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イメージがわかないので質問します。

例として、日本、アメリカ、ロシアがあり、
wikipediaによると、
「領域内の全住民を国民という単位に纏め上げて成立した国家そのもの、あるいはその概念、イデオロギーを指す」
とあります。

そこで質問なんですが、
国民国家でない国があるのでしょうか?
なんらかの国があれば、そこの住民は国民と観念できると思うので(自分は外国人だと言い張っている人は除く)、
国民国家でない国なんてあるのか疑問に思ってしまいました。

A 回答 (6件)

 国民国家とは、絶対君主制以降のものでありナポレオンにより完成されたものと理解しています。


 国民が国民であることを意識している国家は国民国家といえるでしょう。アラブとかは国家をあまり意識せずに知識として自分はどこの国民であると理解していると聞きます。どの国民であるかよりどの民族、どの部族というのが自分の所属になっているのですね。朝鮮半島は国民国家だと思いますが中国はかなり怪しいと思っています。国家なんてあってもなくてもいいと考えてはいないでしょうか。
 国家とは国境によって分けられた近代的な意識なのではないかと思います。
 質問の定義をとると「領域内の全住民を国民という単位に纏め上げ」られない国家は国民国家ではないのではないかということですね。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

まさに、おっしゃることが引っかかっていました。
国民が国民であることを意識していない国家なんてないという固定観念が、どの説明を読んでもイマイチ理解できない原因だったように思います。

とても納得できました。

補足日時:2005/11/19 21:54
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Wikipediaに書かれている定義については、私も疑問を感じます。



30年以上前の私の高校時代の世界史の教科書に、たしかに「国民国家の成立」という言葉があったと記憶しています。
うろ覚えなので、多少間違いがあるかもしれませんが・・・

ローマ帝国時代、イギリス・フランス・ドイツ・スペイン・・などの諸国はそれぞれ皇帝に服属し、皇帝から領地を与えられた国王が統治していました。
それがローマ帝国の崩壊とともに、それぞれが一国としての意識が高まり、独立した国家となっていきました。
それが「国民国家」といわれるものである。

というようなことが書かれていたと思います。
ローマ帝国が健在であった頃は、イギリスもフランスもドイツも、帝国の一部であって、独立した国家ではなかったのです。帝国の崩壊によって初めて、民衆もイギリス国民、フランス国民、ドイツ国民などというという意識を持つようになったと思われます。

ソ連崩壊に伴って旧ソ連の諸国が次々に独立を遂げていったのと、似ていると思います。

つまり、「国民国家」というのは、西洋史学上の用語で、「帝国」と対比して用いられるものではないでしょうか。

余談ですが、先ほど申しましたように、「王」というのは独立国家の君主ではなく、あくまでも皇帝の臣下という身分です。
某国の人たちが、おそらく意図的にであろうと思いますが、わが国の天皇陛下を「日王」なとと呼んでおりますが、とんでもないことです。
わが国の皇室は歴史始まって以来、どこの皇帝にも服属したことはありません。
かの国の人たちには、もう少し、まともな歴史認識をもって欲しいものです。

少々脱線しましたが、一言で言えば、「皇帝」がいなくなってしまったため、「王」が事実上トップとなり、「王」の支配する領域が国家としての形を取るようになったものが「国民国家」であると思います。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

私は、中学校までしか歴史を習っていません。すくなくとも私が高校生だったときは、理科系なら地理だけ勉強して高校を卒業できました。なので、国民国家がサッパリわからないのも歴史をほとんど勉強していないのが原因かもしれません。

国王と皇帝って違うんですね。ただ呼び方の問題だと思っていました...汗

自国だけで、歴史の教科書を作っている限りは歴史認識に由来する問題はなくならないでしょう。日本人のまともな歴史認識も他国から見たらゆがめられて見えるのではないでしょうか。

