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一般的に横笛と縦笛はどういうメリット、デメリットがあるのでしょう。

私の経験では横笛より縦笛のほうが指で穴をふさぎやすい、横笛では時々すき間ができてしまうと思えるのですが、横笛にするメリットは何かあるのでしょうか。

A 回答 (4件)

隙間ができるできないは奏者の技術によるところがあるのでメリットともデメリットとも言い難いですね。


私は横笛の方がどちらかといえば演奏しやすいです。
おそらくヴァイオリンで非対称な演奏姿勢に慣れているからでしょう。
日本人の場合は小学校、中学校のリコーダーの授業の影響で縦笛のほうが演奏しやすいと感じる人が多いでしょう。

現在の工学技術から見ればどちらも大きなメリット・デメリットは少ないと思います。
ただ、過去の加工技術が今ほど発達していない時代には音色の点で大きな違いがあります。

笛には縦笛・横笛という形状の他にエアリード楽器・リップリード楽器・リード楽器という分類もあります。

まずエアリード楽器ですが横笛の方が作りやすく演奏しやすい形になります。
エアリードの楽器は「小さな角度で大きな穴に息を高速で吹きかける」という条件を満たさなければなりません。
その点で円筒の横に穴をあけるという方法は簡単に条件を満たすことができます。
また、円筒で中空のものといえば竹、動物の大腿骨、動物の角等、自然界で容易に入手することができます。
この条件を満たすと自動的に横笛になりますね。
尺八のようなエアリード楽器で縦笛という変わり種はありますが、無理のある姿勢で演奏することになるためまともに鳴らすだけで数年かかるという難物です。
一方フルートはすぐなるとはいきませんが、1週間も集中して練習すれば簡単な曲は弾けるようになります。
エアリード楽器が出す音の特徴は空気という究極に柔らかい物を音源としているためとにかく柔らかい音がします。
フルートの音が代表的です。

リップリード楽器は間違いなく縦笛の方が作りやすいです。
穴に唇を当てて唇をぶるぶると震わせる事を音源にしているからです。
身近なものですとラップの芯に口を当ててやってみると大きな音が出るというのがホルンやトランペットの原型に近いですね。
これもエアリード楽器同様中空の円筒のものがあればいいので、竹、動物の大腿骨、動物の角等、自然界で容易に入手することができます。
リップリード楽器が出す音の特徴はとにかく力強いことです。唇という大きくて重い物を震わせますから破裂音に近い音(トランペット)であったり、長くすると太くて重い音(ホルン)になります。

音の特徴の違いから2つはそもそも役割が違います。
横笛は宗教的儀式に目的に向きますが、縦笛は合図としての目的に向きます。

そしてリード楽器ですが、これはリードを口にくわえる特性上原則縦笛の方が作りやすいです。
ただ、エアリード楽器、リップリード楽器と異なり、硬い物を薄く正確に加工し張り付けるという高度な加工技術が要求されます。
そのため、エアリード楽器やリップリード楽器に比べ登場の時期が遅いです。
演奏のしやすいさという点では随一で誰でも鳴らせます。
音の特徴はエアリード楽器程柔らかい音は出せませんが、リードや管の作りで柔らかい音もリップリード並みの力強い音も出せます。

ただ、現在の加工技術であればリコーダーのような縦笛型のエアリード楽器や、横笛のリード楽器や、横笛型のリップリード楽器を作り出す事ができます。
とはいえ、リコーダーはそれほど大幅に音色は変えられませんが、フルートは多彩な音色が出せることからもわかるように、直接口をつける楽器の方が圧倒的に表現力が豊かです。
その点で、やわらかい音を出すなら横笛、強い音を出すなら縦笛の方が適している事は笛の誕生以来変わっていません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> 私は横笛の方がどちらかといえば演奏しやすいです。
おそらくヴァイオリンで非対称な演奏姿勢に慣れているからでしょう。

