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ゆとり教育と言えばほとんどの人が批判をしますが、もしゆとり教育を肯定するとしたらどのような肯定方法があるのでしょうか?実際考えても学生が楽ってだけであまりいいことがあるとは思えません。皆さんの意見をお聞かせください。お願いします。

A 回答 (11件中1~10件)

私自身は、ゆとり教育の理念には賛成しています。



これまでのように、大量の内容についてただ公式を覚えろ、年表を覚えろ、ではなくて、最低限教えるべき部分を教えて、基礎を完全にし、さらに応用を…というのが悪いことだとは思えません。

ただ、「現在行われている」ゆとり教育は、最低限教えることを減らした分、全ての授業時間を減らしてしまったこと(教科書の内容が3分の2になって、授業時間も3分の2では、ペースはこれまでと変わりません)。週休2日になっても、その休日が部活動などに充てられるため、負担そのものは変わっていないところ。
さらに、「総合授業」などのカリキュラムが朝令暮改で移り変わるため、教える側が混乱を来たす…などといったことが考えられます。
そういう意味では、「理念は賛成だけど、やり方は反対」というのが私の考えです。

もっとも、「ゆとり教育」批判の中心となっている「学力低下」ですが、これはどちらかというと、ムード先行とそれに乗った各科目関連の学会の宣伝合戦という部分があります。
「学力低下」の象徴とされているのは、国際学力調査の順位低下ですが、実態をご存知でしょうか? 確かに順位は下がっています。ただし、参加国は増えています。10国中1位と、100国中5位だったら、学力低下したと言えるでしょうか? 昨今、増えている「大学生の○%が、この漢字が書けなかった」みたいなものも、社会調査として考えれば、全く信憑性の無いものです。「今の大学生の半分がわからなかった」というだけでは学力低下なのかどうかわかりません。20年前は4割しかわからなかったら、「学力上昇」ですからね。しかし、そのような比較の無いものばかりです。
そういう意味では、「学力が低下している」というムードが先行している、ということも考えるべきでしょう。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。なるほど…ただ単に学力低下って思っていましたが具体的な資料を見ていなかったのも確かです。これからちょっと資料を調べてみることにします。

お礼日時:2005/10/30 17:05

前提として、数理的能力とは別に、何か新しい能力(例えば、独自性、ディスカッション能力など)を身に付けさせる教育方針と定義いたします。


ここで、もしゆとり教育が日本人の優れた数理能力の育成の弊害になるのなら、絶対反対ですね。以下は体験談です。比較対象として、アメリカの大学院生を用います。

アメリカの学生の大半は、統計学はもとより、四則演算もままならないような状況です。
つまり、日本でいう中学レベルの数学(例えば確率など)も結構難しいと感じるみたいです。
ちなみに、私は文系で数学も大して出来るわけではありませんが、一応統計学やオペレーション、ファイナンスなど、数理的能力が必要とされる授業に関しては、かなりの部分チームに貢献してます。

他方で、言語の問題もありますが、アメリカ人の論理的思考能力およびプレゼン能力やディスカッション時のレスの速さは尋常ではありません。これに対抗するためには、日本の学校は、授業を講義形式から全面的にディスカッション形式に転換する必要があります。

何が言いたいかと申しますと、日本人から数理的な能力を取り、代わりに自由発想に基づくゆとり教育を実践しても、余程の(数理的能力の代替となる)リターンがない限り、世界的な学力から見たら、かなり高い代償を払わなければならないでしょう。仮にこの問題が解消できたら、真のゆとり教育が実現する気がします。(ご質問に答えていなくて申し訳ありません・・・。)
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この回答へのお礼

ゆとり教育に対する意見も参考になりますので気になさらないでください(笑)ありがとうございました

お礼日時:2005/11/16 16:27

以前、中学・高校で教員をしていました。



ゆとり教育=総合学習の時間として、書きます。

高校での総学の時間はただの遊びと化しているところがかなりあるのが実態です。

ただし、小学校や中学では、それも、田舎の学校では、かなり実体が伴った実りのある授業になっていることがあります。

具体的には、その地方地方の産業について、具体的に体験学習するというものです。
農業、漁業、林業、それぞれの加工業など、かなりいろいろあり、充実したメニューになっている場合が多いのです。

本来は、高校でも、いろいろできるはずなのですが、主に教員の力量不足で、あまりたいしたものができていないのが現状です。
また、大学入試や就職にほとんど総学が必要とされていないのが、教員の動機付けが高くならない原因です。そういった意味で、なんらかのつながりができれば、事態は好転するはずです。

結局のところ、ゆとりの時間は、所得格差を学歴格差に転化する手段として文部科学省により導入されたとするのが、一番真実に近いでしょう。
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この回答へのお礼

地方では効果のあるところもあるんですね。参考になりました!ありがとうございました

お礼日時:2005/11/16 16:24

下の852852です。

補足をしたいと思います。
bikkisumaさんに勧めたいことがあります。一度「分数ができない大学生」という本にのってる数学の問題を解いてみてはかがでしょうか?それでゆとり教育を批判している現在の教育に関する自分なりの考えをもつことができると思います。ちなみに私の意見は「ヘクタールは何アール?」という問題をみて「もう忘れてるし!ってか実用性ねぇじゃん!」というものでした。
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この回答へのお礼

