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 友人の家づくりなのですが、地元の滋賀県産の木を使って家を建てるという某設計事務所に相談に行き、本人も環境のことなどに関心がある事もあって、地元の木で家を建てることに前向きになっています。工法も木造軸組みで手刻みにより大きな梁が天井に表わしで通るという民家風の設計です。(木は杉、檜です。)また、設計事務所の指定の材木屋さんから材木を仕入れ、工務店も3社の指定だそうです。私も地元の日本産の木を使って家を建てることはよいことだと思っています。そこで疑問なのですが、設計事務所のホームページには、ハウスメーカーに頼むぐらいの値段でそういう家を建てることができるということです。目安として坪単価70万、但し照明、空調設備、家具造作、設計料などは別途費用です。本当にその値段で可能だと思われますか?ちなみに友人の予算は2000万円らしいです。外材が必ずしも悪いものばかりではないと僕は考えています。SPF材、集成の梁材はあまりよくないと思いますが…、日本の材木が使われなくなった原因は、流通コストが高いというのが主な原因だと思いますが、そういう余分な費用とおそらく設計事務所が指定の材木やさんからバックマージンをとっていることも考えられるし、そういう家を建てられた方の実際の建築価格を聞いて参考にしたいと思いますので、宜しくお願いいたします。

A 回答 (5件)

材木屋です。

国産材利用ありがとうございます。
私も外材が必ずしも悪いとは考えていません、適材適所に利用すればいいからです。家で外材使用と言えば桁と根太くらいですよ。無垢材を表面に出すのであれば、国産をお勧めします。見比べるとわかると思いますが、温かみが違うと感じていただけると思います。


みなさんは檜は高いと思われていますが、それは節のない檜だからです。節のある檜はちょっと高いだけですよ。節のない材木は枝打ちなどしなければならず、枝打ちした節がなくなるまでまたなければならず、時間を手間がかかるので高いのです。工業製品のように簡単に大量生産でき、簡単に売れないからやめたなんていえません。流通コストが高いのではありません。当然の対価だと思います。

品質の問題ですが、どういう品質の事を言われているかわかりませんが、私は外材(現地挽き)の品質は一定していないと思います。ただ、寸法にあわせて丸太を製材しているとしか思えない。商社が間に入るせいか、値段はほぼ安定なのですが、物によっては買うんじゃなかったと思う時があります。その点、国産材は市場にての仕入れになるため、材木屋の入札で決まります。当然、よくない物には札が入らない。

集成がいいのは、工務店の都合だけです。反らないから無駄にならない、工務店の材木に対する評価が出来ない時代になっているのか、値段しか見てない工務店がほとんどです。非常に残念。

素人が目利きができないのは当然です。だから私達のような専門職が必要なのです。並材に割高なマージン掛ける材木屋なんていませんから心配なさらず、ご利用ください。

並材に割高なマージン掛けてるのは、ホームセンターです。
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この回答へのお礼

 専門家の方の意見が聞けまして、大変うれしいです。戦後の植林事業によって大量に植林された杉などの木を使うことは日本人にとって義務ではと基本的に考えています。ただし、実際に家を建てるとなると、予算の面で最初に諦めてしまうことかもしれません。私も自分の家の新築のときに、京都の北山の知り合いの材木やさんに杉や檜の板材を分けてもらいましたが、思った以上に値段は安かったです。少し傷がついているだけで床の間に使う杉が1000円ぐらいというのはびっくりしましたが、素人には10万円のものとの差はわかりません。並べるとなるほどと思いますが…少し木の勉強をしてから、設計事務所と打ち合わせたほうが、良い家が建つだろうと感じました。良心的な材木屋サンだといいですが、ありがとうございます。

お礼日時:2005/08/11 23:13

目安として坪単価70万、但し照明、空調設備、家具造作、設計料などは別途費用です。

本当にその値段で可能だと思われますか?
可能です。但し、walkingdicさんが書かれてたようにあまり大きな坪数にはなりませんし、希望されている間取りになるともかぎりません。私は基本的に坪単価という表示が好きではありません。一般の方が住宅建築の予算組をする為の目安にされるのですが、ハウスメーカーなら仕様が決まっていますが設計事務所では決まっていません。例えば、キッチン1つとっても50万の物もあれば500万の物もあり、建物が45坪であればそれだけで坪10万円違います。その金額の操作を設計事務所がする訳ですが、施主の希望が盛り込まれ、尚且つ予算も希望金額内であればそれで問題はありません。只、その設計事務所はどうだかわかりませんが、施主の意見は聞かず自分の主張しか言わない設計事務所が結構あります。そういう設計事務所は『施主が暮らす家』というよりも『自分の作品』という考え方が強いので注意してください。あくまでその家で暮らすのは施主自身ですから。
設計事務所に依頼する場合の最大のデメリットは金額が高くなるということです。設計料を取らなくても設計力のある工務店もありますし、地元の木で家を建てている工務店もあります。家は自動車と違い施主と建てる側とが二人三脚で作り上げていくものだと私は思います。ですから依頼先はしっかりとした人間関係が築いて行けるところにされることをお勧めします。
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予算が2000万なのであれば、坪70万に設計料等加えれば坪80万クラスですから、25坪の家となりますけど、現実には坪単価はそのような小さな住宅では更に上がるので、到底無理でしょう。


