No.4ベストアンサー
- 回答日時:
丁寧な補足ありがとうございます。
ホームページについては私の配慮が足りなくて失礼いたしました。
思いつくままに挙げてみますと、
(1)地盤の液状化について
地震時に地盤が液状化する可能性があるかどうかを聞いてください。
液状化する場合は、杭に過大な力が発生します。その対策について聞いてください。
(2)床の遮音性
補足にLL値が書かれていますが重要なのはLH値(重衝撃音レベル)です。
LL値を改善するのは簡単ですが、LH値はちょっとやそっとのことでは改善出来ません。
床仕上げの無い状態(床仕上げを考慮する計算は不可能)でのLH(重衝撃音レベル)を聞いてみてください。55だと普通、50だとわりと高級、45以下は超高級なマンションだと思っていただければよろしいかと思います。
計算は可能なので恐らく構造設計者も売主もLH値を把握しているはずですが、あとあとで訴訟に発展するおそれがあるので教えてくれないかもしれません。
(3)建物のバランスの良し悪しについて
建物の平面形状が悪いと、地震で建物が捩れるなどして建物にとってはあまりよろしくありません。「偏心率」が0.15以下であれば問題はありません。
また、上下階で建物の固さに差がありすぎても問題です。ピロティ形式と呼ばれるものもそのひとつです。「剛性率」が0.6以上であれば問題ありません。
「偏心率」と「剛性率」の値を教えてもらってください。
(5)現場監理について
恐らく現在施工中なのだと思います。現場の監理を構造設計者の方が行なっていると思いますが、どのくらいの頻度で検査を行なうのか、検査内容など聞いてみてください。
私でしたら偶数階だけ配筋検査を行い、奇数階の配筋状況は現場監督が行なった配筋検査報告書をチェックし、さらに書類検査(生コンの受入れ検査、コンクリートの圧縮試験結果のチェック、鉄筋継手引っ張り試験結果のチェックなど)を行ないます。
また、今まで検査でどのような不具合を指摘したか聞いてみるのもよいかと思います。不具合の内容とその処置方法、同類の不具合が減ってきているのかを確認してください。
「不具合などありませんでした」などと答えるならそれは嘘です。「あんた、ちゃんと検査してんの?」と言い返してやりましょう。
こんなもんでしょうか。
6階建ですのでそれほどナーバスになることはないかと思います。
私も時々、モデルルームで構造説明会を行ないますが、気合をいれて準備して一生懸命説明しても、お客さんの反応が無いことが多く、「構造には興味ないんだなぁ」と悲しくなることが多いので、ビシビシと質問してやってください。くだらないことでも構わないと思います。
きっと、喜んで説明してくれることでしょう。
再度の詳しい回答をありがとうございます。また、ホームページの件でご配慮もありがとうございます。
勉強不足で「偏心率」「剛性率」は初めて聴きました。ネットで検索するといくつか説明がありましたが、「偏心率」はねじれ、「剛性率」は水平の力に対する値という理解でよろしいのでしょうか?
