アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

多くのアコースティックギターは、ボディの真ん中、ネックよりの弦の下の部分に丸い穴が空いていますよね。オベーションみたいにボディ上部に複数の穴があるのもあります。それに対して、クラシックの弦楽器って、ほとんどボディ表面の横の方にf型の穴があけてあります。ホローボディのエレキギターにもf型の穴が空いていることがよくあります。
まず第一に、どこに穴が空いているのが理想的なのか、フラットトップとアーチドでちがうのか?次にf型のかたちに音響的な意味があるのか、唯の装飾なのか?
識者におたずねいたします。

A 回答 (2件)

単純に説明します。


まず,ボディの中の空間は音を共鳴させて増幅させるためにあります。
もし,穴(サウンドホール)の大きさが,ボディの全面全てが穴くらいに大きくなると,共鳴・増幅するスペースがなくなってしまい,音は良く鳴りません。
もし,穴が無い場合,共鳴した音が外に出られなくなるので,これまた音が良く鳴りません。

その,共鳴・増幅するスペースを十分確保した上で,うまく折り合いを付けるように穴を開けるのが,先人の知恵であり,実証です。

>> どこに穴が空いているのが理想的なのか、
穴の開いている大きさが同じであれば,どこに穴が開いていても,さほど音量に差は出ないと思いますが,波長によって増幅される加減が変わるので,音色は全く変わります。
どういった音色が好みでしょうか?
おそらく,職人もしくは,楽器制作の依頼者の好みによって変わるでしょう。

>> フラットトップとアーチドでちがうのか?
アーチの方がフラットよりも耐久性に優れます。
でも,頑丈になる分,音は出にくくなるので,それなりな工夫が必要です(魂柱や力木など)。

>> 次にf型のかたちに音響的な意味があるのか
f型の形自体には音響的意味はありません。装飾的です。
でも,f自体の場所,大きさ,細かい形は,求める音量や音色を出すための経験と計算の上に成り立っています。

音楽に「これが良い」という絶対的価値がないように楽器にも「これが良い」という絶対的価値はありません。 
    • good
    • 1
この回答へのお礼

納得いたしました。ありがとうございます。

お礼日時:2005/03/10 17:06

こんにちは。

趣味でギター作っていますがサウンドホールの大きさ、位置については永遠の課題かなと思ってます。側板にモニター用の小さいサウンドホールを設けた手工ギターもありますね。
No.1さんの回答が素晴らしい(私も勉強させて頂きました)ので、私はエレキのFホールについて雑談をお話します。
フルアコはまだしも、共鳴胴の小さいエレキ(セミアコ、セミソリッド)に付いたFホールについては、殆ど「装飾」的要素の方が大きいと思います。この”穴”が時にはハウリングの要因になります。B・BキングのギターはFホールがありませんし、ジョージ・ハリスンのグレッチはFホールが”絵”でした。リー・リトナーのアイバニーズは黒いF型プラスチックを埋めていました。そのようなことからも装飾的要素が強いのかなと思います。中にはフィードバックを効果的に使う人もいるようですが。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

装飾にはいろいろありますね。
私もギターを作ってみたいです。

お礼日時:2005/03/10 17:10

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!