最低でもトータル2500万程度は坪数に関係なくかかると思った方がよいでしょう。あとは大きくなれば更に増えると。
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■地元の木で建てるのが受け入れられない理由は他にあります。

「日本産の木はよい」という神話的な古い考えもその1つです。

■まず「日本の木は品質が良い」という何の根拠もない理屈はこねないこと。「ヒノキが好き」「杉が好き」という理由は理解できますが、日本の檜が品質が良いのではなくて「高く売れるものしか利益が上がらない、だから高価なものしか市場に出ていない」というのが現実なのです。それがいつの間にか「日本の木は品質が良い」という言葉にすり替わってしまって、品質は米檜と変らなかったり、時には低いランクのものまで「国産」と言って割高にしています。素人には国産だか米国産だか絶対にわかりませんから。

■いずれにせよ、国産木材は価格の木材に占める割合は低く、かなりの部分が卸業や伐採の手間賃にかかっています。早い話が木材の品質にお金がかかっているのではなく業者のオヤジに金が回っているのです。

■業界ではそんなこと百も承知ですから、同じお金を出すなら輸入物の高級品を買ったほうがよほど品質が良いものが手に入ります。

■それでも最高級のものは国産のほうが品質が良いのは事実です。でもそんな高級木材を一般住宅で使うはずはありません。豪邸に「国産総檜造りで‥‥」などとあると「やっぱり国産だ‥」などど庶民も騙されますが、とんでもないことで、そのような庶民に手が出る国産材はマージンをたっぷりとられた割高な並材です。

■安い外国産木材と高い国産木材を比較するのは間違いです。国産木材と同じ値段の外国材を使えば間違いなく品質は外国材が上です。安く国産材を使って建てるのは可能です。品質の低い国産材を使えばよいだけです。施主の「国産材」という自己満足だけかなえてやればよいのです。

■繰り返しいいますが、素人には良い木材、悪い木材の区別なんぞつきません。表面をきれいに鉋がけして「ほらいい木でしょ」といえば「ほー」と納得します。

■安い国産材を使うくらいだったら、集成材を使ったほうがどれだけ耐久性、強度が優れているかわかりません。

■日本人のいつものパターンで、国産とか外国産とか、ブランドや銘柄を気にしていると痛い目にあいますよ。「秋田杉欠陥住宅事件」は有名ですが、これと同類のことは後を絶ちませんし、欠陥住宅と言わないまでも玄人から見ればほとんど「騙し」なんていくらでもあります。そうでもしなきゃ国産材で儲けは出ません。国産を要求するなら、自分でよい木材と悪い木材を区別できるくらいの目がなければ、どんな木が使われていてもわからないわけですから意味ないですね。
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この回答へのお礼

 業者がこれが良いものですよと勧めらると確かになかなか素人には見抜けないものでしょうね。施主のほうも勉強しなければならないと感じました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/08/11 23:02

漠然とした内容ですので見当違いかもしれませんが、ご容赦ください。


基本的に県産材を使用してもビックリするほど値段があがることはない筈です。住宅における木材の材料費は総額のせいぜい20%です。そして木材の値段が外材に比べて30%高いとしても20%の30%ですので総額の6%しか上がらない事になります。総額2000万と考えても120万のアップです。30坪だとしても坪単価4万円のアップにしかなりません。
日本では流通過程が複雑なため一概に理論どおりではありませんが、そんなもんだと思います。もちろん値段が倍・・・という場合なら別ですが・・・ただお話を聞くと、その設計事務所は普段から県産材を利用した家の設計・建築にある程度携わっているのでは?と思いますので、もしかしたら額面以上に安く手に入る独自ルートなども持ってるかもしれませんね。
それと県産材をある一定以上使用すると、住宅金融公庫を利用している場合だと県から利子補填があったり、県産材そのものの現物支給があったり、木材の補助金があったりしますので、滋賀県の県庁HPでも見て何か補助がないか確認されるといいですよ。
坪単価はあまりあてにせず「この仕様で総額いくらだから適正/不適正」で考慮したほうがいいですよ。
ちなみに私の私見を述べさせていただければ、地元工務店での施工という点を考慮すれば、その見積もり金額は高いですね。地域にもよるのでしょうが極々一般的な仕様で地場工務店で施工した場合は何もかも全部ひっくるめて坪単価で言うと45万程度が適正価格だと思いますから(^^ゞ
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この回答へのお礼

ありがとうございます。それほど値段が上がらないといっても120万円のアップは庶民にとってはきついような気もしますが。

お礼日時:2005/08/11 22:59

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