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院評定衆を作ると幕府にどんな利点があるのでしょうか?

A 回答 (2件)

幕府の承認が必要だったので反幕府の人を排除できました。


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院評定自体は以前からあったのですが、上級公卿と院近臣が利害を調整する場でした。


四条天皇の急死で、公家たちは順徳の皇子を推しましたが、幕府は承久の乱に積極的に参加した順徳の血統を嫌って消極的だった土御門の皇子をゴリ押しして後嵯峨として即位させました。
朝廷は幕府の意向に従って後嵯峨に靡く者と依然として順徳の方を皇統にしようとする者に分裂して争いました。
順徳派の首魁が関白九条道家で、前将軍頼経は道家の子でした。鎌倉では頼経が北条氏から実権を奪おうとしたことから追放され、反幕府と見做された道家も失脚します。
そして、幕府は朝廷に「能力がある者に徳政をさせろ」と要求を突きつけました。
それで誕生したのが院評定衆で、それまでの公卿と院近臣では無く、幕府が能力があると認定した者が任命され、朝廷を牛耳るようにさせたのです。
これで摂関家は政治的実権を失い、院近臣も排除され、幕府の意向に従う公家が調停を仕切るようになりました。
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