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民主主義や国民主権は、歴史上一度たりとも人類普遍の思想となったわけでもないし、他の制度よりも優れているという証拠もどこにもないにもかかわらず、なぜ「民主主義国」は民主主義が至上のものだと信じて疑わないのでしょうか?そりゃ一部のまともな人間は民主主義の危険せや国民主権という狂気を批判するでしょうが、大勢の人々は小学校、いや下手すると幼稚園の頃から、民主主義が絶対だ、日本国憲法は素晴らしい、帝国憲法は欠陥が多い、国民主権こそ至上だというほとんど洗脳に近い教育を受けます。多くの日本国民がイスラム過激派のテロ行為を気狂いだと思うように、民主主義とか国民主権もそれと同等に気狂いだと思います。
民主主義を絶賛する人がいるのは当然ですが、なぜ民主主義を絶対のものだと勘違いする人がこれほどまでに多いのでしょうか。

A 回答 (4件)

>なぜ民主主義を絶対のものだと勘違いする人がこれほどまでに多いのでしょうか。



質問者様が書いているように「国民主権や民主主義が絶対だ」という教育を子供の頃から受けているからです。

でも、これは別に不思議なことでも理不尽なことでもありません。
お隣の将軍の国は「将軍が絶対だ。将軍様のご指導でみんなが幸せになれるんだ」と教えて国民の大多数はそう思い込んでいますし、中国は「共産主義が絶対だ。毛沢東語録の通りにすればみんなが幸せになれる」とやっています。

民主主義の国でもアメリカはすべての教室に星条旗を掲げ、小学生になると毎朝星条旗に向かって「忠誠の誓い」を唱和します。

>多くの日本国民がイスラム過激派のテロ行為を気狂いだと思うように、民主主義とか国民主権もそれと同等に気狂いだと思います。

社会の仕組みを外から見れるなら「これは集団狂気だ」ということに気が付きます。ゆえに質問者様は正しいです。

ただ「社会をまとめ上げるのは、狂気が必要」というのも現実です。もし、人々を統制できる狂気(独裁制でも民主制でも宗教制でも)が無ければ、社会は混乱しアナーキズム(無政府主義)になり、その結果は北斗の拳やマッドマックスのような世界になることはまず間違いないです。

なので、個人で生き抜く力を持たない大多数の庶民にとっては「その狂気に従えば生活が成り立つ」ので従うわけです。

>民主主義や国民主権は、歴史上一度たりとも人類普遍の思想となったわけでもないし、他の制度よりも優れているという証拠もどこにもない

上記を踏まえたうえで、民主主義の良いところは色々あります。もちろん独裁主義社会は管理主義社会にもそれぞれいいところがありますが、どれも悪い面があります。

民主主義の最も良いところは「庶民=市民として個々人が社会に責任をもち、そのかわり社会の中で自由と権利を与えられる」という点だと私は考えます。

独裁主義や管理主義は庶民に権利がないし(あっても権力者の都合で簡単に規制される)、宗教主義はその宗教に帰依していない人たちにとっては権利はく奪に近い状態になるわけです。

もう一つ、民主主義は「近代から現代に至る資本主義との相性がいい」という点があります。

資本主義は「誰でも自由に資本を持ち、投下し、儲けることができる」ので、君主よりもお金や権力を持っている個人、政府よりも幅広い組織を持つ個人が表れても問題ありません。

独裁主義や管理主義だと、権力者の能力を超えるような実力を持つことは確実に規制されるわけで、となると資本主義社会にはならないわけです。途上国が途上国のままなのは、「人」というもっとも根本的な資産が「独裁者の仲間や家族じゃないから」とか「管理している党の党員じゃないから」とか「国の宗教の信者じゃないから」という理由で規制されるからです。

逆にアメリカが世界各国から移民を集めるのは「人=自分」という資本を最大限生かすのに、規制がほとんどなく「誰でも豊かに暮らすことが可能(可能なだけで確実ではない)」だからです。

民主主義の良しあしについては、15世紀の政治学者マキャベリがすでに分析しています。
 ただ、彼は稀代の政治家・軍人であるチェーザレ・ボルジアに傾倒したため「正しい行いをする君主なら君主制がもっともすぐれた政治体制である」としています。(君主制は独裁制でもあります。)

私もそれに賛成ですが、一番の問題は「正しい行いをする君主」はそれほど多くない、ということです。

君主制の問題点を解決できないなら、民主主義のほうがベターだろうと私は思いM佐生。
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機動力が大幅に向上したのが、いわゆるところの産業革命以後、蒸気船やら蒸気機関車、内燃機関、電気、電気通信、ハイヤー、ハイテク、それらが、徐々に、大量の人々に高速大量状況を目に物見せた。

 それ、その、大量意識操作、マスコミ、マスコミハイホーを称して、民主主義動乱というのかもしれないですね。 大量のいろいろな素性の民が、親和なのだか友好、風と共に去りぬ、そんな大量波及技術革新を以って、同じ影響波で、国、民、その主権、そんなところかもしれないですね。
 上の吹かす風、大量電圧波、そんなところかもしれないですね。


omake.

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かつて、国家は王侯貴族だけの


モノでした。
戦争も彼らと、傭兵でやりました。

それを、国民皆のモノとしたのが
国民国家であり、民主制です。

この民主制は、国民を動員出来るので
強力なのです。

だから最初に民主化に成功した西洋が
世界を席巻出来たのです。

日露戦争の時、世界はロシアの勝利を
予測しましたが、
米国大統領ルーズベルトは、日本の勝利を
確信していました。

「ロシアはニコライの独裁だが、日本は
 民主化が進んでいる。
 故に日本が勝つ」

日本は天皇以下、国民が一丸となって
戦争に協力したのです。
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絶対とは思わないがベターだと思う。


少なくとも民主主義ができた過程を考えると、間違った進化ではないと思う。

勿論、課題は多々ありますし、実際に国民主権だろうと政治に無関心な層を見ると、どうして等しく一票の価値しかないのか疑問に感じます。

とはいえ過去の日本の憲法が良かったとは思いません。
もし、日本が敗戦ではなく、停戦だとしたら北朝鮮のような国になった危険があります。
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