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空手と極真空手の歴史を簡単でいいので教えてください。

A 回答 (3件)

簡単に…。

とりあえず昔の空手の師匠からの受け売り100%でお届けします。

元々空手とは唐手。中国拳法を源流とし、沖縄に渡りました。
これはまだ沖縄が琉球と呼ばれ、そこに住む人々も日本人じゃなかった頃の話です。
当時の唐手は、今広く知られる突き・蹴りオンリーみたいな武術ではなく、
投げもあれば極めもあり、あまつさえ武器もあるというものだったようです。
(元になった中国拳法が何なのかわかりませんが、あちらでも少林拳などを見るに普通の事なんだと思います)

伝わってきた地域やそれによるスタイルの差があって、
結構有名だと思うのですが、首里手(しゅりて)、那覇手(なはて)、泊手(とまりて)なんかの流派(じゃないと師匠はいいますが、ニュアンスとしては流派みたいなもの)があったらしいです。

少林拳の試合なんかを見てるとよく「南派」とか「北派」という言葉を聞きますが、
首里手はどちらかというと北派、那覇手は南派のに近いんだそうです。
構えや動きの大小などなど、色々違うところはあるのですが、
まぁ単に中国の北の方で流行ってたのが北派、その逆が南派という解釈でもOKかと。

これが、年号が慶長とかそんな昔の頃のお話。

一気に時代は飛んで大正11年だか12年(曖昧)
東京で開かれた体育展覧会?とか博覧会?とかいうイベントで、始めて唐手は公開されます。
このときの演武をしたのは首里手使いの船腰義珍さん。
これを見た高名な柔道家、嘉納治五郎さんの招待で、講道館(柔道の流派)に行き、演武したり唐手の講演みたいなものもしたとか。
この講演の中で、師は日本に唐手を広める上で、投げや極めなど既に柔道で広められている部分を織り交ぜるよりも、
突きや蹴りに特化した武道として広めた方が効果的だ、と考えたらしいです。
これが後に、空手が突きや蹴りに特化していく事となった顛末だとか。
(実際、型稽古とかしてるとどう考えても投げっぽい動きとか、間接極めてるっぽい動きはいっぱいあります。)

またも時代は飛んで今度は昭和初期(曖昧)
中国との国際関係とかまぁなんか微妙な事から、
唐手から空手へと改名がなされます。
「唐」という中国を表す言葉は良くないって事らしいですね。
ちなみに空手の空は「色即是空」の空だとか。
上記を読んでいただければわかると思いますが、決して「手が空だから」じゃないです。
そもそも手が空じゃなかった頃もあるのです。

そしてここから、徐々に空手の「流派」ってものが出来てきます。
最初に出来たのは那覇手から派生した剛柔流。
その後どんどん流派は増えるのですが、大きなところでは松涛館流や糸東流、和道流とかがあるでしょうか。

何だか長くなってまいりました。ちょっと飛ばしていきましょう。

その後、空手を広めるにはやっぱスポーツとして広めないと!みたいな事になってきます。
で、そうなると困るのがどこまで本気でやってどこまで制限するか。
剣道なら竹刀と防具で痛いけどそんな大怪我はしませんし、
柔道も畳を使ったりあんまり危ない事はしちゃダメって事にしてスポーツ化されてます。
でも空手は殴ったり蹴ったりなのでそれも難しい。
かといって、実際殴らなきゃ実戦とは程遠い。でも危険だし…
そんな葛藤があって、研究されたのは、今のような「寸止め」ではなく、防具でした。

ただ、今のように高い機能を持ったものなどそうそう作れるはずもなくて、やっぱり結構危なかったみたいです。
(まぁ、そのちょっと前の時代には木刀で殴りあうのが剣道の稽古だったわけで、今とは感覚が少し違うかもですが)
んでこれじゃやっぱりいかんだろうとようやく出てくるのが寸止め。
やっぱり安全だし、誰でも取り組めるという事で。

これをその後、全空連っていう組織が正式採用して、まぁひとまず競技としての空手は完成しました。
今でも寸止めでやってるとこは結構あります。
高校とかの空手部なんかは、大体全空連のルールでやってるんじゃないかな?
この後も、各流派で結構ばらばらな「型」を競技として行うため、
指定型っていう共通のものを作ってみたり(でもやっぱり流派とか稽古場ごとに微妙に動き違うけど)っていう事もありました。

でもやっぱり、寸止めや型なんかちょっと実戦ぽくないじゃないかという流派は結構あったみたいです。
その中の急先鋒がかの有名な極真会です。
この流派は、上の方で書いた剛柔会から派生してるんですが、
掴みや引っ掛け技が無いちょっと異色な感じの(今の感覚では普通ですが)流派です。
この辺りはもう説明するまでもないと思いますが、
漫画アニメドラマその他色々と題材にされたり、
より「格闘技」っぽい事から興行にも成功して超有名になりました。

その後、ムエタイと異種格闘技戦をしたりプロレス団体と抗争みたいな事になったり、
ずいぶんと波乱万丈な感じの極真ですが、この過激なルールすらも実戦ぽくないとか言い出す流派が出てきます。

まぁ実際、顔面を殴っちゃダメとか、掴んで倒して殴りつけるのはダメとか、
そういう点では実戦ぽくないと言えばそうなのですが。
ともかく「興行になる!」って事でやたらと過激なことをするところもあったようですが、
だんだんと落ち着き、現在で言うとこんな感じの流派が有名でしょうか。
・新空手(グローブ付けて顔面も殴ってOKなアマチュア空手)
・士道館(キックボクシングを取り入れてみたらしい。よく知らない)
・大道塾(防具付きKO制。今様に言うなら総合格闘技)
・正道館(K-1で超有名。聞こえは悪いけど興行的な空手)

大体こんな感じです。
何かすごい長い…。あんまり簡単でないですね、すいません。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答ありがとうございました。 とても丁寧に答えていただき、すごくうれしかったです。

お礼日時:2005/02/12 14:13

元々空手は中国から沖縄を経由して日本に上陸した格闘技体系で、「唐手」という字を当てたそうです。



極真空手は、故・大山倍達氏が創設した空手の一流派であり、それまでの、打撃を寸止めして直接相手に当てない、いわゆる伝統派空手に異を唱え、直接打撃の組み手を取り入れたものです。

詳しい年代などがわからなくて申しわけありませんが…こんな感じでよろしいでしょうか。
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この回答へのお礼

はい! ありがとうございました。

お礼日時:2005/02/12 11:16

 極真空手については、公式ページにありました。



トップページ
http://www.kyokushin.co.jp/

歴史のコーナー
http://www.kyokushin.co.jp/jpn/iko/iko_htry.html

参考URL:http://www.kyokushin.co.jp/
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この回答へのお礼

ありがとうございます。早速みてみます。

お礼日時:2005/02/12 11:13

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