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問題

マルバアサガオの花色の遺伝子は赤と白があり、不完全優性の関係にある。

桃色花(中間雑種)と白花を交雑して得られたF1を自由に交雑させたときのF2の表現型の分離比を求めなさい。

という問題なんですが、場合分けして考えていたのですが、そのそれぞれの結果を一つにまとめることができません。
それに考え方もまだ良く分からないので、なるべく詳しい解説もお願いします。

A 回答 (1件)

高校の生物の便覧を元に考えました。

参考になれば嬉しいです。

マルバアサガオの花色の赤色遺伝子=R,白色遺伝子=wとすると,赤色花の遺伝子型はRR,白色花の遺伝子型はwwで,中間雑種(桃色花)の遺伝子型はRwになります。

桃色花×白花を交雑するとRw×wwなのでF1はRw(桃)とww(白)が1:1になります。
このF1を自由交雑したときの組み合わせは,(1)Rw×Rw (2)Rw×ww (3)ww×wwです。
このとき配偶子の組み合わせ(♂の配偶子2種×♀の配偶子2種)で,(2)のRw×wwは(1)(3)の2倍になることを気をつけてください。つまり組み合わせの数は(1):(2):(3)=1:2:1になります。

問題を解く方法は,(1)(2)(3)の各場合について考え,最後に比をまとめていくことだと思います。
ここで気をつけるのが,「組み合わせの数」と「表現形の比」の違いです。
上のF1の自由交雑の組み合わせでも書きましたが,♂,♀はそれぞれ2種類の配偶子を持っているので4つの組み合わせができます。(表にするとわかりやすいかな。)
そして,F1のように,子どもの表現型が2:2になったので1:1にすることもあります。問題の解答としては2:2→1:1に直すのが正しいのですが,場合わけをして考える時には,比を簡単にしてしまうとうまくまとめられなくなることもあるので,あえて組み合わせの数の比をそのままにして解いていくのがポイントだと思います。この部分をうまくまとめられないと,この先問題を解くのが難しくなることもあります。
今回の場合もこのポイントに従って各場合を考えていきます。

(1)Rw×Rwの場合
F2の比はRR:Rw:ww=1:2:1になる。

(2)Rw×wwの場合
F2はRR:Rw:ww=0:2:2になる。
しかし,F1の組み合わせの関係で,F2は(1)(3)の2倍になりRR:Rw:ww=0:4:4

(3)ww×wwの場合
F2はRR:Rw:ww=0:0:4

(1)(2)(3)からでたF2の組み合わせの数をまとめると
RR(赤)=1+0+0=1  Rw(桃)=2+4+0=6  ww(白)=1+4+4=9
これを比にすると,RR(赤):Rw(桃):ww(白)=1:6;9

・・・とこんな感じでしょうか。わかりにくい説明の部分もあったかと思いますが,参考になれば嬉しいです。
長くなってすみませんでした。
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