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「アウティング」という言葉について質問します。
ネットで検索すると、多くの場合、この言葉は「カミングアウト」と対になって解説されており、
LGBTなど性的マイノリティーの人が、自らの性自認を人に伝えたり公開したりすることが「カミングアウト」であり、他者が当人の同意なしにそうした性的マイノリティーの人の性自認を伝えたり公開したりすることが「アウティング」で、前者は自由意志でして良いこと、後者は決してしてはならないこと、と説明されています。
では「カミングアウト」の語義はと検索してみますと、性的マイノリティーの人はもちろんですが、鬱病などの精神疾患の人が自らの病名を伝えたり明かしたりすることについても、普通に使われております。
そこで質問ですが、鬱病などの精神疾患について、当人の同意を得ずに伝えたり公開したりする行為を「アウティング」と呼ぶのは、不適切または社会的に認知されていない語の用法ということになるのでしょうか?

質問者からの補足コメント

  • うーん・・・

    セクシャルなことも精神疾患も「主としてメンタル、従としてフィジカルなこと」という共通項で括れると思います。ですが、そうではないこと、例えば国籍や出身地域や当人または肉親の前科等々のことについても「カミングアウト」という言葉を用いて不自然ではないように思います(私の主観的思い込みかも知れませんが)。
    では「アウティング」と呼ぶのはどうでしょう。
    私は両者の使い方に事実上違いがあるのは、日本では「カミングアウト」はずいぶん昔から用いられていて、「アウティング」は今も耳新しく感じる人が少なくない、つまりは周知度に圧倒的な差があるからではないか、という気がするのですが。

      補足日時:2022/05/28 12:45

A 回答 (2件)

今のところそういうことになると思われますが、カミングアウトの語源についてウィキに次のような記述があります。



※「真の自分を押し込め、暗く抑圧された窮屈な状態」のことをアメリカの同性愛者の間では「押入れ(クローゼット)の中にいる」と暗喩されていた。そこから、「(真の自分を押し込んでいた)クローゼットの中から出て真の姿を開放する」という意味でクローゼットから「カミングアウト」[1]という用語がアメリカのゲイ社会で生まれた。※

カミングアウトも最初は、あくまで「ゲイの告白」というセクシャル用語として生まれた用語であったことになりますが、現在ではおっしゃるように、

(広辞苑)
(coming out of closet(クロゼットから出てくる)から)同性愛者が隠していた性的指向を表明すること。自らが少数派に属することを公表すること。転じて、告白すること。
https://sakura-paris.org/dict/%E5%BA%83%E8%BE%9E …

など、多様な方面で使われるようになっている。
こうしたことから考えるとアウティングがセクシャル方面に限定されているのは、単に現時点では人口に膾炙していないからであり、そう遠くない将来、《当人の同意を得ずに伝えたり公開したりする行為》全般を表わす用語として浸透していくような気がします。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
最近の広辞苑には、そんなことも載っているんですね。
私が常用しているのは第二版補訂版(昭和五一年刊)なもので(汗)。
カミングアウトがここまで人口に膾炙しているのですから、その関連語(対義語では決してありませんが)としてのアウティングは、今現在、もっと幅広い範囲の事柄(国籍や出身地域や償いを終えた犯罪歴等々も含む)に用いられても、不自然なことではないでは、と私は思います。
御礼が遅くなり大変失礼致しました。

お礼日時:2022/05/29 17:36

#1です。



というか先行して使っても特に違和感のない用語と言えるかもしれない。
使う人が自然に増えることによって辞書も語釈として取り上げざるを得ないという過程を経ることになるでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございました。
「先行して使っても特に違和感のない」という感覚(新しい語彙や語義が広く認知されるのは、ほとんどの場合、論理ではなく感覚によるものでしょう)は、まさに私がこの質問を投稿した動機であります。
御礼が遅くなりまして大変失礼致しました。

お礼日時:2022/05/29 17:42

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