プロが教えるわが家の防犯対策術!

来年度、卒論でひとり作家を選び、その作家の作品について様々な研究をします。
しかし…日本文学を専攻しているのに、近代文学ってつまらないような気がして今までほとんど読んだことがありません!なので、どの作家を選んでいいのか困っています。
おもしろい作品に出逢えたらいいな、と思うので、おすすめがあればぜひ教えてください。

A 回答 (11件中1~10件)

近代文学とは明治以後の文学のことを指すのでしょうか?


 それならつまらないのは当然です。
 明治期は政治に天才が輩出したので文学の世界にはせいぜいインテリレベルしか
 いないのです。
 文学の世界に天才が出だしたのは、日本が何とか世界に伍していけるだけの
 経済力をつけた近年になってからです。
 一番は山崎豊子。彼女の「大地の子」などはひょっとするとパール・バックに
 匹敵する普遍性があります。
 それとやや理性が勝っていますが、司馬遼太郎。
 彼は歴史小説という欧米にもない小説のジャンルを打ち立てています。
 もちろん指導する先生は、もっと一般的に文豪と呼ばれるような人の作品を選んだ方が
無難だと難色を示すかもしれません。
しかし、自分で読んで面白くないものを卒論のテーマにしても
それは「他人」のために
 形を整えるだけ。あなたの人生に何のプラスにもなりません。
だまされたと思って、あなた自身の感性を信じて
本当に読んで「面白い」「感動する」小説を選んでください。



 
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最初に疑問。


卒論のゼミ分けの時に、自分の希望の教授(=興味のある分野)には入れなかったのでしょうか?
普通だったら、余程人気のある先生でないと、
自分の希望する教授のゼミに入ることができますよね?
それなのに、なぜつまらないと思っている近代文学を専攻してしまったのでしょうか???

それはおいといて……。
近代文学……私も苦手です^^;
#1の方が書かれているような現代文学になれば好きなんですけど。

そんな私が唯一楽しんで読めるのが、
自然主義の作家の作品です。
島崎藤村とか、田山花袋なんて大好きな作家です。
短編小説も結構あるので、
1度読まれてみてはいかがでしょうか??
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こんにちは。



文学部卒などではないのですが、「面白い作品」という点だけでアドバイスします。

個人的には「太宰治」を推します。
エッセイだったり、おとぎ話だったり、戯曲だったりと形式にこだわらず、色々なものを書いています。
そしてほとんどの作品に他の作家にはないユーモラスな部分にとんでいるということです。

彼の作品を全て読んだら、引き出しの広さに驚かれるでしょう。

作家選びに苦戦しているのであれば、短編などを読みあさるのもいいかと思います。

ではでは。
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では、私は文学部卒として実際的(?)なアドバイスをさせていただきます。



今まで読んできた中で一番好きな作品をピックアップするのが一番だと思いますが、
面白かったものがひとつもないのでしたら、#2さんが紹介しているような自然主義文学の作家や、三島由紀夫のような、「文学」として考察しやすいものを選択するのも手ではないでしょうか?
面白くても大衆小説としての面が強いものはそこから文学として語るべき部分を抽出するのが大変でしょうし、卒論は長いのでネタ切れの心配もありますから・・・

日本文学を専攻しているということは、近代文学が嫌いでも古典などは好きなのでしょうか?
自分が好きな古典に影響を受けている近代文学の作家を選ぶのも面白いかもしれませんね。
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私の好みから言えば、日本の近代作家は「夏目漱石」に尽きます、ハイ!! 宮沢賢治も太宰治も、谷崎潤一郎も樋口一葉も、島崎藤村も芥川龍之介も、志賀直哉も森鴎外も、それぞれに魅力的ですが、漱石には及びません。

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 どの辺りから、近代文学に分類されるのかが分からない程度のものです、はじめまして。


私も日本文学が苦手です。内輪のことをぐだぐだ言っていて、スピード感がないのがまずいやですね。でも、梶井基次郎の「檸檬」はいいです。ものすごく短い作品ですがキレが違います。「闇の絵巻」なども気に入ってます。対象から距離をとっていたくせに、一瞬間合いが縮まる感じが巧いと思います。
 それから、坂口安吾もひねくれた感じで、バサバサ斬ってて気分爽快です。「堕落論」。
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なにが面白いか人それぞれですが、たとえば・・



永井荷風
泉鏡花
内田百閒
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私は宮沢賢治について卒論を書きました。


特に作者の気持ち(心理的なもの)を研究できるものがいいなーと思った結果、彼の『銀河鉄道の夜』を取り上げて、”幸せとは何なのか”という『賢治の幸福論』について書くことに落ち着きました(『注文の多い料理店』『よだかの星』も取り上げました)。
子供でも楽しめるし、大人になっても楽しめる。よくよく読んでみると考えさせられることもたくさんあります。
ということで、私のおすすめは宮沢賢治です。

ちなみに友人たちは、同じく宮沢賢治の『注文の多い料理店』、太宰治の『人間失格』、作品は忘れてしまいましたが、遠藤周作を選んで卒論を書いていました。
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近代文学は、その人の経験が大きく関わってくると思うんですよ。

その時読んでもつまらなかったのが、後になって面白くなったり。
例えば私は留学経験があるのですが、その期間以前は全く面白くないと思っていた夏目漱石を、漁る様に読み尽くしました。まずは自分の経歴に似ている人を選んでみることをお勧めします。

近代をどこからと定義するのか分からないのですが、一応明治以降ということで。日本文学専攻ということは、文章を読むのはお好きですよね? ならば、私も愛書家としていくつか私的なアドバイスを。
●三遊亭円朝ーーもし近代以前がお好きなら、近代文学導入として読んでみるとよろしいかと。落語や歌舞伎の台本を小説風に書き直したものです。言文一致の先駆け。
●田山花袋・太宰治・芥川龍之介ーーここら辺はオーソドックスですが、卒論をこなすための手段としてはもっとも取り組みやすいと思います。
●海野十三・渡辺温・夢野久作ーー話の展開を研究したいならばどうぞ。SFや推理っぽくて、短編も多いので気晴らしにもできます。
●夏目漱石・井上ひさしーーこれくらいになると、もうとてもライトに読めます。前者は研究者にも人気ですし、後者はまだ元気に活躍してらっしゃいますし、研究材料には事欠かないと思います。

それから、名前を忘れたのですが、最近問題になった癩病(ハンセン病)の患者で作家の方がいます(もう亡くなってますが)。もし社会面から作家を選びたいのでしたら、ホットな話題ですからお勧めします。
もしよろしければ、著作権の切れた作品を無料で読めるサイトを紹介しておきます。ここでは検索も出来ますからvv

では、長々すいません。

参考URL:http://www.aozora.gr.jp/
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近代と言うより現代かも知れませんが、


存命の作家を網羅し数値的に評価した
福田和也『作家の値うち』が参考になるかも知れません。
私はむしろ山崎豊子や林真理子などの女流には「よく勉強した」という感じしかしません。
頑張った「第三の新人」のうちで
一冊を挙げるなら北杜夫『楡家の人々』。

参考URL:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-sea …
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