補足日時:2005/11/19 18:49
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国という言葉にはcountry、stateなどの英語がありますが、ご質問の国民国家はおそらくnationの訳語だと思います。

nationを辞書で調べてみるとわかると思いますが、この言葉は民族という意味もあります。ですので、通常は「民族」の境界線と「国家」の境界線が一致している国(もしくはそれに近い国)をnationと言います。複数の民族が一つの国家に同居している場合には、nationとはなりません。

ですので、ご質問の国民国家とは、国民の大半が同一民族である日本のような国が典型的な例になると思います。フランスやドイツも通常OKです。厳密には、アメリカやロシアは国民国家には含められないです。

ただし、純粋な意味での国民国家というのはほぼありえないので、ゆるい意味で使われることの方が多いです。よく引用される国連憲章の「人民の自決権」を基準に考えると、国の中に独立を主張している民族があれば国民国家とはなりません。そうするとアメリカは国民国家になりますが、中国やインドネシアは国民国家にならないですね。でも、さすがにロシアまで国民国家に含めるとなると、何を基準にしているのかわからないですね。

長くなりましたが、結論を言うと、よくわかりません。ロシアには多数の民族が含まれ、独立を主張している民族もあります。今まで勉強した中で、ロシアを国民国家に含めるような定義は見たことないです。

この回答への補足

とってもよくわかりました!

ロシアは、社会学者のM台さんの著書にありました。ところどころ、「?」なところがある本だったので、ロシアはおっしゃるとおり「?」かもしれません。

どうもありがとうございました。

補足日時:2005/11/17 21:58
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この回答へのお礼

補足に対する補足ですが「?」なところはあるのは、本が書かれたのが、少し前のためでした。ごめんなさい。

お礼日時:2005/11/19 19:19

国民国家でないと思われる国



バチカン市国
世界のカトリック教徒の信者の中心ですが、国民とはしていません。

マルタ騎士団国
ここも、マルタ騎士団の構成員を基に形成されていますが、団員であって、国民ではありません。

主権が国民に無い国
サウジアラビア、ブータン、レソトなど、絶対主義国家

国としての体裁が無い国
ソマリア(部族国家)

国としての機能が無い国
パレスチナ、北キプロス共和国

亡命国家
チベット亡命政府(ダライ ラマの政権)、東トルキスタン共和国

この回答への補足

ありがとうございます。

バチカン市国は、なんかで国民が1000人?とか見たことあるので、国民国家なのでは?

まとめると、
領土と政府があって、そこに住んでいる人が主権者なのが、国民国家ということですかねー?

補足日時:2005/11/17 21:43
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中国は台湾と中国の一部(省)と主張しています。

しかし国際的にとらえれば誰が見ても台湾は国民国家(民主主義統治国家)といえます。そう考えると他国の支配が及んでいようがいまいが国民国家ではない国はないように思えます。

国民国家をある領土で仕切られたある人民が所有する場所と定義すれば、北方領土などはロシアか日本が所有する国家の一部と言えますが、北極と南極は誰も所有していない領土という事ができます。あえていえば北極と南極は国民国家ではないと言えます。

この回答への補足

No1さんの補足に書いた理由で質問しました。

思ったんでけど、イデオロギー的というのなら外国人労働者を積極にうけいれて選挙権を与えている国は国民国家じゃないような...
たとえば、ドイツとか。ドイツは国民国家なのでしょうか?誰か教えてください。

補足日時:2005/11/17 15:48
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どちらかというとイデオロギーや概念上の呼び名だと思いますね。


従って、「国民国家」と同じような概念を表す呼び方としては、中世までの「封建国家」という呼び方や、市民革命により成立した「市民国家」、あるいは「連邦国家」、日本の「天皇制国家」なども、同じような「国家概念を表す言葉」として存在していると思います。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。

時々、本を読んでいてこの言葉にあったとき、
「日本は国民国家なので云々」とか
「国民国家としては、日本、アメリカ、ロシアなどがあり云々」
と具体的に国の名前を出してくるので、そうでない国もあるように読めるので質問しました

補足日時:2005/11/17 15:41
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