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講究という熟語について、広辞苑と大辞林では下記のように説明しています。

しらべきわめること。研究。
深く調べて明らかにすること。「自然の道理を―し/日本開化小史(卯吉)」

なら、下記のように使うことができますね?

彼は、OOとXXの相関関係について長年講究してきた。


そして、穿鑿という熟語の場合、広辞苑と大辞林では下記のように説明してますね。

①うがちほること。ほじくり返すこと。
②手を尽くしてたずね求めること。狂言、鱸庖丁「方々と―致いて、淀一番の大鯉を求めましてござる」
③究明すること。どこまでも調べ立てること。天草本伊曾保物語「色々の―の後、板に開かるるなり」

(1)穴をあけること。「激浪花崗岩を浸蝕して―する所/日本風景論(重昂)」
(2)細かい点までうるさく尋ねて知ろうとすること。「他人の行動を―するのはよせ」「―好き」
(3)細かいところまで十分調べること。「委しく―せば此類頗る多かるべし/明六雑誌 23」

3の意味で使うなら、上の文の「講究」の代わりに「穿鑿」と言っても同じ意味になりますね?

彼は、OOとXXの相関関係について長年穿鑿してきた。

ところで、穿鑿の場合、最近は3の意味ではなく、「細かい点までうるさく尋ねて知ろうとすること」の意味で使われているようですけど、つまり、「詮索」と似たような意味で使われているようですが、2の意味ではあまり使われていませんか?

A 回答 (4件)

「講究」って言葉は一応辞書にのっているようですが、どこまで一般的でしょうかね。



【”講究”】の検索結果。
https://www.google.com/search?q=%E2%80%9D%E8%AC% …

 約 18,500,000 件ヒットするので使用例は多そうですが、これは見せかけです。実際には105件しかありません。
https://www.google.com/search?q=%E2%80%9D%E8%AC% …

 しかもかなりの数は中国系の用例です。
「少納言」で検索すると、使用例は6例で、ほとんど学術的な専門書の印象です。
https://shonagon.ninjal.ac.jp/
 辞書にあるので「間違い」とはいえませんから使えなくはないでしょう。でもあえてこのような言葉を使う理由があるのでしょうか。「研究」ではダメですか。
「彼は、OOとXXの相関関係について長年にわたって深く研究してきた。」

 もう一方の「穿鑿」ですが、ご指摘の通り「良い意味」と「悪い意味」があり、近年は「悪い意味」で使われることが多いのでは。

「穿鑿」や「詮索」に関しては、数年前に考えたことがあります。
 単なる偶然でしょうが、同じ「穿」の字を使った「穿った(見方)」という言葉も、近年誤用されることが多く、使いにくくなっている印象です。
 詳しくは下記をご参照ください。
【うがつ うがった 穿つ 穿った 辞書】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12391721635.html
 以下は一部の抜粋(重言)。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 新たに加えたいのは、「穿つ」の親戚筋に当たる「せんさく(する)」。
 これがまた妙な言葉で、「穿鑿」と書くと下記。
https://kotobank.jp/word/%E7%A9%BF%E9%91%BF-549978
===========引用開始
デジタル大辞泉の解説

せん‐さく【×穿×鑿】
[名](スル)《古くは「せんざく」とも》
1 穴をうがち掘ること。
2 細かなところまで根ほり葉ほりたずねること。また、むやみに憶測してとやかく言うこと。「他人の私生活をあれこれと穿鑿する」「穿鑿家」
3 綿密にどこまでも調査すること。
「なぜ好きだか、いやだかと―してみると」〈鴎外・阿部一族〉
4 事の次第。なりゆき。
「合点のいくいかぬはそっちの―」〈浄・忠臣蔵〉 
===========引用終了

 しれっと並べているけど、「2 細かなところまで根ほり葉ほりたずねること。また、むやみに憶測してとやかく言うこと。」と「3 綿密にどこまでも調査すること。」は相当違うと思う。これに「穿」の字が使われていることが、マイナスの意味の「穿った」につながっている気がするけど、こういう話は「気がする」レベルでしかない。
 ↑で「せんさく(する)」とひらがな書きしたのにはそれなりの意味があり、「詮索」と書くと「表記違い」ではなく、別の言葉になるらしい。
 これに関しては『大辞泉』は論外なので『大辞林』からもひく。
https://kotobank.jp/word/%E8%A9%AE%E7%B4%A2-5499 …
===========引用開始
デジタル大辞泉の解説

せん‐さく【詮索】
[名](スル)細かい点まで調べ求めること。「語源を詮索する」 

大辞林 第三版の解説

せんさく【詮索】
( 名 ) スル
① 細かいことまでつきつめてしらべもとめること。たずねさがすこと。 「事実を-する」 「巴里パリへゆきてその模様を-せよと/自由の凱歌 夢柳」
② 小さいことまでとやかく言うこと。 「 -好き」 〔同音語の「穿鑿」は細かい点までうるさく尋ねて知ろうとすることであるが、それに対して「詮索」は細かく調べもとめることをいう〕
===========引用終了

『大辞林』を見るに「詮索(する)」にもプラスの意味とマイナスの意味がある。こんな言葉ウカツに使えないよ。
 たださぁ。一般に「せんさくする」と聞くと「2 細かなところまで根ほり葉ほりたずねること」くらいの意味じゃないのかな。
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(ア)


>なら、下記のように使うことができますね?

彼は、OOとXXの相関関係について長年講究してきた。

できます。

明鏡国語辞典
「江戸文学を講究する」
という例文もあります。
https://sakura-paris.org/dict/%E6%98%8E%E9%8F%A1 …

(イ)
>3の意味で使うなら、上の文の「講究」の代わりに「穿鑿」と言っても同じ意味になりますね?

彼は、OOとXXの相関関係について長年穿鑿してきた。

これはちょっと無理ですね。
広辞苑の③で使われる「究明」という語は、「道理や真理を徹底的に追究して明らかにすること。」という意味。
また、
大辞林の(3)で使われる「細かいところまで十分調べる」とは、「細かいところまで徹底的に見逃さず調べる」というニュアンス。

どちらの場合も、
・しらべきわめること。研究。
・深く調べて明らかにすること。
というニュアンスは含まれていない、と捉えるのが妥当です。
漢和辞典の
「穿鑿」
『細かい点まで根ほり葉ほりほじくりさがして調べる』
https://sakura-paris.org/dict/%E5%AD%A6%E7%A0%94 …
という語釈が適切な表現でしょう。

(ウ)
>ところで、穿鑿の場合、最近は3の意味ではなく、「細かい点までうるさく尋ねて知ろうとすること」の意味で使われているようですけど、

《最近》ではなく、従来からそういう意味で使われています。

・隠されているものを暴く意図で徹底的に調べる。

という本質的な意味があるように思います。
その点でも「講究」とは別物と解釈するのが妥当でしょう。
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「講究」は学問的だが、「穿鑿」は同音の「詮索」と同じで細かいことを突っつき回る態度で、学問的とは言えない。

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【穿鑿】センサク


穴をうがつ。穴をあける。
こじつけて解釈する。
細かい点まで根ほり葉ほりほじくりさがして調べる。
学研漢和大字典に「穿鑿」で始まるの検索結果

で、

【講究】コウキュウ
人にわかるように、物事の本質・原因などを調べきわめる。
《詩語》

とは意味が本来異なります。■
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