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なぜこれが分かるのでしょうか。教えてください!

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A 回答 (4件)

その反応式は



「CaCO3 分子1個と HCl 分子2個が反応して、CaCl2 分子1個と H2O 分子1個と CO2 分子1個を生成する」

ということを表しますが、「分子1個」なんて人には見えないので、それを「アボガドロ定数(6.02 × 10^23)個」集めて考えます。そうすれば目に見える。

その原子であれ分子であれ「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めたものを「1 mol」の量と呼びます。

原子や分子を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると、その質量が「原子量」「分子量」「式量」に「グラム」を付けた数値になるのです。(というか、そうななるように決めた数値が「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)ということ。原子や分子1個は極めて軽いが、このぐらいの個数を集めると「グラム」のオーダーになる)
それが「mol」の意味です。

化学反応は分子・原子どうしで起こりますから、「同じ mol 数どうし」あるいは「反応式の係数に相当する mol 数どうしが反応する」ことになるので、物質の量を「mol」で表すと便利なのです。
「同じ mol なら原子・分子の個数が同じ」ということです。

つまり、例を挙げれば
・炭素(原子量12) を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 12グラム。ということは、炭素12 のモル質量は 12 g/mol。

・酸素(原子量16)を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 16グラム。ということは、酸素16 のモル質量は 16 g/mol。
 気体の酸素は酸素原子が2個結合した「分子:O2」の形なので、分子量は 32。従って酸素分子を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 32グラム。ということは、酸素ガスO2 のモル質量は 32 g/mol。

・CO2 (分子量44) を「アボガドロ定数」(= 6.02 × 10^23)の個数だけ集めると(つまり 1 mol の物質量)、その質量は 44グラム。ということは、CO2 (分子量44)のモル質量は 44 g/mol。


この考え方からすると、お示しの反応式は

「CaCO3 の1mol と HCl の1mol が反応して、CaCl2 の1mol と H2O の1mol と CO2 の1mol を生成する」

とも読み替えられます。
つまり、「CaCO3」の物質量(mol 数)と「CO2」の物質量(mol 数)は等しいといえるのです。

「mol」で表わすと等しいが、質量で表わすと「CaCO3 の 100 g (CaCO3 の分子量は 100 だから)から、CO2 の 44 g (CO2 の分子量は 44 だから)が発生する」ということになります。
これだと、どういう反応式でそうなるのかを直接読み取ることができません。
「mol」で表わせば「反応式そのまま」なので、どんな反応なのかすぐに分かります。「重さ」が知りたければ「分子量」をかければよいだけ。

そういう便利さから「mol」が使われるのです。
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CaCO₃ と CO₂ が共に 1モル だから。


「モル」の意味は 教科書に書いてある筈ですし、
授業でも 教わった筈。
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化学反応式は、元素の結合が変わる事を元素の個数で表してるから。


2+3=5なんだ。当たり前。

モルって何?アボガドロ数って何?、原子量って何?、分子量って何?、そこがスタートラインだよ。
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反応式「CAO₃+2HCL→CACL₂+H₂O+CO₂」より、1モルの炭酸カルシウムと2モルの塩酸が反応して、塩化カルシウムと水と二酸化炭素がそれぞれ1モルずつ生成することを表していますね。



この反応式において、炭酸カルシウムの物質量は1モルです。また、反応式により、炭酸カルシウム1モルに対して二酸化炭素1モルが発生します。

以上のことから、反応するCACO₃の物質量は1モルであり、発生するCO₂の物質量も同じ1モルですよね。(間違っていたらごめんよ。)
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