わかりました。ありがとうございます。

お礼日時:2005/11/09 20:36

こんにちは!私も学生と言えば学生です!最初に断っておきますが、私はまだ未熟者なので私の独り言として聞き流してもらって結構です。

私はゆとり教育には賛成の意見を持っています。
確かにゆとり教育には週休二日制と私にも賛成できかねないとろこがあります。しかし、ゆとり教育にある「総合学習」でこそつく様々な問題に対して自分の力で解決できる力、つまり私が考える「生きる力」はこれから将来の先送りできない様々な問題「国際化」や「環境問題」等を解決するにあたって最も必要とされるものではないでしょうか?
「詰め込み教育・教科中心学習」では子供の自ら学びたいという主体性がつかず、多くの子供が指示待ち人間になってしまうのではないでしょうか。それでは、自分の意見や考えを持つ能力が乏しくなり、人とディベートをしたり自ら進んで問題を解決できる力がまったくつかないでしょう。
そのようでは世界と協力できずに国際的な問題解決が全く解決できないままになってしまうと思います。さらに、一つの学習では断片的になり一面的な見方や考え方しか子供達が持たなくなるのではないでしょうか?
 私はこの理由から「詰め込み教育・教科中心学習」には賛成できません。教科学習と子供の自主性を育てる教育を並列して行うことが今、世界が求めている人材を育てることができるのではないでしょうか?
「総合学習」を入れることによっての学習内容3割削減はやむを得ないとことだと思います。しかし、それが学力低下につながるとは私は思いません。というよりも、それはただのそう主張している方の「推測」ではないでしょうか?最近の新聞に書いてあったことなのですが「ゆとり教育」で学力が上がったともありました。
点数を取る学力。問題解決の学力。様々な国際的な問題を抱えた今、将来どちらが役に立つか考えてみてください。
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この回答へのお礼

参考になりました。ありがとうございます。
僕らの学校でゆとりについてのディベートをやるのですが、ゆとり肯定派の方の考えが聞けてよかったです。

お礼日時:2005/11/09 20:35

#6です。

蛇足ながら、同じ櫻井さんのサイトから、問題の根源を説明した文章がありましたのでご紹介します。ご興味があったら読んでみてください。

http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/2003/10/ …
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この回答へのお礼

参考になりました!ありがとうございます

お礼日時:2005/11/08 22:13

生徒の生活にゆとりを持たせよう、と言う趣旨は意義あるものでしょうが、受験制度をはじめ、大学教育の変革なしに、小中高でのゆとり教育がもたらす利点はないと思います。



現在の政策は、ただ生徒の勉強時間と内容を削り落としているだけのようです。

参考URL:http://blog.yoshiko-sakurai.jp/archives/2003/12/ …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。参考URLを読みましたが読んだ感じメリットはないですね。こんな中途半端なことを行わないでほしいです。

お礼日時:2005/11/02 20:28

制度は間違ってはいないと思います。


しかし、どんなに良い制度を作っても正しく運用できなければ結果は出ません。

まるでITだとか言って、無理にパソコンを導入したら仕事が楽になると勘違いしたのと同じです。
もてあまして無駄な時間を浪費しただけです。

批判する前に、現場を叱咤激励するのがスジだと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。確かに制度としては聞いてて立派な感じもしますがやっぱり実行が伴ってないですよね。もうちょっとでいいから郵政民営化とかいうまえに教育の方にも目を向けて欲しいです。

お礼日時:2005/10/31 19:36

私もまぁ学生といえば学生ですが、田舎者ですので参考になるか分かりませんが・・・



質問について。
>実際考えても学生が楽ってだけであまりいいことがあるとは思えません。

以前は土曜日も学校がありましたが今はありませんので、確かに楽ではあります。
しかし、その分時間が余って怠けてしまいます。

家で何もしないより土曜日も学校で勉強してたほうがよっぽどよかったと思います。

また土曜日が休みなので、学習時間は以前より減少し、時間が足りなくなり、
教科書でもとばされる単元などがあってとても「ゆとり」があるとは思えません。

ですから、実際は「ゆとり」なんかじゃないんですよ。今の子供なら、
都会の子は知らないけど、田舎の子ならほとんどが怠けます。

>僕自身総合の時間に取り組む気にもならないし

確かにそうですね、私もやる気は起こりません。こんな無駄な時間を作るくらいなら、
普通教科の時間を増やしたほうがいいと思いますし。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。やっぱりゆとりってあんまりいい企画じゃないですよね?僕も普通の授業を増やしたほうがいいと思います。

お礼日時:2005/10/30 17:01

「ゆとり教育」といっても今は、ゆとりある生活の中で「生きる力」を育てることが必要とされています。


これからの社会はより多くの情報が氾濫していくでしょう。その中から正しいものを主体的に判断し、選んでいく力が必要になります。そして人間関係が希薄になる中、人を思いやる豊かな心も必要です。

また、生きていくための健康・体力の低下も問題です。ですからそれらも含めた「生きる力」を育てることが必要です。「生きる力」は一般の勉強とは違い、育てる・教えるのに時間がかかるものです。また、生徒が自分自身を理解する時間も必要です。だから「ゆとり」が必要になります。

ゆとりが出来ることで学校では出来ないこと、つまり趣味だとか地域の行事、ボランティアなどに参加し自分を成長させることも可能です。ただ、授業を3割削減、完全学校週5日制にしたことが正しいとは思いません。休みの日に何をするかわからなくダラダラ過ごす生徒がいることは事実です。もう少し何かしらのサポートは必要だとは思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。実際今の状況では僕自身総合の時間に取り組む気にもならないし、学校の授業が足りない分は塾で補うという形になっているため、僕ももっといろんな対策が必要だと思います。

お礼日時:2005/10/30 13:21

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