そうですよね。私も横笛は腕を非対称にして演奏していると感じます。

確かに加工の点では、横笛の篠笛は吹き口がただ穴が開いているだけですが、縦笛の尺八は吹き口が複雑ですね。

お礼日時:2020/02/29 09:18

尺八は無理な姿勢でもなく、吹き方が複雑でもないですよ。

 音を出すだけなら数分で可能です。
尺八の音色は、倍音が多いという特徴があります。複雑な音になり易い。 なので外国の管の演奏家にも評価が高いです。 奏法に関しても、顔の上げ下げで音程を上下させ、ビブラートも同じ理屈で行います。 フルート、横笛、ケーナ等他の笛にはない特徴がありますので、プロの音色をよく聞いてみて下さい。
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純粋に工学的な話をすると‣・・縦笛の方が長い気柱管にし易く、①音が大きく ②低音が鳴らせ ③出せる音階が多くなる‣・・というメリットがあります。

長い気柱では穴の間隔も広くなり手が届かなくなりますが、それを解決するメカニカルな閉鎖機構も縦笛なら取り付けやすくなります。(横笛では、気柱が長くなったり閉鎖機構が複雑になって重くなると、保持出来なくなります。サクソフォンの気柱管と閉鎖機構を持ったフルートとか‣・・想像する分には面白いですが、演奏する気にはなりませんね~)

 がしかし。

>横笛より縦笛のほうが指で穴をふさぎやすい

‣・・それは長い気柱管や複雑な閉鎖機構を持たない単純な『穴が開いてるだけの比較的短い』吹奏楽器、縦笛ならリコーダー、横笛ならファイフの事を指しているのではありませんか?
 っとすると、

※押さえ易さは慣れだと思います。
 フルート吹きのワタシからすると、リコーダーの方が押さえ難く感じます。例えば‣・・アルトリコーダーの低いC音は、右手の小指が瞬間的に押さえられませんが、ファイフだと殆ど自由に何でも出来ます。

※横笛と縦笛の違いは、専らトーン(音色)でしょう。
 リコーダーもファイフもエアリードで、吹奏楽器の分類上は同じですが、気柱を振動させる構造が違います。
 固定されたエアリードのリコーダーと、エアリードの形成から工夫が必要なフルート属=ファイフとは、トーンが全く違います。またファイフの方が、奏者によるトーンの違いが明確に出ます。

※元々、西洋音楽ではフルートというのは縦笛(今日のリコーダーに近い楽器)のことを指し、ルネサンス期でも横笛はありませんでしたが、16世紀になると『急に』横笛(いわゆる今日のフルート)が登場します。
 これはシルクロードを通じて西洋に持ち込まれた、東洋の『民族楽器』(日本の神楽笛も含まれていたかもしれません)が浸透した為と言われていますが、何故ワザワザ横笛が西洋楽器に登場したか?というと、その美しい高音が西洋音楽でも歓迎されたとされています。
 やはり横笛の存在理由は、その『音色』ということになりそうです。

※では何故民族楽器に横笛が多いのか?っというと‣・・明確な説は無いと思いますが・・・元来節をブチ抜いた竹や木の棒をクリ抜いた木管で吹奏楽器を作っていた民族楽器では、固定された『ホイッスル』リードよりもフルート型のエアリードの方が(奏者の努力によって)音程が安定させ易く、そうなると管を縦に使うより横に使った方が作り易かったから、辺りが理由になると思います。

‣・・・リコーダーの様なエアリードの横笛とか、逆にファイフの様なエアリードの縦笛も、発音(空気を振動させる)原理から考えると作ることは十分可能だと思いますが、どういうワケか西洋音楽での使用に耐えるモノは作られないまま今日に至っています。
 しかし将来的には、サクソフォンの様に奏者の思い付きで新たな吹奏楽器が登場することは(サクソフォン=サックスは、19世紀のクラリネット奏者アドルフ‣サックスが考案した楽器で、歴史の浅い『思いつきで作ってみた』楽器です)、十分あり得ます。フルート属も、改良された『尺八』(フルート型のエアリードで縦笛という希少楽器です)の様な西洋楽器が、今後登場するかもしれません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

> その美しい高音が西洋音楽でも歓迎されたとされています。
 やはり横笛の存在理由は、その『音色』ということになりそうです。

縦笛より横笛のほうが美しい音色が出るということですか。

お礼日時:2020/02/29 13:56

発音原理の違いでは?


横笛の発音原理は、縦方向に伸びる笛では無理です。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

意味がよく分かりませんでした。

お礼日時:2020/02/29 09:18

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