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はじめて銀行に借入(制度融資)申し込みをするのですが、銀行から今期か5期分の利益計画書を作成するように言われたのですが、はじめて作成するので要領がつかめません。
どなたか作成方法を教えて下さい。
収入(売上)は、大体の予想で作成すれば良いと思うのですが、経費は、科目ごとに予測して算出しなくてはいけないのでしょうか?

それと下記算式の意味を教えてください。下記算式で算出した数値を5期分記載するようになっているのですが、この数字で何がわかるのでしょうか?

前期繰越金+減価償却費+当期利益-年間借入返済額


よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

既に回答が出ていますが融資審査の経験を踏まえて回答します。


算式の意味は、その企業の年間ベースでの返済能力を図るものです。通常、企業の経営は取引の中から利益を生み出しそれを蓄えそれで借金を返済していくのが普通です(減価償却費は、現金が実際に出て行かない費用のため返済財源となる)。
この算式で答が△になれば「不足の資金はどうする?」という疑問が沸いてきます。その段階で、別途資金のやり繰りができればよいのですが出来ない場合は不幸な結果となります。又、恒常的にこの状態が続くことはかなり危険な状態です。
それでは、「利益が出るような計画書を提出すればよい」という発想が生まれますが安易に考えないで下さい。
貴社の過去3期分程度のB/S、P/Lと同業種の他社との比較を行えば作成に無理強いしたかどうかは直ぐに判明します。
要するに、利益計画書は自社の強み及び弱みを把握し理解分析したうえでないと作成できないのです。
例えば、「技術力はあるけれど設備が不足している」
「何故この商品の利益率が低いのか、その原因は?」
強みを伸ばし弱みを改善する方策が明確になって始めて利益計画に落し込みが出来ます。これらは必ず銀行側からの質問事項の一つです。
経営者の意志が表れている計画書を作成して下さい。
尚、下記HPを参照して下さい。
中小企業庁 中小企業の会計38問38答

参考URL:http://www.chusho.meti.go.jp/
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この回答へのお礼

詳細な説明大変ありがとうございます。

お礼日時:2004/12/13 23:53

現役銀行員です。



他の方の回答にもある通り、銀行から示されているのは、借入返済の原資となるキャッシュフロー計画の計算です。
銀行は、返済計画の妥当性(要は返済に無理がないかどうか)を審査することもさることながら、キチンとした返済
計画を立てているか(=行き当たりばったりの計画でないか)を見ていますので、決して手を抜かずに作成して下さい。

これは単に銀行融資を受けるために必要なものではなく、今後、設備投資などの計画を立てる際に根本となる考え方
ですので、これらの経営分析手法は、必ず身に付けておかれた方がよいと思います。

計画作成の方法はいろいろありますが、代表的手法は、売上高の予測を立て、各種費用を変動費・固定費に分解して
予測計上し、差し引きして各期の利益計画を立てます。

それに更に手を加えて、手元現預金(余剰なもの)+減価償却費-設備投資所要額+税引後当期利益 = 年間返済限度額
を算定して下さい。
この年間返済限度額が年間返済額に対して多いほど、返済の余力があることになります。
もし、年間返済額を下回る場合には、その時点で資金が枯渇することを示します。借入条件を再考する必要があります。

いずれにしても、決して楽観的でなく悲観的でもない、ありのままの計画を出してみることが重要です。
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この回答へのお礼

分かりやすい説明ありがとうございます。

お礼日時:2004/12/13 23:55

売上についは月別に変動事由(例えば、季節要因分析等)を分析しておいた方がよいでしょう。


費用については、変動費(商品仕入等)と固定費(人件費・設備費・事務費)に区分し、分析しておくべきです。これを踏まえて「売上-変動費=限界利益」「限界利益-固定費=経常利益」にて月別利益計画表を経常利益レベルで作成し、法人税を計算した中期計画を提出してくださいというものだと思います。

借り入れにあたっては、きちんと根拠を示す要因分析を行っているかが試されます。

算式は所謂、キャッシュフローの話です。これを出すためにも、設備投資案件を分析し、減価償却費を分析する必要があります。
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この回答へのお礼

忙しいところありがとうございました。

お礼日時:2004/12/13 23:54

銀行が形式的に求めているのか、それなりに厳しく査定する趣旨で求めているのかによって、求められる内容や補足資料の準備が違うと思いますので、最終的にはその銀行の融資の担当の人に直接確認して作成した方が良いと思います。



いったんは手元資料として、それなりの算出根拠明細(または裏づけとなる考え方)を作っておく方が良いと思います。
その上で、出すのは大内訳で括った項目(決算書の損益計算書の内訳項目ぐらいでよいのでは?)で良いと思います。最初から明細で出すと、ずっとそれ以上のものが期待されてしまうでしようから・・・。

ご質問の算出式は、損益計算書上の利益ではなくて、キャッシュベースでどうかということを確認されているのだと思います。
「前期繰越金」に「当期利益」を加え、それにP/L上は今期の費用と処理されているがキャッシュベースでは発生していない「減価償却費」を当期の利益に戻入した、「概略の手持ちキャッシュ合計」で返済金がどの程度まかなえるかを見たいのだと思います。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。

お礼日時:2004/12/12 15:27

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