を読者に言いたいのですか?

A 回答 (3件)

明治時代の初恋とは好きな人を遠くから眺めるだけ。


彼女の着ているもの、その立ち居振る舞い、顔の表情から、彼女の境遇を想像し、涙を見れば哀れな過去や今の自由を縛られた境遇を思い、ため息をつき、ただ見ているだけ。でも彼女の姿は彼の脳裏に深く焼きつき初恋として生涯忘れることがない。薄明かりで時に涙を浮かべて踊っている娘は田舎から売られてきて水商売をさせられている娘でしょう。

同じ『初恋』でも島崎藤村の詩はもう少し踏み込んでいます。彼女と結ばれなかったがリンゴ畑で逢瀬を重ねた淡い初恋を歌っています。比較してみては如何ですか。
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ずばり「初恋」は一度限りのことで、その相手はほかでもない彼女ただ一人であって他の人はなかったということです。


リズミカルな音の響きあいにも注意して味わってほしいものです。
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国語の宿題でしょうか?


学生時代に現国の授業で出された記憶があります。^-^;)

これだ!という正解はないと思いますので、
各自で勝手に物語を作っても良いと思います。

私が創作した設定はこうです。
「芸者の置屋に引き取られた女の子が毎夜のように踊りを練習していました。それをこっそりとガラス越しに見ている若き白秋。
やがてその女の子は半玉(芸者の一歩手前)になり、
旦那衆のひとり(エロじじい)に水揚げされることになります。
水揚げされる前夜にひとり女の子は涙を流します。
何も力になれず声も掛けられない白秋。
結局、まともに一度も口を利くことさえできなかった
女の子と白秋。
こうして白秋の淡い初恋は終わります」

樋口一葉の「たけくらべ」っぽいですか?
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この回答へのお礼

即答ありがとうございます。
とても参考になりました。

お礼日時:2004/10/05 18:39

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