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遣唐使は、往路を東シナ海にとる場合、九州から唐を目指します。
ところで、この航路では、夏には、風が唐から日本へ(逆風として)吹き、秋になると逆方向(順風として)に変わります。
質問は、なぜ、遣唐使は、夏に出発という、逆風の季節を選ぶのでしょうか?

A 回答 (3件)

九州を出発する時期は遣唐使という役割の手前、唐の都である長安(今の西安)にいつ着けるかで逆算して決められていたと考えられています。



遣唐使は翌年の元日に行われる朝賀に出席する必要がありましたが、そのためには12月までに唐の都に入る必要がありました。今の様に簡単に航海できるとは限りませんし、どこに着くかもわかりません。と言っても大体のところは杭州湾や揚子江河口付近でしたが。また難破してどこかに漂着することもあったし、何事も余裕をもって出かけたということですね。

出発から到着までの詳細な記録すべてが残っているわけではないですが、夏に出発しても元日の朝賀に間に合わなかった事例も記録が残っています。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
<翌年の元日に行われる朝賀に出席する必要>があるのですね。
その時期から逆算すると、夏ごろに渡海ということになるのですね。

お礼日時:2021/11/08 17:03

東シナ海における季節風の風向ですが、夏が南東風、冬が北西風なので質問文の反対方向の風。

つまり順風です。
https://juken-geography.com/systematic/monsoon/
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この回答へのお礼

御尤も

お礼日時:2021/11/09 08:26

梅雨前線が通過した直後の夏は、太平洋高気圧が張り出して、気候が安定します。

秋になると台風が出来始めますので危険です。

もっとも近年は気候変動によって、この時期はこう、という事が言えなくなってきましたが。
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
夏は、<気候が安定>するのですね。
梅雨(前線)と台風を避けた、良い束の間なのですね。

お礼日時:2021/11/08 14:56

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