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買収予定の資産獲得を見込んで、その見込み担保で借金する、でその借金資本で買収する。いま話題のホリエもんのレバレッジド・バイアウトですか?

この考え方って他人物売買にならないのでしょうか?担保っ本人の確定した資産だからこそ、人質になると思うんですけど。大胆に例えれば、なんか誘拐犯が、誘拐する前なのに、脅して強請ってる要にも見えてしまうのですが。全然こわく無ぇじゃん、まだリターンが確定して無いじゃん。

成功するかどうかわからないのになぜ、巨額が動けるのでしょうか?LBO、そういうハイリスクを見越して成立してるのでしょうか?経済を少しかじった位の知識しかありませんが、なんか理屈が通らないと感じるのです。

「他人物売買」は不動産の勉強してる時に知った。国際金融、株式では関係ない?

A 回答 (1件)

M&Aをビジネスにしているものです。



仰るように、LBOとは買収相手の資産などをアテにして借入金を使って行う買収手法です。
なぜ他人の資産を担保にとったりすることが可能なのか、代表的な例を挙げてみます。

買収側をA、買収対象となる会社をXとし、Xの時価総額を100とします。

(1)Aは、買収目的のみの会社Bを設立します。資本金を30とし、全額をAが出資します。
(2)Bは、銀行などからの借入を最大70行います。これでBは最大100の資金を持つことになります。
(3)BはXを買収し、経営支配します。
(4)BとXが合併を行います。Bはその資産負債をXに引き継ぐ形でXに吸収されます。
(5)Xの資本は、Bが保有するX社株式と相殺されてしまい、Xの資本はAの資本30に置き換わります。
(6)Bの借入は、X社に移動します。

この一連の取引において、Aが使った資金は30です。そして借入は、最終的に買収相手である
X社が負担することになります。
これが、LBOの代表的手法で、買収側の直接的な資金負担を軽減する(レバレッジ(てこ))
ことが可能です。ただし、買収対象企業Xの財務内容は悪化します。
よって、Xは業績の良い会社(巨額の借金をしても返済が可能な会社)でないと、成り立ちません。

上記(2)の段階で、A(B)は70の借入を行う必要があります。この場合、Xの株式などを一時的に
担保として使ったりしますが、その後Xの借入金に置き換わります。

なお、最終的なXの借入については、通常は無担保融資の形態を取る(ノンリコースローン)場合が
多いと思います。
ようは金融機関にとっての担保は、Xの業績、ということになります。
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この回答へのお礼

長文回答ありがとうございます。
担保は業績ですか。ふーむ・・・複雑すね。

お礼日時:2005/05/03 21:53

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