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日本には新幹線がいくつかありますが、
全てJR各社が建設・運行しています。

新幹線とは法的にはどのように定義されているかというと、
時速2000kmを超える速度で走行する鉄道と定義されているそうなので、

”私鉄が時速200kmを出せる車両、線路を作れば”
新幹線を作れるのではないでしょうか?

そして日本には数えきれないほど私鉄が存在しますが、
どの会社も新幹線を作らない理由とは何でしょうか?

質問者からの補足コメント

  • 訂正です。
    ✖時速2000kmを超える速度で走行する鉄道と定義されているそうなので、

    〇時速200kmを超える速度で走行する鉄道と定義されているそうなので、

      補足日時:2023/10/21 07:17

A 回答 (8件)

こんにちは。



技術的には、JRでなくとも新幹線のような高速鉄道を作ることは可能です。

ただ「新幹線」とは、

▪️全国新幹線鉄道整備法第4条の規定に基づき国交相が決定するもの。
▪️国交相が公示する「建設を開始すべき新幹線鉄道の路線を定める基本計画」で調査し、整備計画を立て、建設指示するモノである。

担えるのは、旧国鉄であるJRしかないのです。

私鉄は元々の設立主旨が、
▪️寺社仏閣への輸送
▪️ニュータウンへのアクセス
▪️関東の中、関西の中での都市間輸送
▪️貨物輸送

こういうモノでして営業距離が短い。
新幹線ほどの高速鉄道を作る必要性がそもそも無く、むしろ停車駅を近接して設置し、地域の発展と共に利用客を集めるビジネススタイルです。
新幹線だと、当たり前ですが駅間距離を短く作れません。

また高速度で走らせるとなると、それだけ力行時間が必要ですから消費電力量も増えます。
コスト高です。

設立主旨にそぐわない事業で、消費電力量が増え、車両も気密構造にするなど高価な車両が必要に。
つまり、私鉄側からすると、そんなモノを作る意味が無いのです。全然旨味がない商売です。

従って、出来て高速別線くらいでしょうね。
具体的には、成田スカイアクセス線や、第3セクターの「ほくほく線」。

でも、そのくらいですよ。

距離で言えば近鉄の名阪特急でしょうけど、先述の通りで沿線開発出来る訳では無いですし、青山峠区間は既に新青山トンネルで隘路を改善しているので、やはり高速別線にはならないですね。
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ご質問が、『全国新幹線鉄道整備法(全幹法)』でいう新幹線鉄道の場合、特殊な例外を除き、鉄道会社は建設はしていません。



新幹線鉄道を作るのは、国土交通大臣から『建設主体』として指名された者で、通常は『独立行政法人・鉄道運輸機構』が指名されています。現在工事中・あるいは最近開業した北陸新幹線・九州新幹線・北海道新幹線も、この形で作られています。財源は、税金(地元負担も含む)・開通後にJRから支払われる”使用料”などです。

出来上がった新幹線(の駅や線路など)は、やはり国土交通大臣から『営業主体』として指名された者(JR各社)が、有料で線路や施設を借りて営業しています。
(東海道新幹線・山陽新幹線・上越新幹線・東北新幹線盛岡以南は、これとは別の枠組みで建設されています)

例外として、中央新幹線だけは、JR東海が8兆円の資金を自分で用意する、という条件で、建設主体・営業主体ともにJR東海が指名されています。

ですから、法律の理屈の上では、ある私鉄が、自社で数兆円の資金を用意した上で、全幹法の中にある(例えば)四国新幹線を建設したい、と言い出した時には、JR東海のように、その私鉄が建設主体として指名される可能性はゼロではありません。
ただし、
・私鉄が数兆円もの資金を自社で用意することは非現実的である
・実際に建設主体・営業主体を指名する際には、その業務を追行する能力・経験が考慮される
・その新幹線鉄道の路線の必要性も考慮される(←実は、最も重要)
となるので、現実問題として、私鉄が建設主体・営業主体として指名される可能性は、まずあり得ないでしょう。

もし、その新幹線鉄道が、本当に必要なものであるなら、私鉄ではなく、通常の新幹線建設の枠組み(鉄道運輸機構が建設主体の指名を受けて建設・JRが営業主体の指名を受けて営業)となるでしょうね。