地盤に付いては関東ローム層の下の強固な地盤まで杭を打っているそうなので安心かなと素人考えでは思っていますが。
現場の監理も構造設計者の方がやっているとは知りませんでした。この物件では建設中に購入者向けの見学会があるのですが、その時の為にも色々と教わって来たいと思います。LH値に付いても何とか聴いてみます。
また、何か気が付くことがありましたら、教えて下さい。よろしくお願いします。
No.8
- 回答日時:
1)液状化について
液状化というのは、杭を強固な地盤に支持させているかどうかは関係ありません。
地下水位が高い場合で、強固な地盤と地表の間でN値の低い砂層やシルト層などがあると液状化を起こす場合があります。
液状化が発生すると、杭に地震の水平力が加わった時に、杭頭に想定外の曲げ応力が発生します。
(2)偏心率・剛性率について
「偏心率」も「剛性率」も水平力に関する値です。
余計わからなくなると思うので詳しい解説は省きますが、この値が前述の許容値内であれば問題ありませんが、許容値から外れる場合は、保有耐力の計算(より詳しい計算方法)を行なうはずですので、必要保有水平耐力Qunと保有水平耐力Quの比率Qu/Qunの値を確認してください。
必要保有水平耐力Qunとは、建物のアンバランスなどの性状を考慮して、これ以上の地震力は来ないという値で、各階に加わる水平力の形で表されます。保有水平耐力Quとは、建物が壊れる寸前の水平力としてあらわされ、この値が必要保有水平耐力より大きければ建物は壊れないということがいえます。
Qu/Qun値が大きければより安全といえます。Qu/Qun値が1.0以上なら建築基準法並で住宅性能表示制度でいう「耐震等級1」に相当し、1.25以上であれば「等級2」、1.5以上であれば「等級3」に相当します。ただし、偏心率・剛性率が許容値以内であれば通常「保有耐力の計算」は行なわないのでQu/Qun値はありません。
(3)
それと、補修についてです。意外と知らない人が多いので一応説明しておきますが、中地震(震度5程度)での被害は補修可能ですが大地震(震度6強以上)での被害は補修は不可能です。つまり、建替えていただくことになります。建築基準法が定める耐震スペックはそういうことになっています。大地震でも補修可能な被害で収まった場合はラッキーだったと思ってください。
一応このあたりのことも聞いてみてはいかがでしょうか。
「建築基準法を守っている建物は、大地震で建物は崩れたり倒れたりはしないが、補修不可能な被害が出て建て替えなければいけなくなると聞いた。この建物もそうなるのだろうか。」
免震構造でない限り「そうなります」以上の答えは返ってこないはずです。逆に「この建物は大丈夫です」というのであればその発言を議事録に採って保管しておくべきです。のちのちの訴訟で役立つかもしれません。
***以下蛇足***
#5さんが壁の遮音性能について述べられていますが、壁の遮音性は仕上材で対処するものなので、構造設計者の範疇ではなく、建築設計者の範疇になります。なので聞いても答えは返ってこないと思いますので、担当販売員に聞いたほうがよろしいかと思います。
#6さんがIs値について述べられていますが、Is値というのは耐震診断に用いる値です。つまり旧基準法で設計されたような古い建物が、現在の基準法と比べてどの程度の耐震性能があるのかを知るための数値なので、新築物件の構造設計には使いません。算出していないので答えられないと思いますが、「基準法を満足しているので0.6以上のはずです。」といった答えが返ってくることだと思います。
回答をありがとうございます。
地盤に関しては近所の別物件で販売員が「関東ロームでマンション建設には向いている」などと言っていましたが、やはり説明会で専門家に聴いた方が良いですね。
戸壁についての追記もありがとうございます。販売員にも確認してみます。
色々と聴かなくてはいけない事が山積みですが、自分なりに整理してポイントを絞りたいと思っています。また気が付いた事がありましたら教えて頂けると幸いです。
No.7
- 回答日時:
>建築学会では、崩壊、大破 中破 小破・・・
すみません途中で文章が切れてました。
建築学会では、崩壊、大破 中破 小破 軽微という被害の
区分を定義しています。阪神淡路の震災でそれぞれどのくらいの
改修費がかかったのかというのも数値がわかっています。
構造屋さんなら、そのへんの知識がなくてはいけません。
補足をありがとうございます。
上手く質問できるか自信はありませんが、説明者がどんな対応をするか見守りたいと思います。
地震の改修費は考えるのも嫌な話ですがリスクを想定する上でも聴いて見たいと思います。
