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今の大半のアニメは派手な動きや滑らかな動きがないんですが、会話シーンでも口を動かしてるだけですけどどうしてですか?

A 回答 (3件)

今に始まったことではなく、昔からです。


判りやすくするために、昔のセルアニメで解説します。

アニメを制作するにあたって、全てのシーンを1枚絵で描くと
とんでもなく手間がかかります。
先日の回答でも述べましたが、ディズニーの白雪姫は
ロトスコープという手法で、実写を基にトレースして
何枚もの1枚絵を描いていますが、金も暇も大変です。

そこで、背景などの固定された部分に透明なセルに動く部分を
重ねることで動きを表現しながら描く手間を減らします。
日本でよく使われるリミテッドアニメの場合、
例えば教室など同じ場所の場合にその部分の絵を省略できますが、
停止している時に固定していた背景を動かすことで
セルはそのままでも動いている表現を行います。
「カリオストロの城」のオープニングで川辺に停車するルパンと
汽船がすれ違う約30秒のシーンは、汽船の背景を動かしながら
固定したルパンと車1枚絵と、動いている自転車やペットと飼い主、
散歩する人の各カットだけで非常に少ない枚数で構成しながら
見事に動きを表現しています。(さすが宮崎駿さんです)
詳しくはリミテッドアニメのWikiなどを見てください。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%9F …

これを応用する形で、1枚のセルに全ての絵を描くのではなく
固定された部分と動く部分で何枚か用意して重ね合わせます。
そうすることで1秒ごとの枚数は同じでも描く手間を減らせます。
なので、目や口だけ動くという事情になっています。

DVD特典などではフィルムの切片を封入したりしますが、
昔のアニメポリス・ペロ(東映のアニメグッズ直営店)
に行った時には過去作のセルを売っていました。
人物でも眼や口が無かったり、眼や口のの部分だけとか、
小さな葉っぱが数枚とか、小さなロボだけがあって、
連続の場合それが少しずつ違っていました。

現在はCGが多用されていますが理屈は同じで、
一部だけ変えることで製作の手間を減らしています。
アルドノア・ゼロではその口の部分も省略して
顔の上半分だけで会話をするという手抜きでしたが、
まぁそれなりの事情だったのでしょう。
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日本のアニメは予算が大変に少ないため、コストカットが絵の動きの削減となっている。


売りはキャラとストーリーで予算はそこを充実させている。

ディズニーの3桁少ない予算で作成する日本アニメの限界です。

日本のアニメーターも最低賃金も保証されない厳しい中、制作しているから高い表現性を求めるのは、まずはスポンサーが十分な金を出す様になること。それには、日本の経済が豊かにすることが必要。
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滑らかな動きや細かい動きを取り入れるためには、その分のコマ数が必要や細かい調整が必要になったりするので、お金と時間がかかります。



映画化されたりグッズなどが売れてる見込める超人気アニメなどはそういうことが出来る十分な予算があるでしょうけど、大半のアニメにはそこまでの資金がない、ということではないでしょうか。
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