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年末の定番といえばなんといっても「忠臣蔵」ですが、いままでのは皆浅野方から
描かれたものばかりです。「松の廊下事件」から「討ち入り」までを吉良方から
えがいた文献のようなものがあれば教えてください。

A 回答 (3件)

 


  歴史と創作文学は混同されてはならないのです。現在流布している浅野と吉良、そして幕府のあいだで起こった事件についてのイメージは、主に、「仮名手本忠臣蔵」という、史実と相当に解離した江戸時代の劇のストーリーから造られています。第一に、「忠臣蔵」という呼び方そのものが、浅野方から見た視点ではありませんか。
 
  元家老大石始め吉良邸に乱入した旧浅野家家臣の浪人たちは、「暴徒」に他ならないでしょう。幾ら幕府が、喧嘩両成敗の武家のルールを破ったからと言って、勝手に、よその屋敷で武装集団で押し入り、殺人を行ったことが、正義な訳がないでしょう。それはとまれ、参考URLに、短く、吉良上野介は名君だったという話しと、吉良の伝記を推薦しています。この本なら、事件を吉良側から見た記述があるでしょう。本は、Amazon.co.jp で調べると、現在もあるようです(なお、別にアマゾンで買う必要はありません。出版社・書名が分かるので、書店などで、また取り寄せて入手されればよいのです):
 
  >6. 「新版 吉良上野介」
  >鈴木 悦道 (著) 単行本 (1995/11/01) 中日新聞本社
  >お取り寄せ
  >価格: ¥1,400
 
  この他にも、吉良を中心とした伝記的な本として、以下のものがあるようです:
 
  >1. 「その日の吉良上野介」
  >池宮 彰一郎 (著) 文庫 (1998/11/01) 新潮社
  >通常2~3日以内に発送
  >価格: ¥438
 
  >2. 「吉良上野介の覚悟」
  >中津 攸子 (著) 単行本 (2001/02/01) 文芸社
  >お取り寄せ
  >価格: ¥1,200
 
  >3. 「義にあらず―吉良上野介の妻」
  >鈴木 由紀子 (著) 単行本 (1999/05/01) PHP研究所
  >在庫切れ
  >価格: ¥1,400
 
  >4. 「吉良上野介―討たれた男の真実」
  >麻倉 一矢 (著) 文庫 (1998/11/01) PHP研究所
  >在庫切れ
  >価格: ¥571
 
  >5. 「その日の吉良上野介」
  >池宮 彰一郎 (著) 単行本 (1996/03/01) 新潮社
  >お取り寄せ
  >価格: ¥1,359
 
  >7. 「赤馬物語―吉良上野介伝」
  >松尾 和彦 (著) 単行本 (1993/03/01) 日本図書刊行会
  >在庫切れ
  >価格: ¥1,456
 
  >8. 「大石内蔵助,吉良上野介」
  >池波 正太郎 (著), 南條 範夫 (著) 文庫 (1989/12/01) 日本放送出版協会
  >お取り寄せ
  >価格: ¥1,456
 
  >9. 「実像吉良上野介」
  >鈴木 悦道 (著)
  >お取り寄せ
  >価格: ¥1,165
 

参考URL:http://www.kurikoma.or.jp/~imamuraa/iti/rekisi/s …
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この回答へのお礼

ありがとうございます。早速検索してみました。たいへん参考になりました。

お礼日時:2001/12/20 14:53

私の読んだのは岩波新書の[忠臣蔵:松島栄一著]ですが、要領よく一番最初に出来た忠臣蔵の話とか書いてあります。



過去の参考文献の出典についても一通り出ていて、かなり専門的でいて、そこそこ一般向きという感じです。

この中に確か、吉良方から描いた本の事も書いてあったと思います、、、どの本を読めばよいかが分るでしょう!!

問題は古い本なので、再版されているかどうかです。

『忠臣蔵』 : その成立と展開 / 松島栄一著 岩波書店,1964.11
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

お礼日時:2001/12/20 14:58

先のお二方がきちんと学術書を挙げていらっしゃるのですが・・・、論文か何かに使われるのでしょうか? でしたら全く役に立ちませんが、その代わり面白いです。



「上野介の忠臣蔵」 清水義範著/文芸春秋社

これは、「上野介は実は老人ぼけが始まっていて、人の名前も思い出せず、浅野についうっかり失礼なことをしてしまったのである」という奇想天外なお話ですが、思いのほか説得力のある物語で、とても楽しめます。
学術書でなくともよいのであれば、ちょっと視点が変わって良いかもしれません。
が、あくまでこれはフィクションです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。この本を探していました。

お礼日時:2001/12/20 14:57

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