なお、これが全幹法でいう新幹線ではなく、単なる時速200キロを超える鉄道路線、という事であれば、例えば近鉄が、名古屋大阪間に高速走行が可能な別線を建設する、という事は、理屈の上では、可能性はもう少し高くなります。
ただし、実際にそれが可能か、というと、別問題ですね。膨大な資金を用意し、環境アセスも実施し、何年もかけて建設し、車両も(既存新幹線の車両をベースにするとしても)新規に開発し、それでペイできるか、というと、かなり厳しいと思います。
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#2です。

お礼ありがとうございます。

ちょっと補足ですが、新幹線が誕生した1964年ならともかく、21世紀の現代では時速200km以上で鉄道を走らせることはそれほど難しい事ではありません。

実際、ヨーロッパの鉄道網では、TGVやICEのような日本の新幹線に触発されて開発した高速度車両以外にも、様々な路線で時速200kmぐらいの運転はされています。

たとえば、イギリスには高速鉄道網はありませんが、既存の路線を改良し、車両を一新することで時速200キロ運転を可能にしています。ちなみに、新型車両はクラス800と呼ばれ、日立製作所が製造したものです。

イギリスは地震が無いので、多少の路面改良で高速走行ができるようになった、というような日本との違いはありますが、技術面では日本も新幹線レベルの運行を実現するのは全く難しくありません。

ただ、他の方が書くように、莫大な費用が掛かりますので、JR以外の私鉄が長距離高速鉄道を作ることは考えにくいです。
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乗客が減り、大手ですら列車本数を間引いている現在、高規格新線を作る余力のある私鉄はないでしょうね。


ある程度の規模のかろうじて高規格新線は北越急行、つくばエクスプレス、北総鉄道くらいでしょう。

なお、新幹線という名称は全国新幹線鉄道整備法で決められた整備新幹線網で、新幹線鉄道構造規則に則って誠意された路線以外は厳密には新幹線と呼びません(秋田と山形は新幹線ではない)。
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200キロを超える速度を出すとなると、


それに耐えられる車体を作らなければならないし、
線路構造や線路基盤、橋やトンネルも強固にしなければならないし、
発電、送電施設も増強しなければならないし、
運行体制も施設も一新しなければならないし、
内外の安全対策も強化しなければならないし、
メンテナンスにより膨大なコストがかかるし、

採算に見合うにはよほどの経営努力をし客を呼び込まないといけない。
なにしろ200キロの速度をフルに生かしたいなら駅の間隔は数十キロになってしまう。

鉄道車両は車輪の構造上、高速になると蛇行運動を起こし速度を維持できなくなるし乗り心地は悪くなるし脱線にもつながる。
それを抑え商業運行を可能にするまで様々な困難を克服しなければならなかった。
車両1両3億円というのは伊達ではないのである。
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この回答へのお礼

新幹線の建設って意外と大変なんですねぇ・・・

お礼日時:2023/10/20 20:40

具体的にどこを走らせるのでしょうね?



速度を上げるのは良いのですが、駅間が短ければ加速減速の時間ばかり多くなって全く意味が無いですけど
私鉄のように濃密な駅配置ではトップスピード出す間もなく減速必要になりませんか?

それとも、私鉄 例えば近鉄が名古屋~大阪に全く新規に路線を作って高規格鉄道をということなんでしょうか?
選択と集中という原則とは真逆の戦略ですから、経営的に疑問符付きますね
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>どの会社も新幹線を作らない理由とは何でしょうか?



ひとつは「莫大な費用が掛かる」からで、新幹線は国が決めた「整備新幹線計画」に則って、作ることになっていて建設主体はJR各社ということになっています。

なので、他の私鉄が作るなら「長距離の土地確保も含めて全部自前で資金調達」なので、採算が合うかどうかわからない路線を作ることはありません。

もっともこれに一番近い路線があります。ほくほく線とスカイアクセス線です。どちらも160km/hで走れるように路線設計されていて、踏切が一切ありません。

またJRも今は株式の資本ベースでみれば、完全に私鉄の一つですから、自前資金27兆円を使ってリニアを作っているJR東海は「整備新幹線以外で唯一、新幹線建設をしている私鉄」とも言えます。
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大都市間を結ぶ「幹線」すら持っていない私鉄が、「新幹線」を作るはず(作れるはず)がないでしょう。

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この回答へのお礼

近鉄とか、いくつもの会社が力を合わせれば作れるんじゃないかなと思うんですけどね・・・

法的には可能ということですね!

お礼日時:2023/10/20 20:04

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