No.6
- 回答日時:
一級建築士ですが構造は学生時代から苦手でした。
構造の専門用語は、建築の専門家同士でも理解しがたいものがあります。
ですから、構造説明会で一般の方にわかりやすく説明するのは相当の技術レベルの人
でないと難しいです。普通は、専門用語を駆使して説明しても理解されません。
まず地盤について詳しく聞いてみましょう。
杭が12mということですが、それを支えている地盤はどの程度強固なものなのか
専門家はN値とか数字を言いますが、どのくらいあれば安心でこの物件の地盤では
いくつなのか。
表層地盤は、#4さまの「液状化の可能性」ということですね。
あとは、活断層との距離ですね。「この近くに活断層はありますか?」と聞いても
ありませんと答えるでしょうから、こう質問します
「発生確率の高いといわれる東京湾北部地震では、この地域は震度はいくつくらい
になるのでしょう。」
すかさずに
「震度6弱です」とか「震度6強」ですとか答えたら、合格です。神奈川や
都下、なら「震度5強」という答えもありえます。
えーと、そうですね・・・などと口ごもったら3流の構造屋か見習いです。
(首都圏以外なら、東海、東南海、南海地震 大阪なら「上町断層」とか
を引き合いに出すと、説明者の顔が引き締まります。)
つぎに、その発生確率はどの程度ですか?と聞きます。普通は30年確率で何%
という答えになります。
耐震性能では、おそらくIs値という値をひきあいにだすでしょう。
この建物は、新耐震設計で、Is値 0.6以上を確保していますから震度6強の
地震に対しても、構造躯体が崩壊して人命に危険を及ぼすことのない設計になって
います。という説明があるでしょう。
それでは、震度6強の場合(震度7という言い方はあまりしません)躯体以外の
何が壊れるのか聞きましょう。壊れた場合の補修費はどのくらいかかるかも聞きましょう。
建築学会では、崩壊、大破 中破 小破
ないしろ東京湾北部地震の発生確率は30年確率で70%といわれています。
それから、10階6階4階でどの程度のゆれが想定されるかを聞きましょう。
それは、地表面の加速度によりますとか、わけのわからないことを言いますから
さきほどの、震度6強の場合、この建物ではどうなるのだ?と聞きましょう。
耐震偽造などいわば問題外の犯罪レベルの話ばかりが話題になっていますが、
実際に地震がきた場合何がどの程度壊れ、何がどの程度ゆれるかも大事なことです。
免振構造の30階と耐震構造の10階は揺れ方がどう違うのか聞いてみるのは
いいことです。
結構重要なのは、小梁で区画された面積です。
マンションの梁間方向は間口7m前後が多いですが、小梁の入っている位置は
まちまちです。普通は居間と和室を区切る位置に桁行方向に入っていたり
横長リビングなら、奥行き4m内外の位置に小梁が入ります。
小梁で囲まれた面積が大きくなりすぎると、スラブ厚を20センチにしても
騒音は階下に伝わりやすくなります。
25m2(7m×3.5m程度)が理想的ですが、小梁を減らせば設計の自由度も増すし
経済設計になりますから限界まで大きくとる傾向にあります。
「小梁で囲まれた区画の最大面積は何平米か」と訊くのがいいですが、
間取りの自由度を高めるため大きくしています・・・などと答える構造屋がいたら
ちょっと心配ですね。構造屋さんとは、姉歯さんみたいなタイプは稀で、基本的に
鉄筋も小梁もいっぱい入れたがるものです。梁も鉄筋も抜いたらそれだけ弱くなる。
でも、構造躯体をできるだけ簡素にするために、梁間隔は大きく、その分だけ
スラブ(床板)を厚く頑丈にするという設計が多いのです。
いくら20センチの厚さでもそれは、床の振動防止というより小梁を省略した
結果なら要注意ということです。
逆にこのあたりを、納得いくように説明できたら構造屋も一人前でしょう。
回答をありがとうございます。
説明会の案内では「一般の人にも判り易い資料・写真を用意」とは書いてありますが、本当に判るか疑問ですね。
耐震性能に付いては住宅性能評価書では「1」で最低限の基準は満たしている様ですが、Is値も確認してみます。
小梁は床の振動防止にも影響しているのですね。
説明会は土曜日の開催ですが、また気が付いた事がありましたら教えて頂けると幸いです。
No.5
- 回答日時:
#2です。
No.3の補足欄を見て思うことがあったので、No.4さんも回答されていますが、LHは完成した物件を改善するのはほぼ不可能なので、是非確認してください。
また
<戸壁>ビニールクロス貼・ブライスターボード・軽量鉄骨・コンクリート厚さ180mm
という使用になっていますが、遮音性能は大丈夫でしょうか?
