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と質問の通り子供に聞かれ戸惑ってしまいました。。。
まず、宇宙空間でマスクを取ること自体不可能と思いますが。。。

仮に取れたとして深呼吸すると肺には何が入るのでしょう?水中では水(少し空気も入るのかな?それすらわからん・・・)地上では当然酸素が入りますよね?

宇宙では何かを吸い込んだという感覚はあるのでしょうか??

宜しくお願いいたします。

A 回答 (4件)

こんにちは。


宇宙空間は真空ですので、息を吸い込もうとして一旦気道が開かれると、肺の空気が一遍に吸い出されてしまい、それっきりになってしまいます。その後は、周りに吸い込む空気がありませんので、肺も気管もぺしゃんこになってしまい、いくら吸っても、肺が膨らむという感覚が得られなくなると思います。
お子さんには、人間が息を吸うときは、周りの空気を鼻や口から吸い込んでいるように思えるのかも知れません。ですが、厳密には身体の中と外の圧力差によって肺の中に空気が流入して来るわけですよね。お子さんには、この辺りを分りやすく説明してあげて下さい。
肺を膨らませると、肺の中の気圧が外よりも低くなります。ですから、外の空気が鼻や口から入ってくるわけです。吐くときは肺を縮めて、身体の外よりも高い圧力を掛けてやらなければ空気を吐き出すことはできません。
肺の動きとは、肺の筋肉によるものではなく、どちらかと言えば横隔膜の運動によって行なわれるものです。横隔膜を下げて体内の圧力を下げてやれば気管から空気が流入して来て、結果的に肺が膨らむということですよね。
宇宙空間では外の気圧は全くゼロですから、肺の中の圧力は常に外よりも高いということになります。ですから、吸おうとしても、吐こうとしても、口を開けた瞬間に肺の空気は全て吸い出されてしまいます。そしてその後は、幾ら横隔膜を動かしても、二度と肺が膨らむことはありません。
因みに、このような急激な排気が行なわれますと、肺が破裂して即死する場合もあるそうです。ですから、宇宙飛行士には、「万が一の場合は息を止めて両手で目を押さえる」というレクチャーが成されるそうです。このように気道が閉鎖されていて、網膜や粘膜などが真空に暴露されなければ、哺乳動物は宇宙空間でも数分くらいは生きていられるそうです。ですが、その後は、やはり窒息することになります。
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この回答へのお礼

とても詳しく教えていただき感謝しています。
ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/08 21:20

SF小説『冷たい方程式』(トムゴドウィン作ハヤカワ文庫)の中に、


処刑方法で、宇宙空間に罪人を遺棄するというのがありまして、遺棄された罪人は
どうなるのかと言うと、お腹の中がみんな破裂して、肺が歯の間からはみ出して、
その数秒後にカラカラに乾いて形のつぶれた恐ろしく醜いものになるのだそう
です。学問的にそうなのかはわかりませんが。

ダイビングする人が、深海から急に水面に上がって来た時のような感じに近い
のではないかと思います。

真空というのは、圧もなにも無い事だと思うので、地球の気圧かで成り立っていた
身体は、気圧の無い所では崩壊するのではないかな???

という訳で、『マスクをはずして深呼吸する』という状況は、ちょっと想像が
つかないのですが、そこを考えてみる事にしても、肺は破裂するか膨らみすぎて
役に立たなくなるかという感じではないかな???

お子さんに説明するにはちょっとエゲツナイ表現ですね............。
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この回答へのお礼

な、なんだか残酷ですね。
ちょっと子供にはいえそうにないですけどわざわざありがとうございました。

お礼日時:2005/05/08 21:18

 お子さんに答える,ということで,実際に体験した人はいないので同じ状況を無理矢理作るとすると,「いきをはーーーーーっと吐いた後で口を堅いものでふさいで,(例えばコップの側面などが口をふさぎやすいですね)一生懸命息を吸ってごらん…全然吸えないよね。

宇宙でもこんな感じになるんだって」というようにお答えになると良いと思います。

 実際には,口をふさいでいる状態で呼吸ができないのは,外気圧があるために,肺の中に気圧がない空間を作り出すことが非常に難しい(肺呼吸の力が普通の人間の
何千倍もあって,肺の組織が大きな気圧の差にも耐えられる強さが有れば不可能ではないですが)ので,身体全体を気圧0の真空中に放り出してしまうと…

 それでも体内での体液による膨張圧力(気圧が0になると,液体は低温でも沸騰する)によって,呼吸はできなくなると思います。

が,更に「肺の中が空っぽ(本当に,完全に空気を出してしまった状態)」で,体液が真空中でも沸騰・膨張しない,つまり,体内に呼吸運動に抵抗する圧力が存在しない,と仮定すると…宇宙空間で肺を動かすのに全く抵抗が無くなります。つまり,「スカスカ」の状態なので,深呼吸してもただ運動で肺が膨らむだけで,なかには何もない状態になります。

(真空中では,口を縛った風船を,引っ張るだけで抵抗無く膨らますことができます。)


 つまり,ただ単に肺が運動しているだけで,ものを吸いこんだ感覚も吐き出す感覚もなくなると思います。

 この感覚は,なかなか上手く表現できませんが,テニスや野球での「空振り」と同じように,全く「吸いこんだ」という手応えのないままむなしく肺が動いている状態,でしょうか。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。とても分かりやすい教え方だと思います。

お礼日時:2005/05/08 21:17

吸い込む、というより吐き出すだけ、になると思います。


仮に、たとえば宇宙船に穴が開き、空気が抜けたとすると、気圧が一気に下がります。肺の中の空気、圧力で外に膨らもうとしますから、貯めておくのは無理なようですね。
吐き出した後は・・・。吸っても何も入ってこないでしょうね。
真空中では、短時間は生きていられるようですが、すぐに酸欠状態になってしまうでしょうね・・・。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
一度吸っても入ってこないという感覚を味わってみたい気がしますね・・・。

お礼日時:2005/05/08 02:22

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