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漢方によく「カンゾウ」が含まれているそうなんですが、複数の漢方を服用するとその「カンゾウ」による副作用が発症するらしいのですが、これは複数の服用によって「カンゾウ」の主成分であるグリチルリチン酸が副腎皮質ホルモン様作用(特にアルドステロン様の作用)や抗炎症、抗アレルギー作用があるために脱力感、四肢痙攣、麻痺などの副作用が生じるということなのでしょうか??

A 回答 (3件)

カンゾウの副作用としては以下が認められています.


主成分のグリチルリチン酸が、コルチゾールからコルチゾンへの転換に作用する11β水酸化ステロイド脱水素酵素を阻害する作用を持っています。
この酵素がグリチルリチン酸の大量摂取時に障害され、増量したコルチゾールが尿細管の鉱質コルチコイド受容体に作用してNaの再吸収を促進させカリウム排泄を増加させるため、低カリウム血症を生じやすくなります。
低カリウム血症による影響
1.循環系への影響 2.ミオパシー 3.消化器系への影響(麻痺性腸閉塞を来すことがあります。 4.腎臓への影響:低カリウム血症が長期間にわたると、尿細管の空胞変性、間質の繊維化、尿細管の萎縮が生じ、尿の濃縮力が障害されて多尿傾向となります。
5.心電図変化 不整脈が起こりやすくなります。
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@今晩は薬剤師です


まず質問があります。
現在複数の漢方薬を同時に服用しようと言う事ですか?
それとも単に学問的に知りたいと言う事でしょうか?

何故なら漢方薬は飲む人が薬を選ぶのではなく、薬の方が飲める人を選びます。これを証による服薬といいますが、その組み合わせを選ぶにはある程度の経験が必要です。机上での勉強でもある程度は出来ますが、やはり実践を行っている方たちのアドバイスが必要になると思います。

甘草を取り上げておられますが、実際湯剤(とうざいと読み、煎じ薬です)で調剤する場合は、たまたま複数の処方を合方(がっぽうと読み複数の漢方処方を組み合わせる処方です)する場合で、どちらの基本処方中にも甘草を含んでいる場合は、調整して製剤を行います。

現在のように顆粒剤が主流の場合は、混ぜて使用する形になりますが、その際にA処方を1回当たり2g使い、B処方を1回当たり1.5g使うとかして調整を行うのが普通です。

医療現場では漢方専門のDrでなければ出来ないかと思いますがその様に調整された湯剤や、顆粒剤での処方を調剤したことがあります。

この様な考えで処方される場合は、あまりカンゾウの事は気にしなくても良いかと思いますが、顆粒剤をそのまま複数同時に飲む場合はかなり注意が必要になると思います。
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漢方薬は複数摂取は普通しないと思います。

食品添加物や甘味料として使われる事もありますので、入っている漢方薬と合わせてとると過剰により副作用が起こる事も考えられます。
 一般的にはむくみと高血圧などですねが、電解質のバランスが崩れて痙攣が起こる事もあるんすね。
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