コンクリート下地に直接クロスを貼ったものより、コンクリート下地+軽量鉄骨+ボード貼り+クロスのほうが遮音性能が劣ることがしばしばあります。
下地のコンクリートの厚さは標準的な厚さがあり、よいと思いますが、ボード貼りをしているテンは心配です。
なぜ、ボードがあると心配かというと、ボードとコンクリートの間の空間で反響して、太鼓のようになり、音が増幅することがあるからです。
これに対処するため、空間を作らないようにグラスウールなどの吸音材を詰めたりするのですが、仕様に記載されていません。
この処理を行っているかどうかは確認した方がよいと思います。
また、C棟については駐車用の機械設備がありますが、このような施設があるとこの施設から発生する振動が建物に伝わり、建物が揺れて音が出て騒音問題になることがあります(固体伝播音といいます。表現するとゴーといった低い音が問題になる)。
これに対する配慮(防振対策など)をされているかは、C棟を検討しているのなら聞いておいた方がよいと思います。
<柱>スパイラル工法
比較的新しい工法を用いているようです。もし柱の配筋写真を見る機会があれば、一般的な配筋と異なることがわかります。
一般的には柱の横筋=フープ筋を四角く巻くのですが、その代わりに連続的に螺旋状に巻いている工法を用いているものと思います。
No.4さんが鉄筋の継ぎ手についてのことを書かれていますが、継ぎ手の方法は「重ね継ぎ手」(単純に重ねて鉄線で縛るだけ)、「圧接」(溶接のようなもの)、「機械継ぎ手」(ねじでつなぐ)の3つがあります。
このうち、一番施工が安定して一定の強度が確保できるのは「機械継ぎ手」だと思いますが、コストが高く、施工が面倒なのであまり普及していません。
また、柱の主筋に用いるような太い鉄筋には重ね継ぎ手は使えないので、一般的には「圧接」が使われていますが、これは、精度監理が難しい工法です。
ちなみに阪神淡路大震災では「圧接」の破断が報告されていました(本来、鉄筋がきれる場合は圧接部分以外で切れなければならない)。
だからこの方法を採用している場合は検査態勢についてはよく聞いていた方がよいと思います。
再度の回答をありがとうございます。
戸壁の吸音材についてはパンフレットに記載が無いので確認してみます。
駐車場の影響に付いても販売員には確認はしましたが、専門家の意見を聴いたほうが確実ですね。
鉄筋の継ぎ手に付いても確かに心配な事ですので確認してみます。
既に契約をしてしまっていますので後戻りは難しいですが、知っていると知らないのでは大違いですので、あまり心配性になり過ぎずに望みたいと思います。
説明会は土曜日の開催ですが、また気が付いた事がありましたら教えて頂けると幸いです。
No.3
- 回答日時:
建築構造屋です。
面白そうなのでぜひともお力になりたいと思います。
物件概要が分かれば、何を聞くべきか的確なアドバイスが出来ると思うのですが。
当該物件のホームページなどはありませんでしょうか。
この回答への補足
書き込みをありがとうございます。
真に恐縮ですが、既に契約済みの為に差し障りがある可能性がありますので、具体的な物件名・ホームページを出すのは差し控えさせて下さい。
物件概要抜粋
<構造・規模>
鉄筋コンクリート造、地上10階建
詳しくはA棟10階38戸・B棟2階5戸・C棟6階13戸、全56戸
C棟1階には住居1戸・駐輪場・駐車場用ターンテーブルあり(2階は住居3戸)
契約した住居はC棟4階
<建ぺい率>100%(A棟&B棟)・60%(C棟)
<容積率>400%(A棟&B棟)・200%(C棟)
<敷地面積>1293m2
<建築面積>835m2
<建築延べ床面積>4279m2
仕様抜粋(パンフレットより)
<基礎杭>コンクリート杭・直径0.8~1.8m30本、長さ12m
<外壁>タイル貼・コンクリート厚さ150mm・断熱材厚さ25mm・ブライスターボード
<戸壁>ビニールクロス貼・ブライスターボード・軽量鉄骨・コンクリート厚さ180mm
<二重床>コンクリートスラブ厚さ200mm・LL45、床スラブ・ダブル配筋
<柱>スパイラル工法
見難い記載になってしまい申し訳ありません。不足な点がありましたらご指摘頂けますと幸いです。よろしくお願いします。
