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高尿酸血症で病型を分類するとき 簡便な方法では尿中尿酸/クレアチニン比で決めるというが:尿酸の合成過剰型( >0.5) 尿酸排泄低下型(<0.5)、これって 採尿の試験管一本で決めれるということなんでしょうか。ならば通常の健常人の尿中の 尿酸濃度 尿酸クレアチニン濃度ってどのくらいなんでしょうか。血清と違ってなかなか調べても表記していなくて・・・。また○○クリアランスとかでてきてわかりづらくてお聞きいたします。

A 回答 (1件)

正確に分類するには、尿酸クリアランスという検査を実施します


これは、決められた時間経過の間に、飲水・採尿(尿量測定)・採血などを行う検査で
あらかじめ、食事の影響や薬の影響などを無くすために
患者さんは数日前から指示通りに過ごす必要があります

そこで簡便な方法として
尿中の尿酸値とクレアチニン値を測定して
簡易に診断する方法があります
このときの尿も随時尿(特に制限などなく、医療機関のトイレでカップに取った尿)を使う場合と、
一週間前くらいから尿酸に影響する薬などを制限した上で、採尿する場合があります
つまり、これらの簡便な方法の場合は
カップの尿=試験管1本分の尿があれば検査できます

尿中の尿酸値やクレアチニン値の基準値は
24時間畜尿した尿から測定した1日の排泄量の基準しかありません
なぜなら、随時尿での値は、飲んだ水分の量や汗をかいたりなど
ちょっとした体内の水分量によって大きく変化するため
あてにならないからです
(大量に水分をとったときなど、尿の色が薄くなったり
夏に汗をかいたあとなど、尿の色が濃くなったりするのと同じです)

ただ、クレアチニンの一日排泄量は人によってあまり変わらないということを利用して
随時尿のクレアチニン値から、尿の希釈度合いを推測して補正をかけます
ただこれも、クレアチニンの一日排泄量が正常値からかけ離れている場合は、誤差が大きくなります

以上、長くなりましたが
血清中の値を検査するのとは異なり
尿中の値を調べるのは、尿の濃さに大きく影響をうけるため
なるべく影響を除外できるような検査方法や補正がなされています
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