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 88歳の母のことで悩んでいます。2ヶ月ほど前に、一般検診から、精密検査を進められ、大動脈瘤があることが判りました。場所は、心臓から上向する部分とU字に下がる部分で、約6cm径です。昨日、CT画像を基に医師から説明を受けました。
 医師は70歳台なら、即手術を勧めるが、高齢なために決断できず、本人と家族に決断を預けられました。さらに、手術はほぼ安全だが、術後の不安がある・・とのことです。
 本人は、自覚症状も無く、毎日、朝晩一時間ずつ犬の散歩を欠かさないほど健康です。また、血液、尿などの検査も医者が驚くほど健康だそうです。
 手術を受けさせるべきか、このまま過ごし、何時の日かに起こる事態を天寿とあきらめるべきかを悩んでいます。
 本人は、できるなら手術は受けたくないと申しておりますが、説得すれば応じると思います。
 弁への逆流が少しあるが解離は見られない(と聞いたように思う)そうです。

A 回答 (1件)

どなたもコメントされていないようなので、コメントさせて頂きます。

循環器診療に携わっていますが、私たちも一番悩む問題です。お話を見る限りでは、上行大動脈(心臓から出て上に向かう部分)から弓部大動脈(U字方の部分)の胸部大動脈瘤の様ですね。2003年CMDT (CURRENT MEDICAL DIAGNOSIS & THERAPY)というアメリカの本でのデータは6cmを越える胸部大動脈瘤を手術しないで経過をみた場合の5年生存率は20%~25%、上行大動脈から弓部の瘤の手術をした時の術後30日の死亡率8%~20%(但しこれらはアメリカのデータです。)と書いてあります。場所的には脳や左右の腕に行く血管も巻き込まれていることから、合併症の生じる可能性も考
えられます。手術はほぼ安全と言い切る先生なので、恐らく数をこなされている先生と推察しますが、術後の合併症(肺炎や、術後の痴呆、四肢筋力の低下など)の頻度は高齢者ほど高いのが実情です。手術する、しないはご本人とご家族しか決められないと考えます。あまり
参考にならないかもしれませんが、アドバイスまで。
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この回答へのお礼

有難うございます。今だからこそ医療で診断がつきますが、以前なら突然死にいたる不測の事態だった筈ですね。予測しているか、いないかの違いに過ぎないと認識し、手術はせずに、元気なうちに孝行しておこうという結論に達しました。特に、術後の合併症についてのアドバイスで決断できました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/06/06 12:45

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