No.2
- 回答日時:
構造に関する説明は素人ではなかなかわかりづらいので、比較的簡単に質問できそうなものを
1.これはあれば宅建業法で説明義務があるので、すでに説明されているものと思いますが、住宅性能表示制度を受けているかどうか。
住宅性能表示制度を受けていると、確認申請のチェックの他もう1度チェックを受けていますので、信頼性が高まります。
偽装問題でも性能表示制度を受けているもので見逃しが報告されているのは私の知る限りでは1件のみです。
また、耐震等級が2また3ですと耐震基準に比べて優れていることが必要ですので、チェックも慎重に行われていると思いますので、より信頼性が高まります。
また、紛争になった場合低料金で公的機関が仲裁に入ってくれるのも住宅性能表示を受けておくメリットです。
2.確認申請をどこで取ったか、建設会社名や設計事務所と構造設計の担当者や監理(施工会社が図面通り造っているかどうかをチェックする建築士)建築士は誰だったかなどでしょうか。
国土交通省のホームページに偽造物件のリストがありますので、そこに元請の設計事務所、建設会社、建て主などの名も出ています。
何度も名前のでている企業でないことを確認した方がよいです。なお、検査機関については、ERIやイーホームズは検査機関の大手なので出ていてもしょうがないですが。
3.一概にこうだと決められる量ではないので、気休め程度の値となりますが、柱の太さや梁の高さ(せいといいます)や、鉄筋量などでしょうか? これについてはマスコミでいろいろ言われていますので、適切だと思う量は自分で調べてみてください。
4.耐震性というよりも遮音性に大きく影響しますので、界壁や床の構造と厚さは確認しておく方がよいです。
遮音性を求めるなら、壁なら150~180ミリ、床なら200ミリ前後は欲しいところです。後で騒音問題で泣かないように。
5.ちょっと難しくなりますが、柱と柱の間隔とその間に小梁が何本あるかなども聞いておくとよいと思います。
柱で囲まれた面積を小梁の本数で割った値が30m2以上あると、構造的にはあまり問題がないですが、ひび割れが発生しやすいです。
6.専門的すぎて、回答されても理解できないかもしれませんが、開口部(窓など)周りには亀裂が入りやすい部分ですので、この当たりの補強はどうやっているかどうか。
「人から聞いた話で、開口部周りはひび割れがおきやすいと聞いたのですが、どうやって補強していますか」等と質問して、話の内容がわかるかどうかよりも、相手がきちんと説明してくれるかどうかを見るとよいと思います。
7.構造担当者だけに聞ける問題ではないですが、偽装事件以降構造設計を行ったところとは無関係なところに売り主がチェックをしてもらっているケースも多いようです。売り主にはその点も聞くのもありかと。
8.よく言われるのに阪神淡路大震災では、ピロティ形式(1階が駐車場などになって壁の少ない構造型式)の建物や形状が複雑な建物に被害があったということがあります。
このような建物の場合、どのよう考えてに対処しているか。
9.一般に上階に行くほど支える重量が少なくなるので、柱は細くなり鉄筋は減ります。
この鉄筋は柱断面を減少させた階は被害が発生しやすいことがあるので(一応設計上検討はして、あまり変なことはないと思いますが)、どの階で変化させているかを聞いて、その階は避けた方が無難かもしれません。
10.品確法で構造上重要な部分と雨漏り関係については、10年間売り主に責任があることになっていますが、売り主が倒産してしまうと、保証はされなくなります(建設会社などには原則請求できないことになっています)。
構造とは関係ない問題ですが、売り主の経営状況などはよく調べておいた方がよいです。
とりとめのない話になりましたが、参考になれば。
詳しい回答をありがとうございます。
教えて頂いたポイントを念頭にセミナーに望んで触れられなかった点などを質問したいと思います。特に小梁の件、開口部の補強の件は参考になりました。
また気が付いた事がありましたら教えて頂けると幸いです。
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