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'85年の在宅投票制度廃止の最高裁判決について、学説は圧倒的多数が批判的ですが、これに肯定的な意見を述べている論文等ご存知でしたら教えてください。
立法不作為が国賠法上違法と判断される基準についてです。
この基準がハンセン病訴訟で緩められ、不作為の違憲を国賠訴訟で争う途が開かれるようになりましたが(そして先月にも実質的に判連変更を行ったような判決が出ましたが)、その基である85年判決についての少数説にあたりたいのです。
'85年判決の厳しい基準を是とし、この理由及び通説への再反論を行っているような論文をご存知でしたら、よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

立法不作為が違憲審査の対象となるかという点について、一貫して消極に解してきた数少ない学者として尾吹善人先生という方がいらっしゃいます。



尾吹善人「憲法規範の変性?」新正幸、鈴木法日児編『憲法制定と変動の法理 : 菅野喜八郎教授還暦記念』(木鐸社,1991)
という文献は、参考になるのではないでしょうか。多数説批判もされていると思いますので、ご覧になってみて下さい。

参考URL:http://webcat.nii.ac.jp/cgi-bin/shsproc?id=BN067 …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
教えていただいた本だけでなく、尾吹先生の書かれた物を何個かよんでみたところ、立法不作為の違憲審査についての消極説の概要が非常によくわかりました。
85年判決についての言及も詳しくされていて、非常に役立ちました。
本当に有難うございました!

お礼日時:2005/10/14 13:33

「最高裁判所判例解説(民事)」という本が法曹会から出ています。

判決の年ごとにまとめてあります。最高裁の立場を説明した本ですから、判例を擁護する立場に立った解説が多いです。当該判例の解説は読んではいませんが、参考になるのではないでしょうか。通説への再反論まであるかどうかは分かりませんが。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
早速借りて読んでみました。
参考文献等も詳しく載っていて非常にためになりました!
本当にどうもありがとうございました!

お礼日時:2005/10/14 13:29

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