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こんばんは
本日から放送開始の新番組「トリセツショー」第1回「トマトのトリセツ」で、トマト加工品の一種である「トマトペースト」は、トルコでは料理に多用されているのに対し、日本ではあまりなじみが無いらしく、都内にお住いの主婦の方に、トマト加工品が届けられた際、トマトペーストに関しては「初めて見ました」と答えられていました。
 私はこれには、意外に思いました。
なぜなら、我が家では40年以上前から、料理にトマトペーストを使用していたためです。
ケチャップは、甘すぎる上に、塩分や糖分を多く含んでアンチヘルシーであり、大人の口には合わない。
 しかしペーストは、塩分はごくわずかで、しかもピューレ―より日持ちがするため、チキンライスやオムライスなど、普通はケチャップを使用する料理には、必ずペーストを使用していました。
 また、お好み焼きの上に塗るのも、ケチャップで無くペーストでした。
 このように、私はトマトペーストは広く一般的に使用されて来たと思っていたのですが、実際には、まだなじみの薄いトマト加工品なのでしょうか。

A 回答 (1件)

バブル前夜の1986年あたりのイタ飯ブームで料理の常識が分断しているのです。


それまでの昭和の日本はトマトは生食しか文化がなく、
加熱トマトといえばケチャップ、トマトピューレ、ピザソース、そしてトマトペーストといった加工済み調味料であって、それらはカン・ビンの保存食であり、デルモンテやカゴメによるアメリカからの輸入品だったのです。
それがイタ飯ブームで、スパゲッティがパスタに呼称が変わり、シカゴピザがイタリアンピッツアに入れ替わり、バブルの円高でオリーブオイルやホールトマト缶がイタリアから輸入されてくるようになった。
で、この時代に缶詰や瓶詰めからペットボトルと真空レトルトパウチに移行しはじめています。国産ペットボトル飲料の発売が1985年、ジュースやビールのステイオンタブがプルタブに切り替わったのが1989年。

イタ飯ブームで家庭料理でもパスタソースを自作するようになって、それまで市販品の味付けだったミートソースやボンゴレやナポリタンなどが古い味となって、ペペロンチーノやカルボナーラなど本場の味を自宅で再現するようになっていき、トマトソースもフレッシュトマトなどから自作するようになったのでケチャップ味のスパゲッティやトマトピューレが使われなくなったのです。
ここで追い打ちをかけて缶詰がレトルトパウチに移行し、各メーカーの市販パスタソースが刷新されて、ヘルシー志向からケチャップ、トマトピューレ、トマトペーストが絶滅しかけて、一度家庭の調味料から消えてしまったのです。
ケチャップメーカーはトマトジュースからトマトの名前を消して野菜ジュースからやり直す時代が1990年代から2000年代にありました。そしてカゴメの2010年代のヒット作が「基本のトマトソース」。半調味品でどんな味付けにもできるトマトピュレ。

だから、イタ飯ブーム以降に生まれ育った昭和末期から平成生まれの30代の主婦は、生まれたときから家庭になかったトマトピュレやトマトペーストを知らないのです。
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この回答へのお礼

詳しいご回答、ありがとうございます。
なるほど、イタ飯ブーム以降の主婦の方は、ピューレ―やペーストを知らないと言うことでしたか。
 26年前に亡くなった私の母は、昭和ヒトケタ生まれですから、トマト加工品世代ですね。

お礼日時:2022/04/08 06:31

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