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2018/10/28放送のTBSドラマ 下町ロケットでは次のようなシーンが描かれました。
これって、実際のビジネスシーンで発生したらどうなる、どう対処するのでしょうか?


ーーーードラマの内容 ーーーー

帝国重工の納入業者である佃製作所が帝国重工の取引先審査を受けることとなった。
やってくるのは佃製作所を目の敵にしている審査官。
しかも運が悪いことに経営審査対応に最も重要な役職者であるところの佃製作所の殿村氏が出勤していない。その日の朝、実父が倒れ救急車で搬送された。殿村氏は佃製作所社長にそれを報告したが、社員思いの社長は殿村氏の取引先審査の欠席を許可してしまった
さらに運が悪いのは仕事熱心な殿村氏は経営審査に必要な書類を「持ち帰り残業」で持ち出してしまっていた。
帝国重工の審査官は書類の不備やら、担当者の欠席やら、何かにつけて低い評価を与え、「取引先として問題あり」との烙印を押そうというハラ積りだ。
結局、帝国重工の審査官は、書類の不備、殿村の欠席、佃製作所の他社買収案件の不安定性を理由に審査不合格と決めつけ、終了時刻前に強引に引き上げようとした。
その時!

ーーーー 続きは民放公式再放送サイトでお楽しみください ーーーーー

争点となりそうなのは
1 殿村が審査会を欠席することに正当性はあるか、家族の急病は理由になりうるか? また欠席を許した社長は社員思いなのか? 経営者ならばひとりの社員と家族を守るのではなく、全社員とその家族のためにも心を鬼にしても殿村に出社を命じるべきだったのでは?
2 殿村が重要書類を持ち帰りしたのは仕事熱心か、それとも機密保持が緩いとされるか?
3 帝国重工が審査会終了時刻前の終了宣告は許されるか否か?
4 その、帰ろうとした帝国重工に対し納入部品の供給停止、さらには帝国重工の競合相手への供給開始をチラつかせて止まらせたのは逆に佃製作所側が優位性を武器に脅していないか?

というあたりですね。
まあ、実際のビジネスシーンだったら経理担当者の欠席を決定した時点で、審査官側に
「今日は担当者の家族が急病にlなったのでどうしても審査をお受けられない。なんとか日程を変えてほしい」
とお願いモードで懇願するところから始まるでしょうけどね。
法律に詳しい方、ご回答ください。

A 回答 (1件)

法的には特に問題はないと思われる。



1.は社内の意思決定の問題であり、法律がどうこういう余地はない。欠勤を認めたのは社長の経営判断であり、この結果に責任を取るのも社長自身。仮に株主(そんな株主がいるかどうか知らないが)が、会社が不利益を被ったという理由で株主代表訴訟をしたとしても、いわゆる「経営の原則」や善管注意義務違反を問うことは難しそう。

2.一般的には情報管理が甘く問題ありと思われるが、これも社長の「経営判断」ならそれはそれ。

3.そもそも経営審査自体、両者の業務委託契約に基づく行為だから、合意があれば問題はない。

4.佃製作所が何をどこに納入しても、それは佃製作所側の自由。これはビジネス上の駆け引きの範疇と思われる。公取で言う「優越的地位の濫用」は、優越的地位がないと適用されないので、佃製作所が帝国重工より強いかどうかの判断になるが、まあそんなことはないよね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました

佃製作所の勝ち、ですね。

お礼日時:2018/10/29 10:32

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